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チェコ共和国 | 世界遺産一覧

エルツ山地/クルシュネー山地鉱業地域

Erzgebirge/Krušnohoří Mining Region
エルツ山地/クルシュネー山地鉱業地域
ここはドイツ南東部からチェコ北西部にまたがる鉱物資源豊富な地域で、12世紀から約800年間継続された採鉱によって形成された景観が広がります。この地域の鉱山は、各時代で異なる金属鉱石を発見・採掘したことが特徴です。特に1460年から1560年まではヨーロッパで最も重要な銀鉱石の産地でした。錫も重要な採掘鉱石で長い歴史を通して安定的に採掘され、希少なコバルト鉱石は16世紀から18世紀にかけて主たる採掘鉱石となりました。そして19世紀末にはウラン鉱石が発見され、その世界的供給地となりました。この地で開発された採掘技術は各地に伝わり、鉱山の技術革命の引き金ともなりました。
地域: ヨーロッパ / 国名: チェコ共和国, ドイツ連邦共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2019年 / 登録基準: (ii)(iii)(iv)
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オロモウツの聖三位一体記念柱

Holy Trinity Column in Olomouc
オロモウツの聖三位一体記念柱
チェコ東部の北モラヴィア地方のオロモウツ旧市街、ホルニー広場にそびえ立つ聖三位一体記念柱は、中央ヨーロッパを代表する宗教的記念碑のひとつです。18世紀初め、この地方を襲ったペストの終息に対して記念柱を建てることを考えたオロモウツ市民は、当時すでにあった別の記念柱よりも素晴らしいものを作りたいと考えました。そこで1714年、建築家ヴァーツラフ・レンダーと弟子たちが、高さ約35mの聖三位一体記念柱の建築を始めました。レンダーの死後も建築が続けられ、1754年の完成を祝う献堂式には女帝マリア・テレジアが臨席しています。この記念柱はオロモウツ市民の大きな誇りとなり、プロイセン軍に街が包囲された時には、市民が敵方の将軍に聖三位一体記念柱を撃たないよう直談判に行くほどでした。将軍はその訴えを聞き入れて記念柱は破壊されずに残り、現在もその美しい姿を見ることができるのです。
地域: ヨーロッパ / 国名: チェコ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (i)(iv)
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カルパティア山脈と他のヨーロッパ地域のブナ原生林

Ancient and Primeval Beech Forests of the Carpathians and Other Regions of Europe
カルパティア山脈と他のヨーロッパ地域のブナ原生林
ヨーロッパの広範囲に広がる10種のブナ原生林は、氷河期後期からの生物進化やブナの分化の過程が知れる貴重な遺産です。ブナの他にもヨーロッパナラをはじめ、絶滅の危機に瀕した80種を含む1,067種の植物や101種の鳥類、73種の哺乳類などが登録地に生息しています。また、広大な森林には、IUCNのレッドリストにも記載されているキンメフクロウも生息しています。2007年にスロバキアとウクライナの世界遺産として登録されましたが、その後、登録範囲が順次拡大されていきました。この地のブナ原生林は、現存するヨーロッパブナ(ファグス・シルヴァティカ)の原生林として世界最大であり、その中には世界最樹高のブナの標木も含まれています。
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クラドルビ・ナド・ラベムにある式典馬車用の馬の繁殖・訓練地の景観

Landscape for Breeding and Training of Ceremonial Carriage Horses at Kladruby nad Labem
クラドルビ・ナド・ラベムにある式典馬車用の馬の繁殖・訓練地の景観
エルベ川の氾濫原に、草原や森、平原、公園、道路や水路網、農場の建物群などが広がる美しい景観があります。ここは、チェコ最古の馬種であるクラドルバー種を繁殖・訓練するために作られた国営牧場です。この景観は、フランスや英国の景観設計に則り、美学的に要素が配置された農場である「フェルメ・オルネ」の例とされており、自然と人間との共同作品ともいえる「文化的景観」の価値も認められています。
地域: ヨーロッパ / 国名: チェコ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2019年 / 登録基準: (iv)(v)
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クロムニェジーシュの庭園と宮殿

Gardens and Castle at Kroměříž
クロムニェジーシュの庭園と宮殿
クロムニェジーシュはチェコ東部の都市です。1497年にオロモウツの司教が就任したのを機に、街の再建が始まりました。三十年戦争で荒廃しましたが、その後、再興を遂げていく中で、バロック様式が採用されました。イタリアを起源とする初期バロック建築の様式が、絵画をはじめとする美術や庭園のあり方にも影響を与え、発展していきました。バロック建築様式がもたらした文化は、ドナウ川流域へと広がっていきました。
地域: ヨーロッパ / 国名: チェコ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1998年 / 登録基準: (ii)(iv)
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ジャテツとザーツ・ホップの景観

Žatec and the Landscape of Saaz Hops
ジャテツとザーツ・ホップの景観
チェコ北西部にある『ジャテツとザーツ・ホップの景観』は、700年以上にわたり世界的に有名なホップ「ザーツ・ホップ」の栽培・加工・流通が行われてきた地域です。構成要素のひとつであるジャテツの町は、19世紀にチェコ人、ドイツ人、ユダヤ人によるホップ産業の革新を経て、国際的なホップ貿易の中心地となりました。市街地には乾燥窯や包装施設、硫黄処理場などの特徴的な建造物も残ります。都市機能と農業活動が密接に結びつき、進化を続ける文化的景観が今も息づいています。
地域: ヨーロッパ / 国名: チェコ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2023年 / 登録基準: (iii)(iv)(v)
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ゼレナー・ホラにあるネポムークの聖ヨハネ巡礼教会

