World Heritage Sites

世界遺産一覧

(登録基準(ix)(x))

アツィナナナの熱帯雨林

Rainforests of the Atsinanana
アツィナナナの熱帯雨林
アツィナナナの熱帯雨林は、インド洋に浮かぶマダガスカルの北東部から南東部にかけて点在します。これは、島で最大のマソアラ国立公園や、26種のキツネザルや多くの鳥類が暮らすラノマファナ国立公園など、6つの国立公園で構成される自然遺産です。海辺から標高2,500メートルを超える山地まで、さまざまな環境に熱帯雨林が広がります。この島は、かつてゴンドワナ大陸の一部でしたが、約6000万年から8000万年前に、ほかのすべての陸地から分離し、孤島となりました。そのため、ここに生息する動植物は孤立しながらも独自の進化を遂げていきました。
地域: アフリカ / 国名: マダガスカル共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2007年 / 登録基準: (ix)(x)
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アラスカ・カナダ国境地帯の山岳国立公園群:クルアニ、ランゲル・セント・エライアス、グレイシャー・ベイ、タッシェンシニ・アルセク

Kluane / Wrangell-St. Elias / Glacier Bay / Tatshenshini-Alsek
アラスカ・カナダ国境地帯の山岳国立公園群:クルアニ、ランゲル・セント・エライアス、グレイシャー・ベイ、タッシェンシニ・アルセク
アメリカとカナダの2つの国にまたがるこの自然保護区は,1979年にアメリカのランゲル・セント・エライアス国立公園とカナダのクルアニ国立公園が世界遺産に登録されました。その後、1992年にアメリカのグレイシャー・ベイ国立公園が、1994年にはカナダのタッシェンシニ・アルセク州立自然公園が追加され、広大な山岳公園群となりました。この地域には極地を除けば世界最大の氷原や、世界有数の長さと壮観さを誇る氷河、北アメリカ大陸の最高峰を含む雄大な山々、そして広大な森林やツンドラなど人を寄せつけない厳しい自然が広がっています。これらの公園では現在も地殻変動が活発に続いており,息をのむほど美しい自然景観が形成されています。自然のプロセスが支配的なこの地域では、氷河の作用とそれによって生まれた地形や景観の形成過程を明確に見ることができます。また、アラスカからカナダ北西部にかけて広く分布する多くの野生動物が生息しており、その個体数は他の地域を大きく上回ります。壮大な自然の中で、ハクトウワシ、グリズリー、ドールシープ、カリブー、オオカミ、シロイワヤギなど数多くの野生生物が暮らす楽園となっています。
地域: 北米 / 国名: アメリカ合衆国, カナダ / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1979年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)(x)
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アルダブラ環礁

Aldabra Atoll
アルダブラ環礁
インド洋上に浮かぶアルダブラ環礁は、アフリカ大陸から640kmも離れているため、これまでほとんど人間が近づくことはありませんでした。「環礁」とはサンゴ礁の一種であり、中央の島の部分が完全に水没してしまっている状態のサンゴ礁を示します。アルダブラ環礁はラグーン(潟湖)を含めると琵琶湖の半分ほどの大きさを誇り、独自の生態系が広がります。ここにはインド洋上でもっとも多くの海鳥が集まり、またタイマイやアオウミガメが産卵場所を求めてやってきます。この状況をみた『進化論』でも有名なチャールズ・ダーウィンは、当時の政府に保護を進言したほどでした。
地域: アフリカ / 国名: セーシェル共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1982年 / 登録基準: (vii)(ix)(x)
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アンドレファナ乾燥林群

Andrefana Dry Forests
アンドレファナ乾燥林群
世界で4番目に大きな島であるマダガスカルは、中央部の山地を境に東側と西側で気候が大きく異なる国です。雨が多い東側に対し、「アンドレファナの乾燥林群」がある西側は年間を通して雨が少ない自然環境です。ここで見ることができるバオバブは、乾燥に適応して、幹に水分を蓄えることができるように進化しました。なお、アフリカ大陸では1種類のみのバオバブは、マダガスカルでは6種もあります。この遺産は、アンカラファンツィカ、ミケア、ツィンギー・ド・ベマラハ、ツィマナンペツォツァの4つの国立公園と、アナラメラナおよびアンカラナの特別保護区で構成されています。1990年に単体で登録されていた「ツィンギー・ド・ベマラハ厳正自然保護区」が、2023年に登録範囲を拡大したものです。
地域: アフリカ / 国名: マダガスカル共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1990年 / 登録基準: (vii)(ix)(x)
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イエローストーン国立公園

