World Heritage Sites

オーストラリア連邦 | 世界遺産一覧

(自然遺産)

オーストラリアのゴンドワナ雨林

Gondwana Rainforests of Australia
オーストラリアのゴンドワナ雨林
「ゴンドワナ」は、かつて存在したといわれる巨大大陸の名称です。この大陸の分裂によって、現在の南アメリカ、アフリカ、オーストラリア、南極、インドなどの大陸が誕生したとされています。そのゴンドワナ大陸の活動の歴史を伝えるのが、オーストラリア東海岸、ニュー・サウス・ウェールズ州やクイーンズランド州にまたがる地域です。火山活動で生まれた山岳地域や世界最大級の多雨林帯が広がり、地球の進化の歴史や地質学的プロセスを伝える痕跡を残しています。たとえば、ツイード火山群など一連の火山は、地形進化の年代測定を可能にするという点で重要視されています。また、「世界で最も保存状態の良い浸食カルデラ」とされる浸食カルデラもこの地域にあり、その大きさや年代、中央の山塊の存在、カルデラ底の基盤岩への浸食などの際だった特徴で貴重な情報を提供しています。
地域: オセアニア / 国名: オーストラリア連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1986年 / 登録基準: (viii)(ix)(x)
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オーストラリアの哺乳類の化石保存地区

Australian Fossil Mammal Sites (Riversleigh / Naracoorte)
オーストラリアの哺乳類の化石保存地区
オーストリア大陸は、かつて存在したと考えられているゴンドワナ大陸から分裂してできた大陸で、数億年前は森と湖が広がる場所で、そこに生息する動物は巨大だったことが分かっています。太古に生息していた動植物は、大陸が他の地域から切り離されたために、独自の進化を遂げていきました。オーストラリア南部のナラコートと北部のリヴァーズレーでは、哺乳類の進化に関わる重要な化石が数多く発掘されており、最古のものは約1,000万~3,000万年前にまでさかのぼります。
地域: オセアニア / 国名: オーストラリア連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1994年 / 登録基準: (viii)(ix)
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ガリ

K’gari
ガリ
オーストラリア大陸の東海岸にある南北約120kmにわたる世界最大の砂の島です。大陸の東部にあるグレート・ディヴァイディング山脈から風化で削られた砂が飛んできて堆積して形成されました。砂丘は海鳥たちの生息地となり、鳥たちにより運ばれた種子が芽吹いて成長し、森が広がり安定した台地となりました。この島にはアボリジナル・ピープルの人々が約4万年前に初めて居住したと考えられています。先住民バジャラ族は、島を「天国」という意味の「ガリ」と呼びました。19世紀半ばに木材資源が豊富にあることが知られ、それを目的とするヨーロッパ人が大挙して来島しました。20世紀になると製材所や鉄道なども造られ、島の自然は荒廃していきましたが、1991年に伐採が全面的に停止されました。また、1976年には採掘も終了し、環境回復が進められています。
地域: オセアニア / 国名: オーストラリア連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1992年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)
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クイーンズランドの湿潤熱帯地域

Wet Tropics of Queensland
クイーンズランドの湿潤熱帯地域
オーストラリア北東部の海岸沿いに広がる約89万㏊の大半が熱帯雨林に覆われた地域です。熱帯雨林と沖合に広がるサンゴ礁「裾礁」が織りなす珍しい景観がみられます。カンガルーに代表されるオーストラリア固有の有袋類ほとんどが熱帯雨林に起源を持っており、2億年前のシダ植物から始まる植物の進化がみられます。また、5,000万年前から1億年前にオーストラリア大陸と南極大陸の一部を覆っていたゴンドワナ大陸時代の森林の名残が残っています。
地域: オセアニア / 国名: オーストラリア連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1988年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)(x)
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グレート・バリア・リーフ

Great Barrier Reef
グレート・バリア・リーフ
グレート・バリア・リーフは、オーストラリアの北東部の海岸沿いに広がる世界最大級のサンゴ礁です。全長は約2,300km、面積約35万㎢もの大きさで、多くのサンゴや魚類などが生息しており、一帯は先住民アボリジナル・ピープルの漁場となっていました。1770年に探検家のジェームズ・クックがここで座礁したことから、その存在が知られるようになり、20世紀に入ってから本格的な調査が行われるようになりました。ここはサンゴ礁がまさに「バリア」となって外敵から守られているため、多くの海洋生物の安住の地であり、絶滅危急種のジュゴンやウミガメ類が生息しています。
地域: オセアニア / 国名: オーストラリア連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1981年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)(x)
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シャーク湾

Shark Bay, Western Australia
シャーク湾
『シャーク湾』は、オーストラリア西岸の陸地と海域からなり、2万2,000㎢にもわたる広大な面積が世界遺産に登録されています。陸地と半島によって「W」のような形をした海岸線が延び、内湾には干潟やマングローブ林、外湾には岩礁や断崖が広がっています。この場所には世界最大級の海草藻場が存在し、世界的に絶滅の危機に瀕している多くの動植物の住処となっています。また、アオウミガメやアカウミガメなどの貴重な営巣地であり、世界有数のジュゴンの生息地ともされています。そのほかクジラやバンドウイルカ、マンタ、サメ、エイなども見ることができます。
地域: オセアニア / 国名: オーストラリア連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1991年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)(x)
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ニンガルー・コースト