Pilgrimage Church of St John of Nepomuk at Zelená Hora
ゼレナー・ホラにあるネポムークの聖ヨハネ巡礼教会
ゼレナー・ホラは、プラハ南東のボヘミアモラヴィア高地に位置する巡礼地です。1393年に殉教したプラハ大司教代理の聖ヤン・ネポムツキーに捧げるため、1719年から1727年にかけて建設されました。建設が始まって3年後の1722年、ネポムツキーは正式に「聖人」として認定されています。ゴシック様式とバロック様式の移行期における建築様式の優れた例とされるこの教会は、プラハ出身の建築家であるヤン・ブラジェイ・サンティーニにより、独自の様式でつくられています。
地域: ヨーロッパ / 国名: チェコ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1994年 / 登録基準: (iv)
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チェスキー・クルムロフの歴史地区

Historic Centre of Český Krumlov
チェスキー・クルムロフの歴史地区
チェコ南部、ヴルタヴァ川(モルダウ川)のほとりに位置するチェスキー・クルムロフは、13世紀に築かれた城を中心に発展した南ボヘミアの小都市です。ヴルタヴァ川の蛇行と岩山に囲まれた自然美と都市構造が見事に調和しています。貴族の支配下で政治・文化の要所として栄え、ゴシックからバロックまでの建築様式が混在する歴史的中心地には、5世紀以上にわたる発展がみられます。ファサードや屋根、内部の装飾などからは、計画都市としての特徴を今も感じ取ることができます。このように、チェスキー・クルムロフは建築、自然、歴史が融合したヨーロッパ小都市の典型例として知られています。
地域: ヨーロッパ / 国名: チェコ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1992年 / 登録基準: (iv)
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テルチの歴史地区

Historic Centre of Telč
テルチの歴史地区
チェコ南部に位置するテルチの街のある場所は、かつて深い原生林に覆われた未開の地でした。13世紀から14世紀にかけて、中央ヨーロッパでは政治的・経済的支配を目的に「プランテーション」と呼ばれる計画都市が建設されましたが、テルチはその中でも最も保存状態の良い例とされています。街の中心には城があり、二つの人工池に囲まれた構造は、防衛と景観の両立を意識した設計です。その起源は文献からは明らかでないものの、14世紀半ばには都市として機能していたと考えられています。
地域: ヨーロッパ / 国名: チェコ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1992年 / 登録基準: (i)(iv)
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プラハの歴史地区

Historic Centre of Prague
プラハの歴史地区
チェコ中西部に位置する首都プラハは、人口約130万人を擁するヨーロッパでも有数の大都市です。街のほぼ中央、ヴルタヴァ川(モルダウ川)の両岸に、ヨーロッパ屈指の美しさを誇る歴史地区があります。プラハの起源は、6世紀後半にスラヴ民族がヴルタヴァ川沿いに集落を築いたことにさかのぼります。7世紀には丘の上に砦が建てられ、都市としての形成が始まりました。9世紀後半頃、ヴルタヴァ川左岸にプラハ城の前身の城塞が、10世紀には右岸にヴィシェフラト城が建造され、2つの建造物に挟まれた区域が発展していきました。
地域: ヨーロッパ / 国名: チェコ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1992年 / 登録基準: (ii)(iv)(vi)
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ブルノのトゥーゲントハート邸

Tugendhat Villa in Brno
ブルノのトゥーゲントハート邸
チェコ南部モラヴィア地方に第2の都市ブルノがあります。このチェルナー・ポレ地区に、1930年、ブルノの繊維業で財をなした富裕な実業家トゥーゲントハート夫妻の新居がつくられました。ドイツ人建築家ミース・ファン・デル・ローエの設計で、傾斜地に建てられたその3階建て邸宅は、玄関やプライベート空間が上階に、下階がリビングや食堂になっています。庭に向かった壁面は総ガラス張りで部屋と庭とが一体的になっており、メインフロアには壁がなく、仕切りと建築家ミース自身がデザインした家具によって空間に機能を持たせる開放的なつくりになっていて、世界四大邸宅建築のひとつに数えられています。
地域: ヨーロッパ / 国名: チェコ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2001年 / 登録基準: (ii)(iv)
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ヨーロッパの大温泉都市群

The Great Spa Towns of Europe
ヨーロッパの大温泉都市群
イタリア、英国、オーストリア、チェコ、ドイツ、フランス、ベルギーの7ヵ国に点在する11の温泉都市で構成される、国境を越えたひとつの世界遺産です。18世紀初頭から1930年代にかけて、ヨーロッパにおける温泉文化が最も隆盛を極めたことを示しています。これらの都市は、互いに影響しあいながら街づくりをし、絵画のような景観の中で、美しくデザインされたレクリエーション施設や治療・療養環境が整えられていきました。ヨーロッパの温泉文化の発展に貢献した数百の温泉地の中でも、最も洗練された大規模な都市が世界遺産に選ばれました。そのひとつである英国の「バース」は、古代ローマの温泉の遺構が残る現役の温泉施設で、1987年に『バースの市街』として単独でも世界遺産に登録されています。
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リトミシュル城

Litomyšl Castle
リトミシュル城
『リトミシュル城』は、イタリアで生まれたルネサンス建築がチェコで発展した代表的な作品として知られています。1568年に建築が始まり、1580年頃には主要な部分が完成しました。外観は当時の姿を大切に残しながらも、内部は18世紀末に美しく改修され、ルネサンスだけでなくバロックや新古典主義の装飾も施されています。チェコにおける貴族の邸宅文化と、新しい芸術運動の影響を受けた発展の様子を残す貴重な建築です。
地域: ヨーロッパ / 国名: チェコ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1999年 / 登録基準: (ii)(iv)
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