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マリ共和国 | 世界遺産一覧

アスキア墳墓

Tomb of Askia
アスキア墳墓
マリ共和国の南東部ガオには、高さ17mもあるピラミッド型をしたアスキア墳墓が残っています。これは1495年、かつてニジェール川流域を中心に繁栄したソンガイ帝国の時代に造営されたもので、ガオはその都でした。この帝国を治めていたアスキア・モハメド王は、信心深いイスラム教徒で、後にイスラム教を国教に定めました。アスキア・モハメド央の泥を固めてつくられている墳墓は、丸みを帯びた形が特徴で、西アフリカのサヘル地域特有の建築様式を代表する建造物です。15世紀から16世紀にかけて、同帝国は岩塩と金を中心としたサハラ交易を掌握しましたが、これはその時代の栄華を物語るものだとも言えます。付近一帯には墳墓のほか、平屋根の2つのモスク、共同墓地、野外集会所も残存します。2012年、地域紛争の勃発による破壊などを理由に、危機遺産リストに登録されました。
地域: アフリカ / 国名: マリ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2004年 / 登録基準: (ii)(iii)(iv)
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ジェンネの旧市街

Old Towns of Djenné
ジェンネの旧市街
サハラ砂漠以南のアフリカで最も古い街の一つであるジェンネ。ここは、アフリカ第三の大河であるニジェール川と、その支流のバニ川に挟まれた内陸のデルタ地帯に広がる街です。この街の起源は、紀元前3世紀頃に漁労民・ボゾ族が築いた集落にあるとされ、「ジェンネ」とは、彼らの言葉で「水の精霊」を意味します。14~16世紀のマリ帝国やソンガイ帝国の時代には、多くのイスラム商人が行き来する交易都市としてトンブクトゥと共に発展しました。取引されたのは、岩塩、金、さらには奴隷など、多岐に渡りました。
地域: アフリカ / 国名: マリ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1988年 / 登録基準: (iii)(iv)
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伝説の都市トンブクトゥ

Timbuktu
伝説の都市トンブクトゥ
現在はマリ共和国の地方都市に過ぎないトンブクトゥですが、かつては「黄金の都」と称えられ、ヨーロッパではその栄華が伝説となるほどの繁栄を極めました。元々は遊牧民トゥアレグ族の宿営地だったトンブクトゥは、13世紀、マリ帝国の時代に金や岩塩の交易地として栄え、16世紀にはソンガイ帝国の支配下で最盛期を迎えます。しかし、ヨーロッパ人が大西洋岸航路を発達させたことで地域の情況は変わり、また、1591年にサハラの塩床をめぐる紛争が引き金となってモロッコ軍に占領されるなどして、次第にトンブクトゥは衰退の道をたどります。19世紀には、黄金伝説を信じた探検家がヨーロッパから訪れますが、すでに荒廃していました。
地域: アフリカ / 国名: マリ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1988年 / 登録基準: (ii)(iv)(v)
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バンディアガラの断崖

Cliff of Bandiagara (Land of the Dogons)
バンディアガラの断崖
マリ共和国、サハラ砂漠南端に位置する『バンディアガラの断崖』は、ニジェール川に面した500mの高さの崖が約150㎞も連なります。砂岩の台地、断崖、平野にはドゴン族の集落が点在し、登録範囲には289の村があります。サンガ村とその周辺では13万人、マリ国内全体では約70万人が暮らしています。特に、断崖に張り付くように建てられた民家や穀物倉は非常にユニークな景観です。ドゴン族は15世紀以降、この地に住み着くようになりました。彼らは、すべての源である「アンマ」という神を信仰し、独自の神話に基づいた生活を営んでいます。
地域: アフリカ / 国名: マリ共和国 / 分類: 複合遺産 / 登録年: 1989年 / 登録基準: (v)(vii)
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