Ningaloo Coast
ニンガルー・コースト
オーストラリア西海岸に位置し、東インド洋沿岸と乾燥した海岸が美しい陸と海の景観を構成しています。海洋と陸地を合わせて約70万㏊の広大なエリアに、海洋部には大陸棚や沿岸のサンゴ礁「裾礁」などがあり、陸上部は乾燥地帯のケープレンジ半島のほか、カルスト地形や地下洞窟、張り巡らされた地下水路があります。そのような多様な自然環境が、海洋、陸上の生物多様性の豊かさを支えています。
地域: オセアニア / 国名: オーストラリア連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2011年 / 登録基準: (vii)(x)
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ハード島とマクドナルド諸島

Heard and McDonald Islands
ハード島とマクドナルド諸島
ハード島とマクドナルド諸島は、オーストラリア西部のパースから南西に約4,100㎞、南極大陸からは北に約1,700㎞の場所に浮かぶ島々です。登録範囲の総面積は約6,589㎢におよび、そのうち陸地は5%強にあたる約370㎢のみで、残りの大部分は海域が占めています。陸地はケルゲレン海台が海面上に露出して形成された、極めて孤立した火山性の島嶼群です。絶海の孤島であり、気候条件も非常に厳しいことから、人間の手がほとんど入っていません。事実上外来種が存在しないことから、原初的な島嶼生態系の広がる貴重な環境となっています。
地域: オセアニア / 国名: オーストラリア連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1997年 / 登録基準: (viii)(ix)
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パーヌルル国立公園

Purnululu National Park
パーヌルル国立公園
西オーストラリア州の北東端に近い地域に立地する約24万㏊の規模を持つ自然保護区です。その立地からアクセスが比較的困難なため、最近までオーストラリアでもあまり知られていませんでしたが、その並外れた自然美で国際的に認知されるようになりました。公園中央に位置する「バングル・バングル」と呼ばれる奇岩はその象徴とも言えるもので、縞模様の蜂の巣のような形状を持つ円錐状の岩が立ち並ぶ光景が見られます。「バングル・バングル」とは現地のアボリジナルピープルの言葉で「砂岩」という意味を持ち、シアノバクテリアの生物学的作用によって形成された砂岩層が、堆積作用と風化作用によって黒とオレンジの縞模様を織りなしています。他にも様々な形状を持つ奇岩や崖が多く点在しており、公園の砂岩カルスト地形はその形成過程を示すものとして地質学的に貴重な価値を持つ存在となっています。
地域: オセアニア / 国名: オーストラリア連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2003年 / 登録基準: (vii)(viii)
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ブルー・マウンテンズ地域

Greater Blue Mountains Area
ブルー・マウンテンズ地域
ブルー・マウンテンズは、シドニーから西へ約120kmに位置するグレートディヴァイディング山脈東部の一部で、南北約100kmの山岳地帯です。約3億年前以降の堆積岩からなる台地に深さ700mもの渓谷が刻まれ、厚い砂岩層や石炭層が見られます。標高1300mほどの峰々は、この地域一帯に自生するユーカリ林から揮発した油分が太陽光を反射することで青く霞んで見えることがあり、これが「ブルー・マウンテンズ」の名の由来となっています。この地域には世界のユーカリの約13%にあたる90種以上が生育し、そのうち12種はシドニーの砂岩地域にのみ生育しているといわれています。その他にも数百の固有種や絶滅危惧種といった貴重な植物が自生しています。こうした多様な植物群によって400種以上の脊椎動物(うち約40種は絶滅危惧種)の生息地にもなっており、中にはカモノハシやハリモグラといったおなじみの動物もこの地域に生息しています。
地域: オセアニア / 国名: オーストラリア連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (ix)(x)
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マックォーリー島

Macquarie Island
マックォーリー島
長さ34km、幅5kmの小島・マックォーリー島は、タスマニア島の南東約1,500km、オーストラリア大陸と南極大陸のほぼ中間に位置している海洋島です。インド・オーストラリアプレートと太平洋プレートの衝突で隆起して誕生しており、その地形は、地球表面の大きな変動はプレートの境界で起こるという「プレートテクトニクス理論」の研究に貴重な資料を提供しています。また、地球上で唯一、海底よりさらに6km下のマントルから噴出した枕状玄武岩などの岩石が海面上に露出している場所でもあります。海洋地殻と上部マントルの構造・組成のわかる断面が現れており、数億年にわたって作用してきた「海底拡大」と地殻変動のプロセスを読み取ることができます。
地域: オセアニア / 国名: オーストラリア連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1997年 / 登録基準: (vii)(viii)
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ロード・ハウ群島

Lord Howe Island Group
ロード・ハウ群島
ロード・ハウ群島は、シドニーの北東約700㎞のタスマン海に浮かぶ大小28の島々です。約700万年前に起きた地殻変動によって巨大な楯状火山が誕生し、その後、海による浸食が進んで陸地の90%が削られ、現在の群島の姿が残りました。群島には105種の島固有の植物が生息しており、最も大きなロード・ハウ島の南西部には世界最南端とされるサンゴ礁が広がっています。この地は海鳥の重要な繁殖地でもあり、飛べない鳥として知られるロードハウクイナなどが生息しています。そのような環境を保つため、陸地の約75%は公園保護区として管理されています。
地域: オセアニア / 国名: オーストラリア連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1982年 / 登録基準: (vii)(x)
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