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アスキア墳墓
Tomb of Askia
マリ共和国の南東部ガオには、高さ17mもあるピラミッド型をしたアスキア墳墓が残っています。これは1495年、かつてニジェール川流域を中心に繁栄したソンガイ帝国の時代に造営されたもので、ガオはその都でした。この帝国を治めていたアスキア・モハメド王は、信心深いイスラム教徒で、後にイスラム教を国教に定めました。アスキア・モハメド央の泥を固めてつくられている墳墓は、丸みを帯びた形が特徴で、西アフリカのサヘル地域特有の建築様式を代表する建造物です。15世紀から16世紀にかけて、同帝国は岩塩と金を中心としたサハラ交易を掌握しましたが、これはその時代の栄華を物語るものだとも言えます。付近一帯には墳墓のほか、平屋根の2つのモスク、共同墓地、野外集会所も残存します。2012年、地域紛争の勃発による破壊などを理由に、危機遺産リストに登録されました。
ヴァールベリのグリメトン無線局
Grimeton Radio Station, Varberg
スウェーデン南部、ヴァールベリ市の東7kmにあるグリメトン無線局は、1922〜1924年にかけて建設された、大西洋を越える無線通信時代の初期を象徴する遺産です。海沿いに広がる約110万㎡の広大な敷地には、当時スウェーデン国内最高の高さを誇った127mのアンテナ鉄塔6基や、アンテナ付きの短波送信機、初代アレクサンダーソン製の送信機を持つ建物、職員のための住宅街などが含まれています。主要な建物は建築家のカール・オーケルブラッドによって新古典主義様式で設計され、当時スウェーデンで最も高い建造物となったアンテナ鉄塔は、構造エンジニアのヘンリック・クルーガーによって設計されました。大西洋を横断する無線通信初期の施設としては非常に保存状態が良いことが特徴です。
ウランゲリ島保護区の自然生態系
Natural System of Wrangel Island Reserve
ロシアの最北東端、東シベリア海に浮かぶウランゲリ島保護区は、北極圏にありながら氷河期にも凍結しなかったことから、独自の生態系が育まれました。保護区はウランゲリ島とヘラルド島、その周辺海域で構成されています。植物の固有種は23種が確認されており、遺産推薦時の2004年時点で、17種のアークティックポピーのうち、5種類がこの島の固有種となっています。動物では、タイヘイヨウセイウチが世界最大の個体数を誇り、島の沿岸のルッカリーには最大で10万頭ものセイウチが集まります。また、ホッキョクグマの生育密度が世界一であることでも知られ、絶滅危惧種を含む100種以上の渡り鳥の最北の営巣地にもなっています。さらに、他の北極圏の個体群と比べて独特な行動を示すウランゲリ・レミングや、本土とは異なる個体群に進化したトナカイなど、この島独自の変化や進化が見られます。他の世界遺産に関連する情報としては、メキシコの『エル・ビスカイノ鯨保護区』などからやってくるコククジラの主要な餌場になっています。
王立展示館とカールトン庭園
Royal Exhibition Building and Carlton Gardens
オルチア渓谷
Val d'Orcia
オルホン渓谷の文化的景観
Orkhon Valley Cultural Landscape
紀伊山地の霊場と参詣道
Sacred Sites and Pilgrimage Routes in the Kii Mountain Range
クタマク:バタマリバ人の土地
Koutammakou, the Land of the Batammariba
トーゴ北東部とベナンにまたがるクタマクには、バタマリバと呼ばれる人々が暮らしており、彼らの独特な泥で作られた塔の家々は「タキエンタ」(複数形では「シキエン」)と呼ばれています。ここでは、自然は社会の儀式や信念と深く結びついており、塔状の家々の建築が社会構造を反映していること、農地や森林、そして人々と風景の結びつきにより、特別なものとなっています。建物は村単位でまとまっており、儀式のための空間、泉、聖なる岩、そして成人の儀式のための特別な場所も含まれています。クタマクは、自然環境と調和しながら生活する人々の土地利用の卓越した例で、この文化的景観は、独特な特徴を持っています。タキエンタは、技術的・実用的・象徴的な役割を果たす基本的な家族住居で、住居スタイルは、円形や楕円形の形状を基にしており、「大地を形作る人々」を意味するディタマリ語のバタマリバによる独創的な発明です。
ケープ植物区保護地域群
Cape Floral Region Protected Areas
