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スペイン | 世界遺産一覧

ドニャーナ国立公園

Doñana National Park
ドニャーナ国立公園
スペイン南西端、アンダルシア地方のグアダルキビル川河口に広がるドニャーナ国立公園は国内最大の国立公園として有名です。507㎢強の敷地には海沿いのサンゴ礁から湿原、内陸のやぶ地、砂丘林まで、多様な自然環境が存在しています。ここは中世以来、スペイン王室の狩場として人の定住が禁じられてきました。毎年50万羽を超える水鳥の越冬地であり、アオサギの営巣地としては地中海最大です。さらに絶滅危惧種のスペインオオヤマネコやインペリアルイーグルなどの固有種のほか、128種類の鳥類、28種類の哺乳類、11種類の両生類、18種類の爬虫類など多様な生物を見ることができます。また、高さ40mもの砂が年間6mも移動する動く砂丘「ドゥナス・モビレス」もドニャーナ国立公園の特徴的な奇観として有名です。
地域: ヨーロッパ / 国名: スペイン / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1994年 / 登録基準: (vii)(ix)(x)
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トラムンタナ山脈の文化的景観

Cultural Landscape of the Serra de Tramuntana
トラムンタナ山脈の文化的景観
地中海に浮かぶスペイン領マヨルカ島の北西岸に連なる険しい山岳地帯の急傾斜地には、段々畑のなかに村落や水車などの水利施設が点在する景観が広がっています。ここでは資源の乏しい環境下にもかかわらず数千年間にわたり農耕が行われてきており、特に10世紀からのイスラム支配の時代には、アラブ系の人々が得意とする地下水路カナートや用水路・貯水池などの技術が生かされ、オリーヴなどの栽培が発展しました。山の斜面に蜘蛛の巣のように張り巡らされた当時の集水・貯水と排水の高度な水利システムは現在も利用されています。13世紀末からのキリスト教勢力の支配の時代にもこれら水利施設は引き継がれて、加えて入植者のための水と土地の管理システムが構築され、さらに発展していきました。ここでは、地中海世界におけるイスラム世界とキリスト教世界の農業文化の交流の典型を見ることができます。
地域: ヨーロッパ / 国名: スペイン / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2011年 / 登録基準: (ii)(iv)(v)
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バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院

Palau de la Música Catalana and Hospital de Sant Pau, Barcelona
バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院
『バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院』は、アントニ・ガウディと同じ時代に活躍したモデルニスモ建築の巨匠、ルイス・ドメネク・イ・モンタネルによって設計された建造物群です。なかでもカタルーニャ音楽堂は、ドメネクの最高傑作との呼び声が高く、随所でユニークな設計を見ることができます。1905〜1908年にかけて建設された初期の鉄骨造りの建築で、鉄骨の骨組みの大部分をガラス張りのカーテンウォールで閉じた構造となっています。鋼鉄の骨組みを使用することで、内部の間取りを自由にできる工夫が施されていて、コンサートホールには大きなオープンスペースが連続して設けられています。ホール中央の天窓には太陽が描かれています。この天窓には、陽の光でホール内を明るく照らすなど、自然光を最大限に活用するドメネクの工夫が凝らされています。また、当時の澄明な芸術家たちが装飾を手掛けていることも特徴で、外壁には美しい虹色のモザイク・タイルで覆われています。
地域: ヨーロッパ / 国名: スペイン / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1997年 / 登録基準: (i)(ii)(iv)
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バレンシアのラ・ロンハ・デ・ラ・セダ

La Lonja de la Seda de Valencia
バレンシアのラ・ロンハ・デ・ラ・セダ
15~16世紀にかけて、イベリア半島の商人たちは地中海を中心とする交易で大いに栄えました。その栄光の強さを物語るのが、バレンシアにあるラ・ロンハ・デ・ラ・セダです。スペイン語で「ラ・ロンハ」は「商品取引所/市場」、「ラ・セダ」が「絹」を意味するので、「ラ・ロンハ・デ・ラ・セダ」とは「絹の商品取引所」という意味になります。絹の取引所として建てられましたが、長い歴史の中で絹のほかにも油や穀物類なども扱われました。
地域: ヨーロッパ / 国名: スペイン / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1996年 / 登録基準: (i)(iv)
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ビスカヤ橋

Vizcaya Bridge
ビスカヤ橋
スペイン北部バスク地方の港湾都市ビルバオ近郊のネルビオン川に架かるビスカヤ橋は、世界で初めてのゴンドラを使った運搬橋です。ポルトゥガレテとゲチョの2つの街を結ぶこの橋は、1893年に完成し、橋げたは全長160m、船の運航に支障がないよう水面から45mにあり、橋げたに吊るされた巨大なゴンドラに人や車などを乗せて対岸へ移動します。ビスカヤ橋のゴンドラは今も現役で稼働しており、約2分で対岸へ渡ることができます。
地域: ヨーロッパ / 国名: スペイン / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2006年 / 登録基準: (i)(ii)
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ピレネー山脈のペルデュ山

