World Heritage Sites

フィンランド共和国 | 世界遺産一覧

ヴェルラの砕木パルプ・板紙工場

Verla Groundwood and Board Mill
ヴェルラの砕木パルプ・板紙工場
フィンランド南東部のヴェルラは、19~20世紀初頭にかけて北欧と北米で栄えた、パルプ、紙、板紙生産に関連した小規模な産業集落の典型例の一つです。この地に現存する砕木パルプ・板紙工場は、フィンランドの基幹産業であった製材・製紙産業を支えた工場の一つで、最初の砕木工場が建設されたのは1872年のことです。その後10年後に操業を開始した板紙工場と共に1964年に操業を停止しましたが、生産し使用された機械や備品は全て操業停止当時のままに工場内に残されました。1972年からは博物館として公開され建物や機械なども維持管理されています。
地域: ヨーロッパ / 国名: フィンランド共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1996年 / 登録基準: (iv)
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シュトルーヴェの測地弧

Struve Geodetic Arc
シュトルーヴェの測地弧
ドイツ出身のロシア人天文学者フリードリヒ・フォン・シュトルーヴェは、地球の大きさや形を調べるために約40年をかけて調査を行いました。総距離2,820㎞にわたり、265カ所を測定し、正確な子午線の長さを求めるための三角測量を繰り返しました。世界遺産に登録されたのは265カ所のうち34カ所です。この長期間にわたる測量により、地球がわずかに楕円形であることと、その大きさが科学的に証明されました。
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スオメンリンナ要塞

Fortress of Suomenlinna
スオメンリンナ要塞
ヘルシンキ沖合の6つの無人島にあるスオメンリンナ要塞は、フィンランドを支配していたスウェーデンがロシアの侵攻に備え、1748年に建設を開始しました。当時の最先端の要塞建築技術を駆使したスヴェアボリ (後にスオメンリンナと改名)要塞は、総延長7.5kmにも及ぶ花こう岩の城壁で囲まれていて、北ヨーロッパで最も大きな稜堡を持つものでした。 また内部には、砲台まで張り巡らされた石の通路や、1万人もの兵士のパンを焼く施設などが整備されていました。第二次世界大戦後に軍事使用が廃止され、現在はヨーロッパの要塞建築技術を伝える文化研究施設として公開されています。
地域: ヨーロッパ / 国名: フィンランド共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1991年 / 登録基準: (iv)
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青銅器時代のサンマルラハデンマキ墓群

Bronze Age Burial Site of Sammallahdenmäki
青銅器時代のサンマルラハデンマキ墓群
フィンランド南東部にあるサンマルラハデンマキ墓群は、紀元前1500年から紀元前500年頃にかけてのスカンジナビア地方の青銅器文化の遺跡群で、36㏊の敷地には33基の埋葬墓が点在しています。墓は崖から採取された花崗岩の巨石で作られるのが通常でしたが、「フルート長石塚」と呼ばれる古い石壁に囲まれたものや「教会の床」として知られる大きな四角形をしたものなど、他では見ることのできない珍しいものも現存しています。これらの墓は、この地域に広まった太陽崇拝という新しい信仰に関係しており、農耕の導入と共に現れたと考えられている親族集団による土地所有の在り方を示しているとも考えられています。墓群は、この地域における社会的・宗教的構造を示す貴重な証拠であり、死者崇拝の文化や独特の埋葬法方など、当時の風習を物語る重要な遺産です。
地域: ヨーロッパ / 国名: フィンランド共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1999年 / 登録基準: (iii)(iv)
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ヘーガ・クステン/クヴァルケン群島

High Coast / Kvarken Archipelago
ヘーガ・クステン/クヴァルケン群島
バルト海北部、スウェーデンのヘーガ・クステンとその対岸にあるフィンランドのクヴァルケン群島には、9,600年前の氷河期末期から現在も隆起を続ける高層海岸があります。氷河期に氷床の重みによって沈んでいた地域が、氷河期が終わり、氷床が解氷したことで地面が反発し盛り上がる地殻変動が起こっています。これはマントル上で地殻の重みと地殻に働く浮力が釣り合うアイソスタシー(地殻均衡)が成立していないことが原因とされています。隆起のスピードは1年間に8~10mmで、現在知られている中で最も氷河解氷後の地殻上昇が高い例証となっています。また、2万4,000~1万年前にかけて大陸氷河の解氷によって作られたとされる、波状の畝のついた洗濯板のような氷堆石「デ・ギア・モレーン」も見ることができます。2006年、もともと登録されていたヘーガ・クステンに5600の島々と周辺海域からなるクヴァルケン群島が加わり登録地域が拡大されました。
地域: ヨーロッパ / 国名: スウェーデン王国, フィンランド共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (viii)
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ペタヤヴェシの古教会

Petäjävesi Old Church
ペタヤヴェシの古教会
1763年から1765年にかけて、フィンランドの伝統的な木造建築技術を用いて建造されたルター派の教会です。教会の建設は、地元の建築職人であったヤッコ・レッパネンの指揮の下に行われ、鐘楼と渡り廊下は彼の孫であるエルッキ・レッパネンによって1821年に増築されました。この教会は針葉樹林地帯に住む地元の農民が用いてきた伝統的な丸太造りの建築技術の独特な形状を有しており、教会部分はギリシャ十字型の身廊を持ち、丸太を横に組んだ日本の校倉造に似たような外壁と板をうろこ状に並べた寄棟造が特徴的です。教会のレイアウトや内装は、ヴォールトや中央のクーポラなど、ルネサンス、バロック、ゴシックといった各建築様式の影響を受けつつ、フィンランド特有の木造技術の伝統が融合しています。
地域: ヨーロッパ / 国名: フィンランド共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1994年 / 登録基準: (iv)
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ラウマの旧市街

Old Rauma
ラウマの旧市街
ラウマの街はフィンランドの南西部に位置しています。ここは、フィンランドで数少ない中世の街です。もともと海辺にあった旧市街は、地盤の隆起により現在は海岸線から1.5kmほど内陸に入った場所にあります。旧市街は、ほとんどが個人所有の約600棟の木造建築からなり、スカンジナビア半島最大規模の木造平屋建築の家屋が残っています。ラウマ旧市街地は、北欧の伝統的な木造建築の技術と伝統がよく保存された代表的な事例です。
地域: ヨーロッパ / 国名: フィンランド共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1991年 / 登録基準: (iv)(v)
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