高句麗古墳群
Complex of Koguryo Tombs
北朝鮮の首都、平壌周辺の高句麗古墳群は、高句麗王国の中・後期にあたる4〜7世紀ごろに建造された63基からなる古墳群で、その多くに美しい壁画が残されています。高句麗は、現在の中国東北部と朝鮮半島にかけて栄えた最強の王国のひとつでした。これまでに中国と朝鮮半島で発見された1万以上の高句麗の古墳のうち、壁画が描かれている古墳は約90か所で、これらの古墳のほぼ半分は世界遺産登録された地域にあります。壁画の図柄は、青龍、白虎、朱雀、玄武を描いた四神図や狩猟図、それに日本の高松塚古墳のものと似た女性像など多岐にわたっています。衣装、食べ物、住居生活、埋葬の習慣、さらには宗教的儀式など、今は消えてしまった高句麗文化の豊かさを伝える証となっています。高松塚古墳やキトラ古墳の壁画との関連性も指摘されており、高句麗王国が日本を含む東アジアに大きな影響を与えていたことを示唆しています。
コソボの中世建造物群
Medieval Monuments in Kosovo
シングヴェトリル国立公園
Þingvellir National Park
アイスランド語で「集会の平原」を意味するシングヴェトリルは、アイスランド島の南西部、首都レイキャヴィクから北東約50kmに位置する国立公園です。930年、この地で世界最古の議会「アルシング(全島集会)」が開かれ、この集会は1798年まで同じ場所で続きました。議会は年に2週間開催され、出席者は誰でも自分の意見を述べることができました。法議長が演説を行った「法律の岩」や、石で造られた仕切り席などの遺構が現在でも残されています。この集会の記録は、ヴァイキング時代の歴史を伝える史伝集『アイスランドサガ』にも記されています。また、1944年にはアイスランド共和国樹立の宣言もこの地で行われ、国民にとって精神的な象徴の地となっています。
スマトラの熱帯雨林遺産
Tropical Rainforest Heritage of Sumatra
スマトラ島の南北に広がる3つの国立公園、北部のグヌン・ルセル国立公園、中部のケリンチ・セブラ国立公園、南部のブキット・バリサン・セラタン国立公園が世界遺産に登録されており、これらには「スマトラのアンデス」として知られるブキット・バリサン山脈が連なっています。その特徴は山岳地帯だけでなく、東南アジアで最も標高が高いと言われる湖をはじめとし、緑豊かな熱帯雨林の中に数多くの滝や洞窟等が広がることで、その自然美は特に評価されています。そして多様な生物の生息地でもあり、例えばグヌン・ルセル国立公園では、世界最大の花とされるラフレシアを含め、植物は少なくとも92の固有種が確認されているほか、絶滅危惧オランウータンの生息地にもなっています。2009年に発生したスマトラ沖地震で沿岸部から高山地帯まで大きな被害を受け、2011年に危機遺産リストに登録されました。
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(旧名ヴィクトリア・ターミナス)
Chhatrapati Shivaji Terminus (formerly Victoria Terminus)
チャンパネール ‐ パーヴァガドゥ遺跡公園
Champaner-Pavagadh Archaeological Park
パサルガダエ
Pasargadae
バムとその文化的景観
Bam and its Cultural Landscape
イラン南部に位置するバムは、その起源をアケメネス朝ペルシアやパルティア王国時代にまで遡るといわれるオアシス都市です。都市にはカナートと呼ばれる地下水路網が整備され、オアシス都市へと発展をしました。現在も稼働中の国内最古級のカナートが存在します。7世紀以降、数百年にわたり東西交易ルートの中継地として繁栄してきました。中心に立つアルゲ・バムと呼ばれる城塞は壁と二重の内壁をもつ三重構造で、日干しレンガを積み上げてつくられました。紀元前6〜前4世紀頃のアケメネス朝ペルシアに起源を咲かあ登りササン朝ペルシアの時代に建設され、16世紀のサファヴィー朝時代に現在の形になりました。外たやしかし、18世紀にアフガニスタン方面からパシュトゥン人の攻撃を受け、町は放棄されました。
ピーコ島のブドウ栽培の景観
Landscape of the Pico Island Vineyard Culture
ピトンズ管理地区
Pitons Management Area
ムスカウ公園/ムジャクフ公園
Muskauer Park / Park Mużakowski
ルイス・バラガン邸と仕事場
Luis Barragán House and Studio