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アスマラ:アフリカのモダニズム都市
Asmara: A Modernist African City
アワッシュ川下流域
Lower Valley of the Awash
ヴェゼール渓谷の装飾洞窟と先史遺跡
Prehistoric Sites and Decorated Caves of the Vézère Valley
ウルビーノの歴史地区
Historic Centre of Urbino
オーストラリアのゴンドワナ雨林
Gondwana Rainforests of Australia
「ゴンドワナ」は、かつて存在したといわれる巨大大陸の名称です。この大陸の分裂によって、現在の南アメリカ、アフリカ、オーストラリア、南極、インドなどの大陸が誕生したとされています。そのゴンドワナ大陸の活動の歴史を伝えるのが、オーストラリア東海岸、ニュー・サウス・ウェールズ州やクイーンズランド州にまたがる地域です。火山活動で生まれた山岳地域や世界最大級の多雨林帯が広がり、地球の進化の歴史や地質学的プロセスを伝える痕跡を残しています。たとえば、ツイード火山群など一連の火山は、地形進化の年代測定を可能にするという点で重要視されています。また、「世界で最も保存状態の良い浸食カルデラ」とされる浸食カルデラもこの地域にあり、その大きさや年代、中央の山塊の存在、カルデラ底の基盤岩への浸食などの際だった特徴で貴重な情報を提供しています。
カマグエイの歴史地区
Historic Centre of Camagüey
カンタベリー大聖堂、セント・オーガスティン修道院跡とセント・マーティン教会
Canterbury Cathedral, St Augustine's Abbey, and St Martin's Church
クレスピ・ダッダの企業都市
Crespi d'Adda
クレスピ・ダッダはイタリア北西部、ロンバルディア州にある街です。19~20世紀初頭、労働者の要求に応えるためにヨーロッパや北アメリカで「企業都市」が建設された動きの顕著な例となっています。街はクリストフォロ・ベニーニョ・クレスピが自身の繊維工場の労働者の住居地として設立し、息子のシルヴィオ・ベニーニョ・クレスピによって最終的な形が整えられました。快適な住居とサービスを提供することで、安定した労働力を維持し、労働争議を防ぐのが目的です。工場の生産性を上げるためには、より良い労働環境を整備する必要があるとの考えが彼らの根底にありました。街は、従業員に対する啓蒙的な実業家の哲学が反映された、当時の様相をよくとどめています。
ゲデオの文化的景観
The Gedeo Cultural Landscape
エチオピア高原東部の断崖に沿って広がるゲデオの文化景観は、地域社会が長い年月をかけて自然環境を抑制された中で最大限に活用する共生システムを考案してきたことを示す類いまれな例です。先住民ゲデオ族は長年にわたり、そして今もなお、「アグロフォレストリー(森林農業)」という文化的伝統を守っています。アグロフォレストリーは、同じ土地に樹木と農作物を植え、農業と林業を同時に行う手法です。この地域では、主要な食用作物エンセーテを巨木が覆い、さらにその下には主要な換金作物であるコーヒーなどの低木が植えられている様子が見られます。樹木を階層的に栽培し、作物の生育環境を確保しているのです。自然の生態系に近い、持続可能な土地利用ができる農法として注目を集めています。
コモエ国立公園
Comoé National Park
ザビードの歴史地区
Historic Town of Zabid
ザビードはイエメン西部、紅海沿いにある古都です。820年、反乱鎮圧のため、アッバース朝の総督だったムハンマド・イブン・ズィヤードがこの地に派遣されてきたことを機に発展しました。13~15世紀の最盛期には200以上のマドラサ(高等教育施設)やモスクが林立。イスラム学者により大きく発展していた科学などを学ぼうとする学生を世界中から受け入れました。今もザビードにはイエメン最多の86のモスクが集中しています。多くは簡素なレンガ造りですが、中には精巧な彫刻や漆喰の装飾が施されたものもあります。スークに囲まれた大モスクやマドラサなど、かつての名声を偲ばせる建造物が多数原型をとどめており、それがこの都市を卓越した考古学的・歴史的遺産にしているのです。
サラズム:原始都市遺跡
Proto-urban site of Sarazm
サラン・レ・バン大製塩所からアルケ・スナン王立製塩所までの天日塩生産所
From the Great Saltworks of Salins-les-Bains to the Royal Saltworks of Arc-et-Senans, the Production of Open-pan Salt
サロンガ国立公園
Salonga National Park
ジャー動物保護区
Dja Faunal Reserve
シンハラジャ森林保護区
Sinharaja Forest Reserve
スリランカ南西部の低地湿潤地帯に位置するシンハラジャ森林保護区は、スリランカで唯一残存する原生熱帯雨林です。尾根と谷が連なり、複雑な河川網が交差する、細長く起伏のある地形になっています。急峻な丘陵地帯でアクセスが困難なため、古来保護されてきた土地ですが、近年、周辺地域の開発が進んだ結果、森林は中世から現在までの間に約10分の1の規模にまで激減しているとも指摘されています。樹木の60%以上が固有種で、その多くが希少種です。スリランカには固有の植物830種が生息していますが、そのうち少なくとも139種がこの保護区内で確認されました。その中には椰子の一種であるロキソコッカス・ルピコラなど16の希少種が含まれています。
スカン・グアイ
SGang Gwaay
