World Heritage Sites

世界遺産一覧

(1995年登録)

ウォータートン・グレーシャー国際平和自然公園

Waterton Glacier International Peace Park
ウォータートン・グレーシャー国際平和自然公園
ウォータートン・グレーシャー国際平和自然公園は、1932年にカナダのアルバータ州にあるウォータートン湖国立公園と、アメリカのモンタナ州にあるグレーシャー国立公園が統合されて誕生した、世界初の国際平和公園です。国境をまたぐ雄大なロッキー山脈には、ツンドラ地帯、亜高山帯森林、山地林、草原などの手つかずの自然が広がっています。この地域には、標高3,000m級の山々や多数の氷河湖、渓流が存在しており、多様な動植物の生育地として極めて重要な自然の宝庫となっています。
地域: 北米 / 国名: アメリカ合衆国, カナダ / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1995年 / 登録基準: (vii)(ix)
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エディンバラの旧市街と新市街

Old and New Towns of Edinburgh
エディンバラの旧市街と新市街
小高い岩山の上に建つエディンバラ城は旧市街の代表的建築物で、7世紀につくられた砦が起源だとされています。11世紀後半からスコットランド王の居城となり、王国間の抗争やイングランドとの戦いの舞台となりました。現在見られるノルマン様式を用いた城の建物は、18世紀以降に再建れたものです。城内の宮殿は軍事博物館として使用され、歴代のスコットランド王の戴冠式で使われたスクーンの石が展示されています。エディンバラ城の東には、現在でも王室の滞在地として使用されているホリールードハウス宮殿があります。エディンバラ城とこの宮殿を結ぶ道はロイヤルマイル(王宮通り)と呼ばれ、旧市街の中心街になっています。
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カールズバッド洞窟群国立公園

Carlsbad Caverns National Park
カールズバッド洞窟群国立公園
アメリカ南西部のニューメキシコ州、グアダルーペ山麓に広がる平原の地下にはカールズバッド洞窟群国立公園があります。この公園では80以上の洞窟が確認されており、総延長は約45㎞、深さは300mを超えます。洞窟内には鍾乳石や石筍、石柱が混在していて、その豊富さや多様性、美しさによって神秘的な空間が広がっています。なかでも「ビッグルーム」と呼ばれる場所は長さ約1220m、幅約191m、高さ約78mもあり、サッカー場6面分に相当するといわれる世界最大級の地下空間です。また、「グリーン・レイク」と呼ばれる地下湖もあります。ここは現在も進行中の地質学的プロセスによって希少な鍾乳石が形成され続けている世界でも数少ない場所の一つです。そのため、科学者はほとんど手つかずの環境で地質学的プロセスを研究することができます。さらに洞窟内には推定で100万匹を超えるコウモリが生息しており、地上部分でも約800種の植物が生息するなど豊かな生態系が広がっています。
地域: 北米 / 国名: アメリカ合衆国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1995年 / 登録基準: (vii)(viii)
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古都ルアン・パバン

Town of Luang Prabang
古都ルアン・パバン
ラオス北部に位置するルアン・パバンは18世紀までこの地域に展開していたランサン王国の首都で、そこでは王国の統治の様子や仏教文化に触れることができます。ランサン王国では上座部仏教が国教として定められ、現在のカンボジアのもととなったクメール王朝から経典や高僧、セイロンから黄金の仏像であるパバンが取り寄せられ、この地域の仏教の中心地となりました。ルアン・パバンには宗教施設の他、王族や貴族の邸宅が建ち並んでいます。
地域: 東・東南アジア / 国名: ラオス人民民主共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1995年 / 登録基準: (ii)(iv)(v)
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シエナの歴史地区