Pyrénées - Mont Perdu
ピレネー山脈のペルデュ山
フランス・スペインの国境にまたがるピレネー山脈のペルデュ山は、標高3,352mを誇る石灰岩の山で、雄大な自然の中に希少な野生動物が暮らす地域として有名です。スペイン側にはヨーロッパ最大にして最深の渓谷が2つあり、フランス側の北斜面には3つの主要なカール壁(圏谷壁)が見られます。また、ペルデュ山に残る村落、畑、牧草地などの農業生活様式は、ヨーロッパの山岳地帯では希少となった放牧を中心とした山での伝統的な暮らしを知ることのできる重要な場所となっています。
地域: ヨーロッパ / 国名: スペイン, フランス共和国 / 分類: 複合遺産 / 登録年: 1997年 / 登録基準: (iii)(iv)(v)(vii)(viii)
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プラド通りとブエン・レティーロ:芸術と科学の景観

Paseo del Prado and Buen Retiro, a landscape of Arts and Sciences
プラド通りとブエン・レティーロ:芸術と科学の景観
マドリードの都市中心部に位置するプラド通りとブエン・レティーロは、スペイン帝国最盛期にユートピア社会を目指した「知識の民主化」という啓蒙思想に結びついた文化的景観です。全長約1kmのプラド通りは、16世紀にヨーロッパの都市で最初に築かれた並木道として知られています。その他にも、アポロの噴水、ネプチューンの噴水、シベレスの噴水などの街のシンボルとなる大型噴水や樹木の設置、道路整備、市街地開拓と市民の憩いの場所として都市環境が整備されてきました。さらに通り沿いにはプラド美術館、王立植物園、王立天文台が設置されるなど、文化・科学・自然がひとつの街に共存しています。このようなプラド通りとブエン・レティーロのまちづくりはスペイン国内やラテンアメリカの多くの都市のモデルとなりました。
地域: ヨーロッパ / 国名: スペイン / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2021年 / 登録基準: (ii)(iv)(vi)
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ブルゴスの大聖堂

Burgos Cathedral
ブルゴスの大聖堂
聖母マリアに捧げられた「サンタ・マリア・デ・ブルゴス大聖堂」は、スペインを代表する大聖堂のひとつとして、「グラナダのアルハンブラ宮殿」などと共に、スペインで最初の世界遺産のひとつとして登録されました。「パリのセーヌ河岸」にあるノートル・ダム大聖堂からわずかに遅れて、1221年に建築が始まり、途中で約200年の中断を挟みつつ1567年に完成しました。こうして長い年月をかけて築かれたため、ゴシック様式の進化の過程と共に、ゴシック芸術の全体像をよく表しています。
地域: ヨーロッパ / 国名: スペイン / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1984年 / 登録基準: (ii)(iv)(vi)
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ヘラクレスの塔

Tower of Hercules
ヘラクレスの塔
ヘラクレスの塔は、ローマ人が1世紀後半に建設して以来、スペイン北西部のコルーニャ港入り口で灯台や陸標(ランドマーク)としての役目を担ってきました。高さ55mのこの塔は現役で稼働する最古の灯台として有名です。現在の姿は18世紀末に修復されたものですが、土台にはローマ帝国時代の部分も残っています。かつて塔のあるガリシア地方は「ブリガンティウム」と呼ばれ、この地を治めたケルト人の一派が海岸沿いに幾つもの見張り塔を建てました。その後、一帯を占領したローマ人が見張り塔のひとつを灯台に改築し「ブリガンティウムの塔」と名付けたと言われています。そしてスペイン統一後に、ケルト文化と関係のない「ヘラクレスの塔」と改名されました。
地域: ヨーロッパ / 国名: スペイン / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2009年 / 登録基準: (iii)
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ボイ渓谷のカタルーニャ風ロマネスク様式教会群

Catalan Romanesque Churches of the Vall de Boí
ボイ渓谷のカタルーニャ風ロマネスク様式教会群
スペイン東部、カタルーニャ地方にあるピレネー山脈にあるボイ渓谷の小さな村々には、中世のロマネスク様式でつくられた教会が残っています。これらは11世紀から12世紀にかけてエリル領主の庇護のもとで建造されました。険しい山脈の谷あいに存在したため、イスラム勢力の影響が及びませんでした。ここにはイタリア、特にロンバルディア地方からもたらされたロンバルディア・ロマネスク(初期ロマネスク様式)で建造された9つの教会が残っており、ヨーロッパでもロマネスク美術が集中して見られる場所となっています。
地域: ヨーロッパ / 国名: スペイン / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (ii)(iv)
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ポブレの修道院