Yellowstone National Park
イエローストーン国立公園
イエローストーン国立公園は、世界遺産条約が採択されるちょうど100年前の1872年に誕生しました。この100年というのは偶然ではありません。1971年2月、アメリカ合衆国大統領のリチャード・ニクソンが、「イエローストーン国立公園」設立100周年に当たる1972年に自然遺産と文化遺産を共に保護する国際的な体制を立ち上げると演説します。そこから様々な案が一気にまとめられ、世界遺産条約がユネスコ総会で採択されました。そして「イエローストーン国立公園」は、1978年に世界で最初に登録された世界遺産のひとつになりました。
地域: 北米 / 国名: アメリカ合衆国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1978年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)(x)
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イシマンガリソ湿地公園とマプト国立公園

iSimangaliso Wetland Park – Maputo National Park
イシマンガリソ湿地公園とマプト国立公園
『イシマンガリソ湿地公園とマプト国立公園』は南アフリカ共和国とモザンビーク共和国にまたがる世界遺産です。海洋、海岸砂丘、湿地、淡水湖、マングローブ林、海草帯、サバンナなどを含んだ広大な自然保護区です。多様な景観の自然美が広がるこの場所は生物多様性も豊かで、「マプタランド・ポンドランド・アルバニー地域」というホットスポットに属しています。イシマンガリソ湿地公園には、521種の鳥類を含む6,500種以上の動植物、マプト国立公園には4,935種の動植物が生息すると記録されており、世界的に重要な絶滅危惧種の保全に欠かせない環境となっています。この遺産は、1999年に世界遺産に登録された南アフリカ共和国の「イシマンガリソ湿地公園」が、2025年にモザンビークの「マプト国立公園」を含めて拡大登録されたものです。
地域: アフリカ / 国名: モザンビーク共和国, 南アフリカ共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1999年 / 登録基準: (vii)(ix)(x)
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イビサ島の生物多様性と文化

Ibiza, Biodiversity and Culture
イビサ島の生物多様性と文化
地中海西部のバレアレス諸島に位置し、現在ではリゾート地としても知られるイビサ島は、固有の生物と歴史的建造物が共存する複合遺産です。特に「ポシドニア・オセアニカ」と呼ばれる海草は、地中海沿岸にのみ分布する固有種であり、その中でもイビサ島周辺のものは最も良好な保存状態にあるとされています。この海草草原は、絶滅危惧種を含む多様な海洋生物の産卵・生育の場として重要であり、また、海岸を嵐から守る天然の防波堤としても機能しています。さらに、1ヘクタールあたり年間21トンのバイオマスを生産するなど、生物生産性も非常に高く、熱帯雨林に匹敵します。
地域: ヨーロッパ / 国名: スペイン / 分類: 複合遺産 / 登録年: 1999年 / 登録基準: (ii)(iii)(iv)(ix)(x)
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イラク南部のアフワル:生物多様性の保護地域とメソポタミアの都市の残存景観

