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ポルトガル共和国 | 世界遺産一覧

アゾレス諸島の港町アングラ・ド・エロイズモ

Central Zone of the Town of Angra do Heroismo in the Azores
アゾレス諸島の港町アングラ・ド・エロイズモ
ポルトガル本土から飛行機で約2時間半、北大西洋に浮かぶアゾレス諸島は9つの島から成る火山群島です。15世紀初頭にポルトガル人が発見し、植民地としました。この群島の中心部、テルセイラ島にある「アングラ・ド・エロイズモ」は、大航海時代に、欧州と新大陸、アフリカ西海岸とを行き交う船の寄港地として栄えた港湾都市です。ここは、天然の港に恵まれ、航海に欠かせない真水の供給が可能であったこと、防御に最適な環境であることなど、港湾都市としての要素を備えていました。そして、戦略的にも有利なロケーションにあったことから、19世紀に蒸気船が登場するまで、新大陸への中継地として発展しました。
地域: ヨーロッパ / 国名: ポルトガル共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1983年 / 登録基準: (iv)(vi)
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アルコバサの修道院

Monastery of Alcobaça
アルコバサの修道院
ポルトガルの首都リスボンの北にある『アルコバサの修道院』は、ポルトガルにおける初期ゴシック様式最大のシトー会修道院です。1143年にポルトガル初代国王に即位したアフォンソ1世は、1152年にはアルコバサ周辺の開拓を委任する形で、シトー会へ一帯の土地を譲渡します。これには、当時キリスト教世界で力をつけ始めたシトー会の聖ベルナールから支援を得たいというアフォンソ1世の目論見があったと言われています。修道院の建設は1178年に開始されました。
地域: ヨーロッパ / 国名: ポルトガル共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1989年 / 登録基準: (i)(iv)
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アルト・ドウロのワイン生産地域

Alto Douro Wine Region
アルト・ドウロのワイン生産地域
ポルトガル北部の港湾都市ポルトから北に100㎞ほどのドウロ川上流に位置するアルト・ドウロ地域では、2,000年前から伝統的な方法でワインが醸造されています。ここは、夏は暑く冬は寒冷で雨量が少ないという気候です。その自然環境がワインのブドウ栽培に適していました。何世紀にもわたり、起伏の激しい傾斜地にブドウの苗木を植えるための場所が整備され、さまざまな工夫を重ねて段々畑が築かれてきました。アルト・ドウロ地域は、広大な段々畑と、村々に点在するワイナリーや教会、道路など住民の暮らしも溶け込んで、唯一無二の景観を生み出しています。
地域: ヨーロッパ / 国名: ポルトガル共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2001年 / 登録基準: (iii)(iv)(v)
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エヴォラの歴史地区

Historic Centre of Évora
エヴォラの歴史地区
なだらかな平原にコルク樫やオリーブの木が点在するアレンテージョ地方の中心都市、エヴォラ。紀元前2世紀から人が暮らしてきたとされるエヴォラの旧市街は、二重の城壁に囲まれています。ここには2000年におよぶ歳月のなかで築かれた各時代の多彩な建造物が残されており、「博物館都市」の異名も持ちます。コリント式柱頭が印象的なディアナ神殿や水道橋は、ローマ帝国時代からこの街が発達していたことを示すものです。また、イスラム教徒に支配された時代の城門やモーロ人街跡も残っています。 
地域: ヨーロッパ / 国名: ポルトガル共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1986年 / 登録基準: (ii)(iv)
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ギマランイスの歴史地区とコウルス地区

Historic Centre of Guimarães and Couros Zone
ギマランイスの歴史地区とコウルス地区
ポルトガル北西部の古都ギマランイスは、「国家発祥の地」と称されています。ここは、1143年に成立したポルトガル王国の初代国王アフォンソ1世の出生地であり、国民的アイデンティティと言語が確立した時代に深く関わる場所です。旧市街には、ギマランイス城やブラガンサ公爵館など、同国の歴史を象徴する建造物が保存されています。ゴシック様式やマヌエル様式など、さまざまな時代の建築様式が混在するノッサ・セニョーラ・ダ・オリヴェイラ教会は、10世紀に設立された修道院を前身としています。この修道院を守るために建てられた要塞は、後のギマランイス城となりました。また、ギマランイスで中世に開発された花崗岩と木を組み合わせたユニークな建築様式は、アフリカや当時植民地であったブラジルにも伝わりました。2023年には、皮革産業が多く営まれたコウルス地区まで登録範囲が拡大しました。
地域: ヨーロッパ / 国名: ポルトガル共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2001年 / 登録基準: (ii)(iii)(iv)
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コインブラ大学:アルタとソフィア

