World Heritage Sites

アルゼンチン共和国 | 世界遺産一覧

(文化遺産)

ESMA 博物館と記憶の場:拘禁と拷問、虐殺のかつての機密拠点

ESMA Museum and Site of Memory – Former Clandestine Centre of Detention, Torture and Extermination
ESMA 博物館と記憶の場:拘禁と拷問、虐殺のかつての機密拠点
『ESMA 博物館と記憶の場:拘禁と拷問、虐殺のかつての機密拠点』は、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスに所在する旧海軍技術学校(ESMA)の敷地内に位置する旧士官宿舎です。ESMAは1928年から2004年まで使用されていました。アルゼンチンでは、1976年から1983年にかけて軍事独裁政権が続き、その間に国家主導によるゲリラ組織や左翼勢力への弾圧が行われました。この時代は「汚い戦争」とも呼ばれ、反政府的と見なされた活動家、ジャーナリスト、学生など、約3万人の市民が秘密裏に誘拐・殺害されたとされています。ESMAはその拠点のひとつであり、アルゼンチン海軍によって5,000人以上の人々が拘禁されたとされています。
地域: 南米 / 国名: アルゼンチン共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2023年 / 登録基準: (vi)
詳細ページを見る Arrow-right

グアラニのイエズス会布教施設群:サン・イグナシオ・ミニ、サンタ・アナ、ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロレト、サンタ・マリア・マヨール(アルゼンチン側)、サン・ミゲル・ダス・ミソンイス(ブラジル側)

Jesuit Missions of the Guaranis: San Ignacio Mini, Santa Ana, Nuestra Señora de Loreto and Santa Maria Mayor (Argentina), Ruins of Sao Miguel das Missoes (Brazil)
グアラニのイエズス会布教施設群:サン・イグナシオ・ミニ、サンタ・アナ、ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロレト、サンタ・マリア・マヨール(アルゼンチン側)、サン・ミゲル・ダス・ミソンイス(ブラジル側)
ブラジルとアルゼンチンの国境近くの熱帯林には、グアラニのイエズス会布教施設群が残っています。ここは、イエズス会宣教師が先住民であるグアラニ人と共同生活を送りながらキリスト教化を進めたレドゥクシオンの跡で、1983年に単独で世界遺産に登録されたブラジルのサン・ミゲル・ダス・ミソンイスには、1735年から1745年にかけて築かれたバロック様式の聖堂の一部が残っています。この施設は、イエズス会がグアラニ人をキリスト教化し、奴隷商人などから保護するために設けた伝道所の跡です。しかし、18世紀末にイエズス会が新大陸から撤退すると、伝道所は廃墟となりました。
地域: 南米 / 国名: アルゼンチン共和国, ブラジル連邦共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1983年 / 登録基準: (iv)
詳細ページを見る Arrow-right

ケブラーダ・デ・ウマウアカ

Quebrada de Humahuaca
ケブラーダ・デ・ウマウアカ
アルゼンチン北西端、アンデス山脈上に位置する「ケブラーダ・デ・ウマウアカ」は、グランデ川の浸食作用によって形成された、南北に約155kmにわたる渓谷です。アンデス高地の寒冷な高地砂漠高原から、温暖で湿潤な気候をもつフフイ渓谷まで広がるこの地には、1万年以上にわたり交易路として渓谷が利用されてきたことを示す遺跡が点在しています。 これらの遺跡には、先史時代の狩猟採集民および初期農耕社会(紀元前9000〜後400年)、大規模に組織化された農業社会(400〜900年)、繁栄した町や村(900〜1430年または1480年)、インカ帝国時代(1430年または1480〜1535年)、さらにはスペインによる町や村、教会(1535〜1810年)、アルゼンチン独立闘争(1810年〜20世紀)の痕跡が含まれています。
地域: 南米 / 国名: アルゼンチン共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2003年 / 登録基準: (ii)(iv)(v)
詳細ページを見る Arrow-right

コルドバのイエズス会管区教会堂と農園跡

Jesuit Block and Estancias of Córdoba
コルドバのイエズス会管区教会堂と農園跡
アルゼンチン中北部に位置するコルドバは、1573年にスペイン人が建設を始め、1615年からイエズス会の南米での活動拠点として栄えた地でした。38㏊に及ぶイエズス会地区と、その5つのエスタンシア(農業共同体)には、17世紀と18世紀に築かれた宗教建築と世俗建築が残されています。コルドバ市のイエズス会地区には、南米最古の大学である国立コルドバ大学、国立モンセラート中等学校、ラ・イエズス会管区教会堂、そして修道院が現存しています。
地域: 南米 / 国名: アルゼンチン共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (ii)(iv)
詳細ページを見る Arrow-right

ピントゥラス川のクエバ・デ・ラス・マノス

Cueva de las Manos, Río Pinturas
ピントゥラス川のクエバ・デ・ラス・マノス
アルゼンチン南部、パタゴニア地方のリオ・ピントゥラス渓谷には、紀元前11,000年頃から紀元後700年頃までの長期にわたって描かれ続けた壁画が残っています。遺産の中で最も特別な場所は、「手の洞窟」を意味するクエバ・デ・ラス・マノスと呼ばれる洞窟で、270メートルにわたって800以上の手形が岩壁を埋め尽くしています。この地域で今でも見られるラクダ科のグアナコなどの動物や、槍を持った人間、狩猟場面なども描かれています。考古学的調査により、この遺跡に最後に人が居住したのは紀元後700年頃で、パタゴニアに最初に定住したテウェルチェ族の祖先と考えられる人々が暮らしていたことが明らかになっています。
地域: 南米 / 国名: アルゼンチン共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1999年 / 登録基準: (iii)
詳細ページを見る Arrow-right

ル・コルビュジエの建築作品:近代建築運動への顕著な貢献

The Architectural Work of Le Corbusier, an Outstanding Contribution to the Modern Movement
ル・コルビュジエの建築作品:近代建築運動への顕著な貢献
フランスで活躍した近代建築家ル・コルビュジエの建築作品のうち、日本を含む3大陸7ヵ国に点在する17の資産が、2016年に世界で初めて「トランス・コンチネンタル・サイト」として世界遺産に登録されました。これら建築作品は、建築史上初めて、ある近代建築の概念が地球規模で広がり、実際に実践されたことを証明するものです。ル・コルビュジエは20世紀を代表する建築家の1人で、「住宅は住むための機械である」という言葉に象徴されるように、機能主義の建築家として近代建築運動を推進しました。彼は、建築の際の基準となる「モデュロール」や「近代建築の五原則」、「ドミノ・システム」などの重要な概念を次々と打ち出し、過去の伝統的な建築家たちと決別を図ったのです。
詳細ページを見る Arrow-right