The Ahwar of Southern Iraq: Refuge of Biodiversity and the Relict Landscape of the Mesopotamian Cities
イラク南部のアフワル:生物多様性の保護地域とメソポタミアの都市の残存景観
紀元前5000年から前3000年ごろ、一帯の海水面は現在の海岸線よりも約200㎞内側にあり、湿地帯はさらに内陸に広がっていました。前4000~前3000年にかけて、ティグリス川とユーフラテス川が合流するデルタ地帯周辺に、ウルク、ウル、エリドゥといったシュメール都市が発展しました。前2000年以降、2本の川は分岐して海岸線は南東に後退を始め、気候の乾燥化が進んで湿地が干上がると、メソポタミア南部の諸都市は衰退しました。一方で、川の下流では新たな沼地が形成され、現在見られるアフワルの湿地はこの時期に形成されたものと考えられています。イラク南部の極度に高温で乾燥している環境下では、湿原は多くの生物の生息地であり、かつ生物多様性が見られる重要な場所となっており、水鳥たちの保護を目的としたラムサール条約にも登録されています。また、2つの川の沼沢デルタ地域には、ウルクやウルといった古代メソポタミア文明初期のシュメールの都市遺跡があり、紀元前4000年に遡る建造物や遺物が残る、考古学的に重要なエリアとなっています。イラク南部の4つの湿原と3つの考古遺跡を含むエリアが複合遺産として登録されています。 
地域: 西・南アジア / 国名: イラク共和国 / 分類: 複合遺産 / 登録年: 2016年 / 登録基準: (iii)(v)(ix)(x)
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ウランゲリ島保護区の自然生態系

Natural System of Wrangel Island Reserve
ウランゲリ島保護区の自然生態系
ロシアの最北東端、東シベリア海に浮かぶウランゲリ島保護区は、北極圏にありながら氷河期にも凍結しなかったことから、独自の生態系が育まれました。保護区はウランゲリ島とヘラルド島、その周辺海域で構成されています。植物の固有種は23種が確認されており、遺産推薦時の2004年時点で、17種のアークティックポピーのうち、5種類がこの島の固有種となっています。動物では、タイヘイヨウセイウチが世界最大の個体数を誇り、島の沿岸のルッカリーには最大で10万頭ものセイウチが集まります。また、ホッキョクグマの生育密度が世界一であることでも知られ、絶滅危惧種を含む100種以上の渡り鳥の最北の営巣地にもなっています。さらに、他の北極圏の個体群と比べて独特な行動を示すウランゲリ・レミングや、本土とは異なる個体群に進化したトナカイなど、この島独自の変化や進化が見られます。他の世界遺産に関連する情報としては、メキシコの『エル・ビスカイノ鯨保護区』などからやってくるコククジラの主要な餌場になっています。
地域: ヨーロッパ / 国名: ロシア連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2004年 / 登録基準: (ix)(x)
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エヴァーグレーズ国立公園

Everglades National Park
エヴァーグレーズ国立公園
フロリダ半島の南端に位置するエヴァーグレーズ国立公園は、アメリカ最大の湿原地帯に広がっており、その総面積は愛媛県とほぼ同じ、約5,670?に及びます。この広大な湿原は、最終氷期の終わりに水没した平坦な海底が起源とされています。最大幅は約150kmにも達しますが、水深は平均してわずか30cmほどで、水源であるオキーチョビー湖から南方のフロリダ湾に向けて、1日に数cmから数十mのゆるやかな速度で水が流れています。湿原の上流部には、「ハンモック」と呼ばれるわずか数cmの高さの小島が点在しており、常緑高木や熱帯植物が繁茂しています。下流の海岸地帯では、淡水と海水が混ざり合う汽水域にマングローブ林が広がっています。エヴァーグレーズ国立公園では、海水と淡水、温帯と熱帯が交差することにより、極めて多様で複雑な生態系が形成されており、固有種を含む1,000種以上の植物と、アリゲーターおよびクロコダイルの2種のワニを含む700種以上の動物が生息しています。
地域: 北米 / 国名: アメリカ合衆国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1979年 / 登録基準: (viii)(ix)(x)
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オカバンゴ・デルタ

Okavango Delta
オカバンゴ・デルタ
ボツワナ北西部のオカバンゴ・デルタは、海につながらず、砂漠の中で水流が消えていく内陸デルタの貴重な例です。また、内陸デルタとしては、アフリカ最大規模を誇ります。この地域では、アフリカ南部で3番目に長いオカバンゴ川(全長約1,500km)が、乾季の6~7月に氾濫します。これは雨季に上流のアンゴラで降った雨が、数ヵ月をかけて下流にあたるオカバンゴ・デルタ一帯に届くためで、氾濫した水はカラハリ砂漠に吸収されます。一帯では常時湿地が約6,000㎢を占め、季節的に浸水する草地は最大1万2,000㎢に達します。世界遺産には、約2万200㎢の地域が登録されています。
地域: アフリカ / 国名: ボツワナ共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2014年 / 登録基準: (vii)(ix)(x)
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オザラ・コクアの森林山塊