University of Coimbra – Alta and Sofia
コインブラ大学:アルタとソフィア
ポルトガル中部に位置するコインブラは、リスボン、ポルトに次いで、同国第3の都市です。この街にはヨーロッパで最も古く設立された大学のひとつであるコインブラ大学があります。同大学は、教皇ニコラウス4世の認可のもと、1290年にディニス王の勅令でリスボンに創設されました。司教座付属学校を起源とし、ポルトガル最古の伝統を誇ります。大学は、リスボンにあった時期もあれば、コインブラに移った時期もあり、両都市の間で何度か行き来しましたが、1537年にはコインブラに定着し、アルカソヴァ宮殿に置かれました。700年以上の歴史をもつコインブラ大学は、ポルトガルの植民地の教育機関にも影響を与え、さまざまな学術分野に貢献してきました。
地域: ヨーロッパ / 国名: ポルトガル共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2013年 / 登録基準: (ii)(iv)(vi)
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国境防衛都市エルヴァスとその要塞群

Garrison Border Town of Elvas and its Fortifications
国境防衛都市エルヴァスとその要塞群
ポルトガルのアレンテージョ地方、平野を見下ろす丘陵上にあるエルヴァスは、人口数万人の穏やかな街です。ここは、スペインとの国境近くに位置し、古来、軍事上の要地として知られていました。大掛かりな要塞化が進められたのは17世紀に入ってからで、特に、独立をかけたスペインとの戦争において重要拠点となりました。さまざまな軍事施設が建設され、世界最大級の空堀と稜堡という防御構造を持つ街へと変貌していきました。後には、ナポレオン軍との戦闘の舞台にもなりました。構成資産のひとつでもあるアモレイラ水道橋は、全長が7㎞あり、イベリア半島最長です。要塞が長期間の包囲攻撃に耐えるために、水の供給は最重要課題となっていました。
地域: ヨーロッパ / 国名: ポルトガル共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2012年 / 登録基準: (iv)
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シントラの文化的景観

Cultural Landscape of Sintra
シントラの文化的景観
リスボンの北西約20kmに位置するシントラは、夏は涼しく冬も温暖な気候に恵まれ、紀元前5000年頃には人々が住み始めました。12世紀半ば、初代ポルトガル国王アフォンソ1世がリスボンをイスラム教徒から奪回したことにより、シントラもキリスト教徒の街へと変化していきます。以来、代々のポルトガル王族がこの地に離宮を置き、18〜19世紀にかけては、イギリスの富豪たちも次々と別荘を建設しました。
地域: ヨーロッパ / 国名: ポルトガル共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1995年 / 登録基準: (ii)(iv)(v)
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トマールのキリスト騎士団の修道院

Convent of Christ in Tomar
トマールのキリスト騎士団の修道院
首都リスボンの北東、サンタレン県にあるトマール。ここは4年に一度開催される「タブレイロスの祭り」というポルトガル最大の祭りで有名です。トマールの街は、十字軍に参加したテンプル騎士団が12世紀半ばにポルトガル王からこの地を与えられたことに始まります。丘の頂上に佇む「トマールのキリスト騎士団の修道院」は、レコンキスタの象徴として設計され、1160年頃から5世紀にもわたって建設されました。三大騎士団の一つであったテンプル騎士団は、後にフランス王による弾圧で解散させられますが、ポルトガルは彼らを擁護し、14世紀にキリスト騎士団として再編されました。
地域: ヨーロッパ / 国名: ポルトガル共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1983年 / 登録基準: (i)(vi)
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バターリャ修道院

Monastery of Batalha
バターリャ修道院
バターリャの修道院は、ポルトガルの歴史において最も重要な出来事の記憶を刻む場所です。「バターリャ」とは「戦い」を意味します。1385年、王位継承問題で攻め入ってきた大国カスティーリャ王国軍に、ジョアン1世率いるポルトガル軍は奇跡的に勝利し、危機にあった国の独立を守りました。ジョアン1世は、戦いに赴く前に聖母マリアに戦勝祈願の祈祷をしたので、この度の勝利は聖母マリアのおかげだと感謝しました。そこで、これを記念して戦場の近くに建設されることになったのが、バターリャの修道院です。これはドミニコ会に寄贈され、「勝利の聖母マリア修道院」という正式名をもちます。着工されたのは1388年でした。
地域: ヨーロッパ / 国名: ポルトガル共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1983年 / 登録基準: (i)(ii)
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ピーコ島のブドウ栽培の景観