Historic Centre of Siena
シエナの歴史地区
トスカーナの丘陵地帯に位置するシエナは、中世の雰囲気を今に伝える都市です。この街は、ローマの建国神話に登場するロムルスとレムスの双子の兄弟のうち、兄のロムルスに敗れたレムスの息子のセニウスとアスキウスが築いたとされています。12世紀に市民による政治共同体である「コムーネ」が成立すると、ローマにつながるフランチジェナ街道から近いこともあり、商業や金融業などで発展しました。15世紀末には今も活動する世界最古の銀行であるモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀行も創業されます。同じくコムーネによる自治を行うフィレンツェとは、トスカーナ北部の領地や商業利権など巡るライバル関係にありました。
地域: ヨーロッパ / 国名: イタリア共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1995年 / 登録基準: (i)(ii)(iv)
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白川郷・五箇山の合掌造り集落

Historic Villages of Shirakawa-go and Gokayama
白川郷・五箇山の合掌造り集落
『白川郷・五箇山の合掌造り集落』は、岐阜県と富山県の険しい中部山岳地帯に位置し、「荻町」「相倉」「菅沼」の3つの集落から構成されています。いずれも庄川流域にあり、急峻な自然の中に暮らしと文化が根づいています。また、豪雪地帯であるこの地は、他地域との往来も限られたことから、独自の建築様式や暮らしの知恵、精神文化が培われました。浄土真宗を中心とした信仰と地域共同体のつながりを基盤に、現在まで伝統的な集落景観が守られています。合掌造りの家屋と自然、農村が一体となった景観は、日本の原風景のひとつとしてその美しさを伝えています。
地域: 東・東南アジア / 国名: 日本国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1995年 / 登録基準: (iv)(v)
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シントラの文化的景観

Cultural Landscape of Sintra
シントラの文化的景観
リスボンの北西約20kmに位置するシントラは、夏は涼しく冬も温暖な気候に恵まれ、紀元前5000年頃には人々が住み始めました。12世紀半ば、初代ポルトガル国王アフォンソ1世がリスボンをイスラム教徒から奪回したことにより、シントラもキリスト教徒の街へと変化していきます。以来、代々のポルトガル王族がこの地に離宮を置き、18〜19世紀にかけては、イギリスの富豪たちも次々と別荘を建設しました。
地域: ヨーロッパ / 国名: ポルトガル共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1995年 / 登録基準: (ii)(iv)(v)
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石窟庵と仏国寺

Seokguram Grotto and Bulguksa Temple
石窟庵と仏国寺
韓国の南東部にある吐含山(トハムサン)には、8世紀、新羅王朝の首都・慶州で栄えた仏教建築の傑作が残されています。新羅王朝中期に宰相の金大城によって建てられた、石窟庵(ソックラム)と仏国寺(プルグクサ)です。石窟庵は前世の父母のために、仏国寺は現世の父母のために建立されたと伝えられています。これらの建築物は、新羅王朝が栄えた時代の仏教建築の象徴であり、仏教の教えと精神が色濃く反映された場所でもあります。さらに、優れた石工技術の発展を証明する傑作であり、その精巧な造りは今日に至るまで多くの人々を魅了し、東アジアにおける仏教文化の重要な遺産として高く評価されています。
地域: 東・東南アジア / 国名: 大韓民国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1995年 / 登録基準: (i)(iv)
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宗廟

Jongmyo Shrine
宗廟
宗廟(チョンミョ)は朝鮮王朝の歴代国王と王妃の位牌を祀る霊廟です。14世紀後半に太祖李成桂によって建立されました。儒教に基づく王族の霊廟としては最も古く、格式の高い建築物のひとつとして知られています。16世紀末の豊臣秀吉による壬辰倭乱(文禄・慶長の役) では一度破壊されてしまいますが、その後再建され、以降も増築を重ねながら現在に至っています。正殿や永寧殿、功臣堂、公明堂など多くの建物が整然と並び、王室の正統性と祖先崇拝の思想を体現しています。建築様式は中国の伝統を受け継ぎつつも、朝鮮王朝の理念が反映されており、儒教的価値観と王室文化が融合した独自の空間を創り上げています。
地域: 東・東南アジア / 国名: 大韓民国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1995年 / 登録基準: (iv)
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ナポリの歴史地区