Forest Massif of Odzala-Kokoua
オザラ・コクアの森林山塊
中部アフリカに位置するコンゴ共和国の北部、バテケ高原とコンゴ低地林、コンゴ盆地の北西端にある一帯が世界遺産として登録されています。園内には密林や河畔林などの森林、乾燥・湿潤サバンナ地帯が広がっており、複数の生態系が交差するホットスポットとして生態学的に貴重な場所とされています。一帯は、アフリカ中央部におけるマルミミゾウの最も重要な拠点のひとつとなっているほか、ニシローランドゴリラやチンパンジーが生息するなど霊長類の多様性が豊かな場所でもあります。また、コンゴ・ガボン・カメルーンの参加する三国間保護地域=TRIDOMランドスケープにも位置しており、『サンガ川流域-三カ国を流れる大河』の世界遺産登録エリアに隣接しています。ラムサール条約登録湿地や生物圏保存地域など様々な生物の保全地域が含まれており、野生生物の貴重な営みを守るべく日夜、努力が注がれています。 
地域: アフリカ / 国名: コンゴ共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2023年 / 登録基準: (ix)(x)
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カカドゥ国立公園

Kakadu National Park
カカドゥ国立公園
カカドゥ国立公園は、オーストラリア北部に位置する国立公園で、マングローブが群生する干潟や雨季には沼地と化す氾濫原、熱帯雨林、サバンナなど、様々な自然環境が広がり、多くの野生動植物が見られます。植物は1,600種を超え、動物は「人食いワニ」の逸話で有名なイリエワニをはじめ123種類の爬虫類、ワラビーなど60種類以上の哺乳類、「ジャビル」と呼ばれるコウノトリ科のセイタカコウなど270種類以上の鳥類のほか、数千種にも及ぶ昆虫が生息しています。
地域: オセアニア / 国名: オーストラリア連邦 / 分類: 複合遺産 / 登録年: 1981年 / 登録基準: (i)(vi)(vii)(ix)(x)
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カジランガ国立公園

Kaziranga National Park
カジランガ国立公園
インド東部アッサム州にある世界最大のインドサイの保護区です。インド第二の大河ブラフマプトラ川の流域に広がる広さ42,996haの国立公園で、定期的な川の氾濫によってできる「ジールス」と呼ばれる小湖沼が、インドサイの絶好の生息地となっています。インドサイは、その角が漢方薬として珍重されたため、密猟され絶滅の危機に瀕していました。現在地球上で2,000頭ほどが生息しているとされるインドサイのうち1,200頭がこの地で確認されています。また、トラ、象、水牛などの貴重な生物の他、多くの鳥類も生息しています。
地域: 西・南アジア / 国名: インド / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1985年 / 登録基準: (ix)(x)
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カナイマ国立公園

Canaima National Park
カナイマ国立公園
カナイマ国立公園は、南米ベネズエラの南東部、ギアナ高地に位置し、面積は約300万ヘクタールに及びます。これは四国の約1.6倍に相当し、世界最大級の自然保護区の一つとされています。公園の65%はテーブルマウンテン(テプイ)と呼ばれる独特な地形で覆われており、これらの地形は生物学的・地質学的に非常に重要な存在です。
地域: 南米 / 国名: ベネズエラ・ボリバル共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1994年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)(x)
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カムチャツカ火山群

Volcanoes of Kamchatka
カムチャツカ火山群
ロシアのユーラシア大陸北東部、カムチャツカ半島にある6つの火山が世界遺産登録されています。カムチャツカ半島には300以上の活火山があり、比較的規模の小さな爆発を繰り返す「ストロンボリ式」、粘り気の少ないマグマが連続的に流れ出す「ハワイ式」など様々なタイプの活火山があることから「火山の博物館」とも呼ばれています。カムチャツカ半島の3,000mを超える山は、活火山であっても氷河や氷帽が見られ、複雑で険峻な地形を作り出しています。
地域: ヨーロッパ / 国名: ロシア連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1996年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)(x)
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ガラパゴス諸島