Landscape of the Pico Island Vineyard Culture
ピーコ島のブドウ栽培の景観
リスボンから西に1,500㎞の北大西洋にあるアゾレス諸島。この中で2番目に大きな火山島であるピーコ島は、種子島ほどの面積です。この島には、伝統的な農法で築かれたブドウ園が西側の海岸沿いに広がっていますが、大きな特色は、それが石垣によって形成されていることです。約6m×3mの長方形に区切られた石垣が何千も密集しており、各区画にワイン用のブドウが植えられています。これらの石垣には、大西洋の潮風からブドウの苗木を保護し、また、畑の温度を維持する効果があります。
地域: ヨーロッパ / 国名: ポルトガル共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2004年 / 登録基準: (iii)(v)
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ブラガのボン・ジェズス・ド・モンテ聖域

Sanctuary of Bom Jesus do Monte in Braga
ブラガのボン・ジェズス・ド・モンテ聖域
ポルトガル北部にあるブラガは、祈りの街とも言われます。この街を一望できるエスピーニョ山の斜面に位置する「ボン・ジェズス・ド・モンテ聖域」は、キリスト教徒にとっての聖地エルサレムを想起させる文化的景観です。この世界遺産は、イエスの受難とその意味を表現した聖なる山の景観と、さまざまな建造物から成ります。カトリック教会は、宗教改革への対策を探った16世紀のトリエント公会議で、聖山(サクロ・モンテ)を造営する運動を推進しましたが、この聖域はそれを実現したものです。
地域: ヨーロッパ / 国名: ポルトガル共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2019年 / 登録基準: (iv)
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ポルトの歴史地区、ルイス1世橋とセラ・ド・ピラール修道院

Historic Centre of Oporto, Luiz I Bridge and Monastery of Serra do Pilar
ポルトの歴史地区、ルイス1世橋とセラ・ド・ピラール修道院
ドウロ川の河口に位置するポルトは海洋通商の中心地として発展したポルトガル第2の都市です。15世紀には大航海時代を導いたエンリケ航海王子の海外進出を支援しました。ポルトには12世紀以来、ポルトガル経済を支えた商人たちが築いた数多くの建造物が残っています。建造物にはロマネスクやゴシック、ルネサンス、バロック、新古典主義、近代といった時代を超えた様々な建築様式が存在しています。世界遺産に登録されているのはフェルナンド王の市壁の内側の部分です。
地域: ヨーロッパ / 国名: ポルトガル共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1996年 / 登録基準: (iv)
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マデイラ島の照葉樹林

Laurisilva of Madeira
マデイラ島の照葉樹林
首都リスボンから南西へ約1,000km離れた大西洋上にあるポルトガル領マデイラ島の照葉樹林は、約6,500万〜170万年前という、氷河期以前の太古の姿を残した森林地帯です。ラウリシルヴァと呼ばれる照葉樹林は生物多様性において重要な場所で、約90%が原生林であると考えられています。森林では昆虫やクモ類、軟体動物などを含む500種以上の固有の無脊椎動物が生息しており、マデイラ島を代表するエキウム・カンディカンスなど固有の植物も多く見ることができます。ここでは、少なくとも66種の固有な維管束植物が生息しています。鳥類でも2種の固有種が確認されており、そのひとつがマデイラ島を象徴するマデイラバトです。
地域: ヨーロッパ / 国名: ポルトガル共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1999年 / 登録基準: (ix)(x)
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マフラの王家の建物:宮殿、バシリカ、女子修道院、セルコ庭園、狩猟公園(タパダ)

Royal Building of Mafra – Palace, Basilica, Convent, Cerco Garden and Hunting Park (Tapada)
マフラの王家の建物:宮殿、バシリカ、女子修道院、セルコ庭園、狩猟公園(タパダ)
マフラの王家の建物は、ジョアン5世によって1711年に構想され、彼が手がけた最も壮大な事業の 1 つであり、君主制と国家観を具体化して表現されたものです。ジョアン 5 世は優れた文化的・経済的条件に恵まれており、広大な多大陸帝国の強力な君主として、当時の他のヨーロッパの君主の中でも際立っていました。長方形の巨大な建築物は、王と王妃の宮殿、バシリカ、フランシスコ会修道院、そして36,000巻を収蔵する図書館がシームレスに統合しており、ポルトガル帝国の権力と影響力を象徴しています。
地域: ヨーロッパ / 国名: ポルトガル共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2019年 / 登録基準: (iv)
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リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔

Monastery of the Hieronymites and Tower of Belém in Lisbon
リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔
ジェロニモス修道院は1502年に建設が始まり、ポルトガルの黄金時代を象徴する建築物です。ベレンの塔は、マヌエル1世が、エンリケ航海王子の偉業とヴァスコ・ダ・ガマの功績を記念して1514年に建設されました。両者はリスボン港の入り口に位置し、大航海時代の歴史的背景を物語っています。
地域: ヨーロッパ / 国名: ポルトガル共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1983年 / 登録基準: (iii)(vi)
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