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オマーン国 | 世界遺産一覧

(文化遺産)

アフラージュ-オマーンの灌漑システム

Aflaj Irrigation Systems of Oman
アフラージュ-オマーンの灌漑システム
アフラージュとは、井戸の底を横穴でつなげた灌漑システムのことです。そのもととなるファラジ(アフラージュはファラジの複数形)はオマーンに約3,000あると言われています。その歴史は古く、紀元前2500年頃から存在していたという説もあります。アフラージュでは地下水や地表水などの限られた水資源が収集され、家庭用およびナツメヤシを含めた農業用水として公平に分配されました。その際、日時計などで各水路に水を流す時間を管理していました。このあたりは年間降水量が非常に少ないため、水の分配は命に関わることでした。先人たちの知恵により造られたこれらの灌漑施設は、今でも現役で稼働しており、重要な役割を果たしています。
地域: 西・南アジア / 国名: オマーン国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2006年 / 登録基準: (v)
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カルハットの古代都市

Ancient City of Qalhat
カルハットの古代都市
オマーンの東海岸に位置するカルハットは、11~16世紀にかけてのホルムズ王国の主要港として栄えた都市です。都市は二重の壁で囲われており、城壁の外には共同墓地も存在していました。アラビア半島東岸沿いの重要な港として、インドと東アジア、東南アジア、そしてアラビア半島を結ぶ貿易の中心地として機能していました。ナツメヤシや真珠、馬や香料といった交易品を輸出することにより潤いましたが、ポルトガルの攻撃を受けた後、16世紀に放棄されました。
地域: 西・南アジア / 国名: オマーン国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2018年 / 登録基準: (ii)(iii)
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乳香の大地:交易路と関連遺跡群

Land of Frankincense
乳香の大地:交易路と関連遺跡群
乳香とは、カンラン科の樹木から採取された樹脂を固めたものです。ミルクのような乳白色が特徴的なことから乳香と呼ばれており、フランキンセンスとも言います。なんと紀元前1000年頃から、金と同程度の価値があるとされ、最高級の香料として珍重されていました。オマーン南部のドファール地方はその乳香の世界最大の産地として知られ、乳香貿易で栄えました。構成資産としては4つ存在し、これらは卓越した南アラビア文明の証拠として今も厳重に保全されています。
地域: 西・南アジア / 国名: オマーン国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (iii)(iv)
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バット、アル・フトゥム、アル・アインの考古遺跡

Archaeological Sites of Bat, Al-Khutm and Al-Ayn
バット、アル・フトゥム、アル・アインの考古遺跡
オマーン北部、ハジャル山脈のアフダル山地には、前期青銅器時代にあたる紀元前3千年紀頃の集落と墓地遺跡群が残ります。1972年にデンマークの調査隊が発見し、同時代の集落・墓地遺跡としては、世界で最も完全かつ保存状態の良い遺跡群のひとつとされています。これらの遺構は、この地域で繁栄したマガン国と関連があるものとみられていますが、マガン国の人々がどこから来て、どのような系統に属する民族なのかは今でも詳しくはわかっていません。ただ、メソポタミア文明のアッカド帝国の記録によれば、マガン国は産出した銅をメソポタミアやインダス川流域に供給することで富を得ていました。記録があることからも、両文明とつながりのあった重要な国であったということがわかります。
地域: 西・南アジア / 国名: オマーン国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1988年 / 登録基準: (iii)(iv)
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バフラの砦

Bahla Fort
バフラの砦
「バフラの砦」とは、オマーン北部のアフダル山麓に位置する、同国最大級の砦です。オマーン地方では、6世紀から7世紀頃にアラブ人のアズド族が支配し、外敵の侵入から街を守るために徐々に砦が作られていきました。外敵とは、海を渡ってくるペルシア人や砂漠の遊牧民であるベドウィンを指し、彼らの攻撃に耐えるためにアスワールという避難小屋や、スールという小規模な砦が数多く作られました。このスールが徐々に大規模化し、その中でも最大級のものがオアシス都市であったバフラの砦です。12世紀半ばから15世紀末にかけては、この地をバヌ・ネブハン族が支配しており、日干しレンガで砦を増改築していき、16世紀には現在の姿になったと言われています。このようにして、あまりにも多くの城塞がオマーン地方に存在したため、「千一の城塞の国」と呼ばれました。
地域: 西・南アジア / 国名: オマーン国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1987年 / 登録基準: (iv)
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