Galápagos Islands
ガラパゴス諸島
ガラパゴス諸島は、南米のエクアドル本土から西に約1,000km、赤道直下の東太平洋沖に位置しています。大小19の島と周辺の岩礁からなるガラパゴス諸島は、海底火山の噴火によって誕生した島で、これまでに一度も大陸と陸続きになったことがない海洋島です。動植物は隔絶された島の環境に適応し、独自の進化を遂げていきました。現在、ガラパゴス諸島の陸地の97%は保護地区となっており、サンタ・クルス、イサベラ、サン・クリストバル、フロレアナの4つの島を除き、人は住んでいません。
地域: 南米 / 国名: エクアドル共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1978年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)(x)
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カリフォルニア湾の島々と自然保護区群

Islands and Protected Areas of the Gulf of California
カリフォルニア湾の島々と自然保護区群
メキシコ北西部からカリフォルニア湾に位置する保護区群は244の島々やその海域と沿岸から構成されます。保護区の内陸部には広大なソノラ砂漠もあります。特徴はかつて陸続きだった大陸島と火山活動によって生じた海洋島が狭い地域に同時に存在する点です。この特殊な環境によって多くの海洋学的現象も発生し、地球上で発生する海洋現象のほとんどを観察することができるともいわれています。そのため海洋学の研究において重要な地域ともなっています。
地域: 北米 / 国名: メキシコ合衆国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2005年 / 登録基準: (vii)(ix)(x)
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キナバル自然公園

Kinabalu Park
キナバル自然公園
ボルネオ島のマレーシア領内サバ州にあるキナバル自然公園は、東南アジア最高峰のキナバル山を中心に広がる国立公園で、その総面積は、東京23区が丸ごと収まるほどです。標高が4095メートルあるキナバル山は、地元のドゥスン族にとって聖なる山とされてきました。6つの植物帯をもつキナバル自然公園は、低地の熱帯ジャングルから高山エリアまで、実に様々な自然環境が特徴的で、東南アジアの植物多様性の中心地としても承認されています。食虫植物のウツボカズラ属や、1,000種に及ぶラン、世界最大の花として知られるラフレシアなど、ここに生育する植物は5,000種以上です。また、ボルネオ島の哺乳類、鳥類、両生類、無脊椎動物の半数以上がこの公園内に生息しています。
地域: 東・東南アジア / 国名: マレーシア / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (ix)(x)
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グヌン・ムル国立公園

Gunung Mulu National Park
グヌン・ムル国立公園
ボルネオ島マレーシア領サラワク州内にある「グヌンムル国立公園」は、豊かな生物多様性で知られる熱帯カルスト地帯です。標高約2,370mのムル山を中心とする地域には、総延長295㎞にもなる巨大洞窟群が連なっています。ここにある「サラワク・チャンバー」という世界最大の地下空洞は、大型旅客機が40機も収まるほどの巨大空間です。高さ150mの入口をもつディア洞窟では、夕方になると数百万匹のコウモリがいっせいに空へ飛び立っていきます。また、アジア最長のクリアウォーター洞窟群では、あらゆる種類の鍾乳石も見られます。17の植生帯があるこの公園には、約3,500種もの維管束植物が生息しています。特にヤシが豊富で109種が記録されており、世界有数の生息地の一つです。
地域: 東・東南アジア / 国名: マレーシア / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)(x)
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グランド・キャニオン国立公園