Poblet Monastery
ポブレの修道院
スペイン東部のカタルーニャ、モンサン山脈の麓にある『ポブレの修道院』は、スペイン最大規模のシトー会修道院として有名です。シトー会とは、11世紀末にフランスで創立されたカトリックの修道会であり、清貧を旨としている修道会です。12世紀半ばにこの地域のレコンキスタ(国土回復運動)が完結すると、バルセロナ伯であったラモン・ベレンゲール4世はシトー会に土地を与え、聖母マリアに捧げる修道院を建設しました。修道院はシトー会らしく、簡素にして荘厳な建物であり、様式的にはロマネスク様式とゴシック様式が混在しています。
地域: ヨーロッパ / 国名: スペイン / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1991年 / 登録基準: (i)(iv)
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マドリードのエル・エスコリアール修道院と王立施設

Monastery and Site of the Escurial, Madrid
マドリードのエル・エスコリアール修道院と王立施設
エル・エスコリアール修道院は、マドリードの北、シエラ・デ・グアダラマ山脈の麓にある非常に美しい場所に佇んでいます。修道院の他にも、王宮や神学校、王立図書館、施療院などを持つ複合施設であり、これらの建造物が11の主要な中庭と3つの修道士の中庭を中心に見事に構成されています。この修道院は、16世紀半ば、国王フェリペ2世が礼拝の都合を考え、王宮と修道院を合体させたことが始まりとされています。
地域: ヨーロッパ / 国名: スペイン / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1984年 / 登録基準: (i)(ii)(vi)
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メディナ・アサーラのカリフ都市

Caliphate City of Medina Azahara
メディナ・アサーラのカリフ都市
スペイン南部のコルドバ郊外にあるメディナ・アサーラのカリフ都市は、後ウマイヤ朝のカリフであるアブド・アッラフマーン3世によって10世紀半ばに築かれた都市です。アラビア語で「花」を意味するザフラー宮殿は30年以上かけて築かれて、以後数年間は繁栄したのですが、1009~1010年のカリフ制廃止をもたらした内戦によって荒廃しました。以後、人々の記憶から忘れ去られ、都市の遺構が発見されたのは約1,000年後の20世紀初頭でした。約1,000年も忘れ去られていたため、保存状態は良好です。イベリア半島におけるイスラム文明を示す都市遺跡は少なく、非常に価値があると言えます。
地域: ヨーロッパ / 国名: スペイン / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2018年 / 登録基準: (iii)(iv)
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メノルカ島のタライオティック文化

Talayotic Menorca
メノルカ島のタライオティック文化
地中海西部に浮かぶメノルカ島には、数多くの先史時代の巨石遺跡が残されています。島からは1,500以上の遺跡が発見されており、その中の9つの構成資産には青銅器時代(紀元前1600年頃)から後期鉄器時代(紀元前123年頃)の巨石文化を中心とした遺跡が集中しています。また、この島ではタライオティック文化の葬儀の遺構が残っていることも特徴の1つです。この地の人々は渓谷や海岸の岩壁に人工の洞窟を掘って集団墓を含む墓地をつくりました。これらの古代石造集落とその景観からは、この地域に存在した先史時代の島嶼文化を垣間見ることができます。
地域: ヨーロッパ / 国名: スペイン / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2023年 / 登録基準: (iii)(iv)
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メリダの考古遺跡群

Archaeological Ensemble of Mérida
メリダの考古遺跡群
イベリア半島のスペイン南西部に位置するメリダは、初代ローマ皇帝アウグストゥスが、紀元前25年のスペインにおける戦勝を記念して建設した植民市です。植民市とは、母国に従属しないで自治独立を行う都市国家のことであり、メリダはイベリア半島の統治を万全とするために建設されました。当初は「アウグスタ・エメリタ」と呼ばれ、ローマ帝国の退役兵士たちがここで暮らしました。そして建設されてからすぐにローマ帝国ルシタニア属州の州都となり、「小ローマ」と言われるほど繁栄しました。また、4世紀になるとメリダは、イベリア半島におけるキリスト教布教の拠点にもなりました。
地域: ヨーロッパ / 国名: スペイン / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1993年 / 登録基準: (iii)(iv)
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要塞都市クエンカ

