Properties & Sights

構成資産・みどころ一覧

(バイエルン王ルートヴィヒ2世の宮殿群:ノイシュヴァンシュタイン城、リンダーホーフ城、シャッヘン城、ヘレンキームゼー城)

シャッヘン城

King's House on Schachen / Königshaus am Schachen
シャッヘン城
シャッヘン城は、バイエルン王ルートヴィヒ2世の命により、1869年から1872年にかけて建設された山岳離宮です。ドイツ南部のヴェッターシュタイン山塊の麓、標高約1,866mの高地に建てられ、バイエルン・アルプスを一望する壮大な景観の中に佇んでいます。外観はスイス風シャレー様式の素朴な木造建築ですが、上階にはオスマン帝国の宮殿に着想を得た豪華な「トルコの間」が設けられ、その異国情緒あふれる装飾が大きな特徴となっています。ルートヴィヒ2世は、この建物を高山の自然を楽しむための私的な隠れ家として利用しました。
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ノイシュヴァンシュタイン城

Neuschwanstein Castle / Schloss Neuschwanstein
ノイシュヴァンシュタイン城
ノイシュヴァンシュタイン城は、ドイツ南部・バイエルン地方の山あいに建つ19世紀の城です。バイエルン王ルートヴィヒ2世の命により1869年から建設が始まり、中世騎士文化やドイツの伝説世界への憧れを反映して築かれました。白い外壁と尖塔が印象的な姿は、まるで物語の世界のような景観として知られています。城内には、作曲家リヒャルト・ワーグナーのオペラ『ローエングリン』や『タンホイザー』などを題材にした装飾や壁画が多く取り入れられており、王の芸術への強い思いが感じられます。周囲にはアルプスの自然や湖が広がり、建築と自然が調和する風景も大きな魅力です。しかし、当時の莫大な建設費は周囲との対立を招き、1886年に王は精神異常を理由に廃位されます。王が長く暮らすことのなかったこの城は、その数奇な人生を今に伝える存在となっています。
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ヘレンキームゼー城

Herrenchiemsee New Palace / Neues Schloss Herrenchiemsee
ヘレンキームゼー城
ヘレンキームゼー城は、ドイツ南部のキーム湖に浮かぶヘレン島に建つ宮殿です。バイエルン王ルートヴィヒ2世が1873年に島を取得し、1878年から建設を開始しました。フランス王ルイ14世への深い敬愛から構想された宮殿で、フランスのヴェルサイユ宮殿を手本に設計されています。しかし、1886年にルートヴィヒ2世が死去したことで建設は中断され、当初計画された宮殿全体は完成に至りませんでした。現在見られる建物は完成した部分のみですが、内部には19世紀の高度な建築技術と豪華な芸術表現が取り入れられており、ルートヴィヒ2世の理想と美意識を今に伝えています。
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リンダーホーフ城

Linderhof Castle / Schloss Linderhof
リンダーホーフ城
リンダーホーフ城は、バイエルン王ルートヴィヒ2世がアルプスの山々に囲まれた静かな谷間に築いた宮殿です。ノイシュヴァンシュタイン城やヘレンキームゼー城と並ぶルートヴィヒ2世の代表的な建築であり、その中で唯一、王が生前に完成を見ることができた宮殿として知られています。宮殿は、フランス王ルイ14世のヴェルサイユ宮殿をはじめとする宮廷文化に着想を得て、18世紀フランスのロココ様式を取り入れて設計されました。また、周囲には幾何学的に整えられた庭園や噴水、ヴィーナスの洞窟、モロッコ館などの幻想的な施設が配置され、宮殿と庭園が一体となった壮麗な景観をつくり出しています。
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