Grand Canyon National Park
グランド・キャニオン国立公園
アメリカ西部のアリゾナ州を横断するグランド・キャニオンは、長年にわたるコロラド川の浸食作用と風化によってつくり出された、世界最大規模の渓谷です。全長は445km、深さは約1,500m、幅は500mから30kmにも及び、600万年にわたる地質活動の痕跡を現在に伝えています。この一帯の土地は、約6,500万年前に発生した地殻変動による造山活動によって隆起し、その結果としてコロラド高原が形成されました。約1,000万年前からは、軟らかい堆積層がコロラド川の浸食により削られ、約120万年前には現在の姿になったと考えられています。なお、この地域の隆起速度がコロラド川の浸食速度よりも遅かったため、川の流れが逸れることなく深い渓谷が形成されました。
地域: 北米 / 国名: アメリカ合衆国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1979年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)(x)
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グレート・スモーキー山脈国立公園

Great Smoky Mountains National Park
グレート・スモーキー山脈国立公園
グレート・スモーキー山脈国立公園は、アメリカ合衆国東部のアパラチア山脈南部、ノース・カロライナ州とテネシー州の州境に位置しており、東京都とほぼ同じ面積を誇る広大な公園です。国立公園の名前は、煙のような特徴的な霧に包まれた山々に由来しています。広大な原生林と澄んだ小川の美しい景観を備え、並外れた自然美を誇っています。20万ヘクタールを超えるこの国立公園は、アパラチア山脈南部における最大級の手つかずの森林生態系の一つであり、北米に残る落葉樹、温帯、原生林の大規模地域の一つです。敷地の90%以上は原生林としての価値を考慮して管理されています。
地域: 北米 / 国名: アメリカ合衆国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1983年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)(x)
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グレート・バリア・リーフ

Great Barrier Reef
グレート・バリア・リーフ
グレート・バリア・リーフは、オーストラリアの北東部の海岸沿いに広がる世界最大級のサンゴ礁です。全長は約2,300km、面積約35万㎢もの大きさで、多くのサンゴや魚類などが生息しており、一帯は先住民アボリジニの漁場となっていました。1770年に探検家のジェームズ・クックがここで座礁したことから、その存在が知られるようになり、20世紀に入ってから本格的な調査が行われるようになりました。ここはサンゴ礁がまさに「バリア」となって外敵から守られているため、多くの海洋生物の安住の地であり、絶滅危急種のジュゴンやウミガメ類が生息しています。
地域: オセアニア / 国名: オーストラリア連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1981年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)(x)
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ケープ植物区保護地域群

Cape Floral Region Protected Areas
ケープ植物区保護地域群
世界的にもまれな植物地域として認識される「ケープ植物区保護地域群」は、南アフリカの南端に広がる自然遺産です。地球上の植物相の特徴から6つの区域に分けたものを「植物区」と言います。その植物区のなかで最も小さいケープ植物区はアフリカ大陸の0.5%にも満たない面積ですが、圧倒的な生物多様性を誇ります。実にアフリカ大陸全体の約2割に及ぶ約9,000種が集中し、そのうちの69%が固有種という植物のホットスポットです。
地域: アフリカ / 国名: 南アフリカ共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2004年 / 登録基準: (ix)(x)
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ココス島国立公園

Cocos Island National Park
ココス島国立公園
ココス島は、コスタリカ本土から南西約550㎞の太平洋上に位置する絶海の孤島で、かつては無人島でした。ココス島は東部熱帯太平洋の海洋で唯一熱帯雨林帯に属しており、年間降水量は約7,000mmに達します。これは東京都の年間降水量の約4倍に相当し、世界でも有数の多雨地域です。このような気候と地理的隔離により、ココス島は多様な動植物が独自の進化を遂げながら生息しています。熱帯雨林が茂る島内では、235種の植物、85種の鳥類、362種の昆虫が確認されています。
地域: 中米・カリブ海 / 国名: コスタリカ共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1997年 / 登録基準: (ix)(x)
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ゴラとティワイの複合地域

Gola-Tiwai Complex
ゴラとティワイの複合地域
ゴラとティワイの複合地域は、シエラレオネ東部と南部に位置する2つの保護地域とゴラ熱帯雨林国立公園、ティワイ島野生生物保護区の4つの保護地帯が含まれています。この一帯の森林では降雨量が多く、1,000種以上の植物種(固有種113種)、55種の哺乳類 (絶滅危惧種19種)が生息する生物多様性のホットスポットでもあります。特に絶滅危惧IA類に指定されているニシチンパンジーは全体の個体数が減少しているなかで、この一帯では他の世界遺産に登録されている生息域よりも高い密度で生息していることが確認されています。また、コビトカバ、カワスズメなどの淡水魚も多く生息しているほか、絶滅危惧種のハゲチメドリの希少な生息地でもあります。
地域: アフリカ / 国名: シエラレオネ共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2025年 / 登録基準: (ix)(x)
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シャーク湾