Historic Walled Town of Cuenca
要塞都市クエンカ
スペイン中部、マドリードの南東170kmに位置するクエンカは石灰岩の岩山の頂に築かれた要塞都市です。9世紀、立地の良さに目を付けたイスラム教徒は、この地に要塞を築きコルドバ防衛の拠点としました。しかし、1177年にレコンキスタ(国土回復運動)によりキリスト教徒が入植すると、市街には要塞を中心に聖堂、修道院などのキリスト教建築が次々と建てられました。クエンカはイスラム建築を基本とする建築物の複合体でありながら、カスティーリャ王国の主要都市として君臨し、ルネサンス期に大きな隆盛の時期を迎えます。世界遺産としての価値をなす建造物の多くは、キリスト教徒入植後にイスラム勢力からの反撃に備えるもので、堅牢な城壁に囲まれた街は自然景観すらも圧倒します。田園風景の中心にそびえる岩山の頂の街は「景観都市」の原型とも称され、その美しさを今も放ち続けています。
地域: ヨーロッパ / 国名: スペイン / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1996年 / 登録基準: (ii)(v)
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ラス・メドゥラス

Las Médulas
ラス・メドゥラス
『ラス・メドゥラス』は、スペイン北西部の山岳地帯にあるローマ帝国時代の金の採掘場です。1世紀、ローマ帝国はこの地域で、水力を利用した技術による金鉱脈の開発に着手しました。湧き水、雨、雪解け水を一度大きなダム(貯水池)に集め、そこから長距離にわたって延びる水路が鉱山とつながれていました。ダムの水門を開くと、大量の水が水路に流れ込み、水圧によって鉱山では土砂崩れが発生します。こうすることで露出された大量の金を一気に採取することができました。このような採掘方法は「ルイナ・モンティウム」(山崩し)と呼ばれました。採掘の過程で生じた選鉱屑は数キロにわたって堆積しており、一部では農地として利用されている場所もあります。
地域: ヨーロッパ / 国名: スペイン / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1997年 / 登録基準: (i)(ii)(iii)(iv)
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リスコ・カイドとグラン・カナリア島の聖なる山々の文化的景観

Risco Caido and the Sacred Mountains of Gran Canaria Cultural Landscape
リスコ・カイドとグラン・カナリア島の聖なる山々の文化的景観
北大西洋に浮かぶカナリア諸島グラン・カナリア島中央部の広大な山岳地帯にリスコ・カイドは位置しています。この地では、多数の岩絵がある穴居時代の考古学遺跡や、穀物倉庫や貯水槽、農耕集落からなる文化的景観が形成されています。穴居時代の考古学遺跡は21の洞窟から構成されているほか、呪術や宗教的儀式、豊作の祈りと関係していると見られる岩絵も残されています。その中の1つの洞窟の天井には小さな光の入り口があり、夏至から秋にかけて光が差し込むことで、洞窟内の岩絵が照らし出されるようにつくられています。夜空も美しいこれらの遺跡周辺では、星と母なる地球の崇拝にも関連していると考えられています。
地域: ヨーロッパ / 国名: スペイン / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2019年 / 登録基準: (iii)(v)
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ルーゴのローマの城壁群

Roman Walls of Lugo
ルーゴのローマの城壁群
ルーゴは、イベリア半島北西部にあるスペイン王国ガリシア州ルーゴ県の県都です。ここに城壁が築かれたのは、西暦263~276年、古代ローマ帝国時代に遡ります。全長2,117kmにおよぶ城壁は、鉱物資源に恵まれた街を守るために重要な軍事拠点として建設され、ローマ帝国後期に外敵から街を守りました。その後ローマ帝国は東西に分裂し、イベリア半島は西ローマ帝国の支配下に置かれますが、その西ローマ帝国も476年に滅亡します。その後、イスラーム教徒がイベリア半島に進出しますが、ルーゴの城壁群は714年のイスラーム教徒の侵入などから長きにわたって街を守り続けました。
地域: ヨーロッパ / 国名: スペイン / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (iv)
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歴史都市トレド

Historic City of Toledo
歴史都市トレド
トレドは首都マドリードから南に70kmの場所に位置する古都として有名です。三方をタホ川が取り囲む小高い丘の上に築かれた都市は、三大宗教の共存が息づく比類のない景観を今も保っています。伝承には、「方舟伝説」で知られるノアの末裔によって築かれたと伝わっています。ローマ帝国の支配下に置かれ、西ゴート王国時代は首都となり、711年からはイスラム勢力の統治下に置かれました。その後、レコンキスタによってキリスト教徒の手に戻るとカスティーリャ王国の王都となりました。当時トレドでは、キリスト、イスラム、ユダヤ教の信者が宗派を問わず暮らしていました。しかし、1492年のレコンキスタ完了後、キリスト教徒による迫害が始まると、イスラム教徒は去っていきました。街には、イスラム色の強い建物や、ユダヤ教徒の装飾品の数々が残り続け、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教の三大宗教の要素が共存する特有の街並が今日のトレドに残されています。
地域: ヨーロッパ / 国名: スペイン / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1986年 / 登録基準: (i)(ii)(iii)(iv)
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