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マレーシア | 世界遺産一覧

キナバル自然公園

Kinabalu Park
キナバル自然公園
ボルネオ島のマレーシア領内サバ州にあるキナバル自然公園は、東南アジア最高峰のキナバル山を中心に広がる国立公園で、その総面積は、東京23区が丸ごと収まるほどです。標高が4095メートルあるキナバル山は、地元のドゥスン族にとって聖なる山とされてきました。6つの植物帯をもつキナバル自然公園は、低地の熱帯ジャングルから高山エリアまで、実に様々な自然環境が特徴的で、東南アジアの植物多様性の中心地としても承認されています。食虫植物のウツボカズラ属や、1,000種に及ぶラン、世界最大の花として知られるラフレシアなど、ここに生育する植物は5,000種以上です。また、ボルネオ島の哺乳類、鳥類、両生類、無脊椎動物の半数以上がこの公園内に生息しています。
地域: 東・東南アジア / 国名: マレーシア / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (ix)(x)
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セランゴール森林公園マレーシア森林研究所

Forest Research Institute Malaysia Forest Park Selangor
セランゴール森林公園マレーシア森林研究所
首都クアラルンプール郊外にある「マレーシア森林研究所・セランゴール森林公園」は、研究施設も備えた森林保全エリアです。ここはかつて錫の採掘が盛んに行われて劣化した土地でした。1920年代に人の手で植林し森を育てる取り組みが始められ、フタバガキ科の苗木をはじめ、当時入手可能であったあらゆる樹種が手植えされていきました。そして最終的に、成熟した低地熱帯林を再生することに成功しました。長年に及ぶ努力により、今では多くの樹木のほか、さまざまな昆虫類も生息するなど、豊かな生物多様性が維持されています。この遺産は、荒廃した錫の採掘跡地で立派な熱帯林の生態系を再生させた偉業を実証する希少な場所です。
地域: 東・東南アジア / 国名: マレーシア / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2025年 / 登録基準: (iv)
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メラカとジョージ・タウン:マラッカ海峡の歴史都市

Melaka and George Town, historic cities of the Straits of Malacca
メラカとジョージ・タウン:マラッカ海峡の歴史都市
マラッカ海峡に面した、古都メラカとペナン島のジョージ・タウンは、東洋と西洋の文化が重層的に融合した独自の都市景観を今に伝える港町です。ヨーロッパとアジアを結ぶ最短航路だったマラッカ海峡は、大航海時代から数多くの船が行き交う場所でした。この海峡の周辺はモンスーンの変わり目に位置するため、これらの港町は、風待ちのために停泊する中継地として栄えていきました。結果的にさまざまな国の人々が交流したことで、この場所では文化的な多様性が育まれ、非常に魅力的な都市となったのです。 
地域: 東・東南アジア / 国名: マレーシア / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2008年 / 登録基準: (ii)(iii)(iv)
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