聖カトリーナ修道院地域
Saint Catherine Area
聖カトリーナ修道院は、エジプト北東部のシナイ半島南部、シナイ山(標高2285m)北麓にあるギリシア正教の修道院です。この山のふもとは、『旧約聖書』でモーセが神から「十戒」を授けられた場所とされ、古くからユダヤ教徒、キリスト教徒、イスラム教徒にとって宗教的に重要な意味を持つ聖地とされてきました。険しい山岳地帯の続く過酷な環境にもかかわらず、一帯には数多くの考古学的・宗教的遺跡やモニュメントがあり、巡礼者らにインスピレーションや心の平穏をもたらす景観を形成しています。初期キリスト教会では、辺境地に修道院共同体を設立して禁欲的な修道生活を送ることが広く行われましたが、聖カトリーナ修道院は、そうした修道院の中でも最も初期のものの一つです。今も修道士たちが静かな祈りの生活を続ける、世界最古のキリスト教修道院となっています。
タジキスタン国立公園(パミールの山脈)
Tajik National Park (Mountains of the Pamirs)
タジキスタン東部のパミール地域は、ユーラシア大陸最高峰の山脈が交わる場所で、「パミール・ノット(パミールの結び目)」と呼ばれます。プレート同士の衝突による巨大な地殻変動で隆起した、ヒマラヤやカラコルムなどの各山脈が、ここから放射状に広がっているのです。その中心に位置するのがタジキスタン国立公園です。ここは世界で最も地殻変動が活発な地域の一つで、地球表面の大きな変動はプレートの境界で起こるという「プレートテクトニクス理論」や大陸の沈み込み現象のまたとない研究の場になっています。また、頻繁に強い地震が発生することから人口密度が低く、マルコ・ポーロ・アルガリ羊やユキヒョウ、シベリア・アイベックスなど絶滅危惧種の哺乳類や鳥類の貴重な生息地にもなっています。
タラゴナの考古遺跡群
Archaeological Ensemble of Tarraco
テル・アビーブの近代都市ホワイト・シティ
White City of Tel-Aviv – the Modern Movement
トゥウェイフルフォンテーン(ツウィツァウス)
Twyfelfontein or /Ui-//aes
ピエモンテとロンバルディアのサクロ・モンテ群
Sacri Monti of Piedmont and Lombardy
サクロ・モンテ(聖山)とは、聖書の物語を描いた絵画や彫刻を収める聖堂を山の中に築き、それらを巡礼することで信仰を深める宗教施設群のことです。サクロ・モンテを築く運動は、エルサレムやパレスチナなど聖地に代わる祈りの場をヨーロッパにつくるのが目的で、15世紀から16世紀初頭にかけて始まりました。当時、イスラム勢力の急速な拡大で、巡礼者にとって聖地へのアクセスが困難になっていたことが背景にありました。北イタリアのピエモンテとロンバルディアにある9つのサクロ・モンテには、16世紀後半から17世紀にかけての建築的特色が残る教会群があり、キリスト教信仰のさまざまな様相が表現されています。これらは、丘陵、森林、湖といった周囲の自然と見事に調和した景観を作り上げており、その深い美しさを可能にした技法も高く評価されています。
ピエモンテのブドウ園の景観:ランゲ・ロエロとモンフェッラート
Vineyard Landscape of Piedmont: Langhe-Roero and Monferrato
フラーネカーのエイシンハ・プラネタリウム
Eisinga Planetarium in Franeker
北京と瀋陽の故宮
Imperial Palaces of the Ming and Qing Dynasties in Beijing and Shenyang
マックォーリー島
Macquarie Island
長さ34km、幅5kmの小島・マックォーリー島は、タスマニア島の南東約1,500km、オーストラリア大陸と南極大陸のほぼ中間に位置している海洋島です。インド・オーストラリアプレートと太平洋プレートの衝突で隆起して誕生しており、その地形は、地球表面の大きな変動はプレートの境界で起こるという「プレートテクトニクス理論」の研究に貴重な資料を提供しています。また、地球上で唯一、海底よりさらに6km下のマントルから噴出した枕状玄武岩などの岩石が海面上に露出している場所でもあります。海洋地殻と上部マントルの構造・組成のわかる断面が現れており、数億年にわたって作用してきた「海底拡大」と地殻変動のプロセスを読み取ることができます。
マントヴァとサッビオネータ
Mantua and Sabbioneta
メルカ・クントゥレとバルチット:エチオピア高原地域の考古学的・古生物学的遺産群
Melka Kunture and Balchit: Archaeological and Palaeontological Sites in the Highland Area of Ethiopia
エチオピア高原のアワッシュ川上流域にあるこの遺産群は、200万年前から人類の集団がこの地域に居住していたことを証明する先史時代の遺跡です。海抜約2,000mから2,200mにあり、地表の下は、河川による沖積堆積物と火山起源の堆積物が凝灰岩を挟んで堆積し、比較的連続した地層構造が形成されています。堆積物の下に埋もれた古景観の断片と動植物の化石から、更新世のエチオピア高地の高山生態系を復元することができます。考古学的に正確な年代測定ができる地層からは、ホモ・エレクトゥス、ホモ・ハイデルベルゲンシス、古代ホモ・サピエンスの化石が発見されています。これらは、人類が高地に居住し、低地の乾燥サバンナとは異なる高地の厳しい環境や気候条件に適応したことを示す最古の証拠の一つで、人類史の重要な段階を示すものとなっています。
レッド・ベイのバスク人捕鯨基地
Red Bay Basque Whaling Station