Shark Bay, Western Australia
シャーク湾
『シャーク湾』は、オーストラリア西岸の陸地と海域からなり、2万2,000㎢にもわたる広大な面積が世界遺産に登録されています。陸地と半島によって「W」のような形をした海岸線が延び、内湾には干潟やマングローブ林、外湾には岩礁や断崖が広がっています。この場所には世界最大級の海草藻場が存在し、世界的に絶滅の危機に瀕している多くの動植物の住処となっています。また、アオウミガメやアカウミガメなどの貴重な営巣地であり、世界有数のジュゴンの生息地ともされています。そのほかクジラやバンドウイルカ、マンタ、サメ、エイなども見ることができます。
地域: オセアニア / 国名: オーストラリア連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1991年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)(x)
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知床

Shiretoko
知床
知床は、北海道の北東部、オホーツク海南端に位置しており、海と陸の生態系が密接に関わり合う稀有な地域です。季節海氷の影響を強く受ける場所でありながら、陸上にも原生的な自然が色濃く残っています。この地域は、サハリンから渡来した寒冷地の動物と、本州から移動してきた温暖地の動物が同じ環境に暮らしており、非常に高い生物多様性を誇ります。また、人の手がほとんど加えられていない自然が残っていることから、かつて北海道全域に生息していた陸上の哺乳類や鳥類の多くが、現在もこの地に息づいています。
地域: 東・東南アジア / 国名: 日本国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2005年 / 登録基準: (ix)(x)
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スマトラの熱帯雨林遺産

Tropical Rainforest Heritage of Sumatra
スマトラの熱帯雨林遺産
スマトラ島の南北に広がる3つの国立公園、北部のグヌン・ルセル国立公園、中部のケリンチ・セブラ国立公園、南部のブキット・バリサン・セラタン国立公園が世界遺産に登録されており、これらには「スマトラのアンデス」として知られるブキット・バリサン山脈が連なっています。その特徴は山岳地帯だけでなく、東南アジアで最も標高が高いと言われる湖をはじめとし、緑豊かな熱帯雨林の中に数多くの滝や洞窟等が広がることで、その自然美は特に評価されています。そして多様な生物の生息地でもあり、例えばグヌン・ルセル国立公園では、世界最大の花とされるラフレシアを含め、植物は少なくとも92の固有種が確認されているほか、絶滅危惧オランウータンの生息地にもなっています。2009年に発生したスマトラ沖地震で沿岸部から高山地帯まで大きな被害を受け、2011年に危機遺産リストに登録されました。
地域: 東・東南アジア / 国名: インドネシア共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2004年 / 登録基準: (vii)(ix)(x)
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スリランカ中央高地

Central Highlands of Sri Lanka
スリランカ中央高地
『スリランカ中央高地』は、スリランカ中央部に位置する山岳森林帯です。ホートン・プレインズ国立公園、ピーク・ウィルダネス保護区、ナックルズ森林保護区の3つで構成されています。一帯には多くの固有種が生息しており、記録された408種の脊椎動物のうち、ホートン・プレインズ国立公園では両生類の91%、爬虫類の89%が固有種です。また、ピーク・ウィルダネス保護区では在来淡水魚が83%、両生類は81%、ナックルズ森林保護区では両生類の64%、爬虫類の51%と、いずれのエリアでも固有率が非常に高いことがわかります。さらに、ニシカオムラサキラングール、ホートンプレインズホソロリス、スリランカヒョウなど、絶滅危惧種を含んでいる点でも重要です。
地域: 西・南アジア / 国名: スリランカ民主社会主義共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2010年 / 登録基準: (ix)(x)
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