Historic Centre of Naples
ナポリの歴史地区
ナポリはヨーロッパ最古の街の一つで、イタリア南部カンパーニャ州のナポリ湾に面しています。街は2,500年の歴史があり、紀元前5世紀に古代ギリシャにより地中海貿易の拠点となる植民都市して建設されました。その地名は、「新しい都市」を意味するネアポリスが転じて、ナポリと呼ばれるようになりました。その後、多くの強国から支配を受けることになります。ローマ帝国や東ゴート王国により支配された後、6世紀にはビザンツ帝国の統治下に入りました。8世紀からはナポリ公国として自治を確保しましたが、12世紀にノルマン人によるシチリア王国に征服されました。シチリア王はナポリに宮廷を移して、多くの人文学者や芸術家を招いて保護し、文化の面で繁栄をもたらしました。その後、フランスやスペインなどの支配下を経て、イタリア統一運動により1861年に成立したイタリア王国の一都市となりました。
地域: ヨーロッパ / 国名: イタリア共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1995年 / 登録基準: (ii)(iv)
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『八萬大蔵経』版木所蔵の海印寺

Haeinsa Temple Janggyeong Panjeon, the Depositories for the Tripitaka Koreana Woodblocks
『八萬大蔵経』版木所蔵の海印寺
韓国南部の伽耶山の麓に建つ海印寺は、802年に創建された由緒ある寺院です。この場所に収められている「八萬大蔵経」は、仏教経典の集大成として世界にその存在を知られています。この版木は、高麗時代の13世紀、モンゴル軍の侵攻という国難に際して、仏の加護を願うために彫られました。初めに彫られたものは戦乱により失われましたが、その後15年をかけて復刻され、1251年に完成しています。約8万枚に及ぶ木版は、その正確さと美しさにおいて他に例がなく、今日でも高い学術的価値を持っています。
地域: 東・東南アジア / 国名: 大韓民国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1995年 / 登録基準: (iv)(vi)
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ハンザ都市ヴィスビー

Hanseatic Town of Visby
ハンザ都市ヴィスビー
バルト海に浮かぶゴットランド島の中心にある都市ヴィスビーは古くはバイキングの拠点でした。12世紀になるとドイツ商人が住みついたことで交易地として発展し、ハンザ同盟の主要な拠点となります。旧市街を取り囲む全長3.5km、高さ最高10mの城壁は13世紀にドイツ商人が自衛のために築いたものです。多くの建物は16世紀にライバル関係であったリューベックによって破壊されますが、この城壁は残っています。中世のヴィスビーにはスウェーデンの他のどの町よりも多くの教会があり、ロマネスク様式とゴシック様式の特徴を持つ17の聖堂がありました。しかし、16世紀の宗教改革によってそのほとんどが破壊され、現存するのは1225年に建造された聖母マリア大聖堂のみとなっています。
地域: ヨーロッパ / 国名: スウェーデン王国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1995年 / 登録基準: (iv)(v)
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フィリピンのコルディリェーラの棚田群

Rice Terraces of the Philippine Cordilleras
フィリピンのコルディリェーラの棚田群
フィリピンの少数民族イフガオ族が2,000年前に作り上げた棚田群は、標高1,000~2,000mの急勾配の斜面に位置しており、石や土でできた壁で形作られた丘や山の自然なかたちを活かした形状と複雑な灌漑システムによって形成されています。考古学的な調査によってもこの高度な技術がこの地域で2,000年もの間、ほとんど変わらずに使用されてきたことが明らかになっており、棚田文化という伝統の存続とその優れた耐久性の証拠となっています。
地域: 東・東南アジア / 国名: フィリピン共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1995年 / 登録基準: (iii)(iv)(v)
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ラパ・ニュイ国立公園

Rapa Nui National Park
ラパ・ニュイ国立公園
ラパ・ニュイ国立公園は、チリの海岸から西に約3,700kmの南太平洋に位置するパスクア島(イースター島)にあり、約900体のモアイ像と300以上の儀式用プラットフォーム(アフ)を有しています。これらのモアイ像は、11世紀から17世紀にかけてポリネシアに起源を持つ長耳族によって先祖を祀るために造られ、島の各地に配置されています。
地域: 南米 / 国名: チリ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1995年 / 登録基準: (i)(iii)(v)
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