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デンマーク王国 | 世界遺産一覧

(自然遺産)

イルリサット・アイスフィヨルド

Ilulissat Icefjord
イルリサット・アイスフィヨルド
ンマーク領グリーンランド西海岸、北極圏から北へ250kmに位置するイルリサット・アイスフィヨルドは、セルメク・クジャレク氷河とフィヨルドから成っています。セルメク・クジャレク氷河は、約1万年前に終わった最後の氷河期に形成されました。標高1,200mの地点から海までつながっており、氷河は1日あたり40m移動し、世界で最も動きが活発な氷河の1つに数えられます。この氷河から分離する氷は毎年40k㎥にもなり、南極大陸以外では最大量です。100年以上前に起きたタイタニック号の沈没事故は、ここから大西洋へ流れ出た氷山と衝突したのではないかという見立てが有力視されているようです。
地域: ヨーロッパ / 国名: デンマーク王国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2004年 / 登録基準: (vii)(viii)
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ステウンスの崖壁

Stevns Klint
ステウンスの崖壁
デンマークのシェラン島中東部にある海岸沿いに高さ41mの白亜質の崖壁が15㎞も続いています。地球の生命史における隕石衝突の影響を証明する世界的にも卓越した証拠を持つ場所です。この遺産は、約6500万年前の白亜紀末期にメキシコのユカタン半島の沖合にチクシュルーブ隕石が衝突した証拠を表しています。隕石の衝突の際に巻き上げられた灰が多く離れたステウンスにも降り積もり、滅びた動植物の化石が完全な形で残る地層が発見されました。この出来事が恐竜時代の終焉を引き起こしたと広く信じられています。この場所は、小惑星によって恐竜などの大量絶滅が引き起こされたという根本理論を築いた、ルイス・W・アルバレスと息子ウォルターらによる研究が行なわれた3つの場所の中で最も重要でアクセスしやすい場所となっており、その科学的意義は非常に高いものです。この遺産は、科学への過去、現在、そして未来の貢献という観点でも極めて重要であり、その価値を世界中の人々に伝えています。
地域: ヨーロッパ / 国名: デンマーク王国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2014年 / 登録基準: (viii)
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ムンス・クリント

Møns Klint
ムンス・クリント
デンマーク南東部にあるムン島の東端部には、全長約6kmにも渡る白亜の崖「ムンス・クリント」(デンマーク語で「ムン島の崖」)が延びています。ここでは、ヨーロッパ北部における最終氷期(約11万7,000年前〜約1万1,750年前)に氷河の力によって地層が大きく変化した地形を見ることができます。ムンス・クリントの断崖には、約7,000万年前に堆積した白亜紀のチョーク(石灰岩)や、第四紀の堆積物が氷河の巨大な圧力で押し上げられ、氷河の進退によって褶曲や断層運動が繰り返されたことが明瞭に現れています。また、氷河の後退時に削り出された砂や礫が堆積して丘や細長い峰のような形になった地形や、砂礫を多く含む氷塊が溶け出して形成されたケトルホールと呼ばれる窪地など、多様な氷河地形が見られます。断崖には黒いフリントの層が繰り返し沿岸ではバルト海による浸食が現在も進行しており、そのペースは年間約30cmと非常に速い速度で続いています。
地域: ヨーロッパ / 国名: デンマーク王国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2025年 / 登録基準: (viii)
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ワッデン海

Wadden Sea
ワッデン海
ワッデン海はヨーロッパ北西部の北海沿岸に広がる世界最大級の干潟で、オランダのワッデン海保全地域、ドイツのワッデン海国立公園、デンマークのワッデン海海洋保護区の3カ国の保護区で構成されています。2009年にオランダ、ドイツの保護区が登録され、2014年にデンマークの保護区が追加登録されました。海岸沿いの湿地帯では、潮の干満によって砂州やエスチュアリー(三角江)、干潟、塩性湿地など多様な地形が形成され、様々な動植物にとって重要な生息地となっています。
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