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南米 | 世界遺産一覧

サマイパタの砦

Fuerte de Samaipata
サマイパタの砦
ボリビア東部のアンデス山麓にあるサマイパタの砦は、二つの部分から成り、その一つは多くの彫刻が残る丘で、長さ220m、幅約60mの赤い砂岩でできた一枚岩からなり、その表面全体に動物、幾何学模様、壁龕、運河など、宗教的に重要な様々な表現が全面に彫刻されています。眼下に街を見下ろすこのモニュメントは、スペイン到来以前の伝統と信仰を証明する唯一のもので、アメリカ大陸のどこにも類似するものがなく、アマゾン地域のプレ・コロンブス時代の儀式用建造物としては最大級のものです。 もう一つが、行政および居住地区と行政機関を形成していた丘の南側の地域です。ここは、インカがこの遺跡を占領し、記念碑的な公共建築物が建つ大きな中央広場や、軍事利用のための施設、商業地域、そして監視のための居住区域など、異なる文化的な集落の建築構造が組み合わされています。 
地域: 南米 / 国名: ボリビア多民族国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1998年 / 登録基準: (ii)(iii)
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サルヴァドル・デ・バイアの歴史地区

Historic Centre of Salvador de Bahia
サルヴァドル・デ・バイアの歴史地区
サルヴァドル・デ・バイアは、1549年から1763年までブラジルの初代首都であり、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ先住民の文化が融合した都市です。​特に1558年からは、新世界初の奴隷市場が設けられ、サトウキビプランテーションでの労働力として多くのアフリカ人が連れてこられました。​この歴史的背景は、現在のサルヴァドルの文化や社会に深く影響を与えています。
地域: 南米 / 国名: ブラジル連邦共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1985年 / 登録基準: (iv)(vi)
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サン・アグスティン考古公園

San Agustín Archaeological Park
サン・アグスティン考古公園
アンデス山脈中腹にある『サン・アグスティン考古公園』は、小神殿や墳墓、400もの石像が並ぶ南米最大規模の遺跡群です。18世紀、スペイン人宣教師によって発見されたこれらのモニュメントには、紀元前6世紀ごろまで遡るものも含まれています。石像は神や人、ヘビ、トカゲ、空想上の生物が模されており、小神殿や墳墓とともに設置されていることから宗教的なモニュメントであると考えられています。更に、墳墓の大きさに大小違いがあることから、この地では社会的な階層構造が存在していたと推測されています。
地域: 南米 / 国名: コロンビア共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1995年 / 登録基準: (iii)
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サンガイ国立公園

Sangay National Park
サンガイ国立公園
エクアドルの中央部にある国立公園で、アンデス山脈の東側からアマゾン川上流域まで広がり、総面積は2,700㎢です。標高約800mから5,000mを越えるサンガイ火山山頂まで、標高差はなんと4,000mに及び、植物の垂直分布が見られます。また、ここには火山・氷河・雲霧林・湿原・熱帯雨林・湖沼や草原などが含まれ、まさにエクアドルの自然と生態系の全貌を見ることができます。絶滅危惧種のヤマバクや南米大陸唯一の熊であるメガネグマ、そしてアンデスコンドルなど希少な生物も多く生息しています。
地域: 南米 / 国名: エクアドル共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1983年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)(x)
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サン・クリストヴァンのサン・フランシスコ広場

São Francisco Square in the Town of São Cristóvão
サン・クリストヴァンのサン・フランシスコ広場
サン・クリストヴァンに位置するサン・フランシスコ広場は、16世紀後半から17世紀中期のスペイン・ブラジル同君連合時代に建設されました。この広場は、スペインとポルトガルの植民地都市計画および建築様式が融合したモデルとして、その歴史的価値が認められています。広場を囲むフランシスコ会修道院などの歴史的建造物群は、当時の政治的・宗教的な権力の中心地として栄えた姿を今に伝えています。
地域: 南米 / 国名: ブラジル連邦共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2010年 / 登録基準: (ii)(iv)
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サンタ・クルス・デ・モンポスの歴史地区

Historic Centre of Santa Cruz de Mompox
サンタ・クルス・デ・モンポスの歴史地区
サンタ・クルス・デ・モンポスは、スペインによる南米北部の植民地支配において重要な役割を果たした都市です。1540年、カルタヘナ総督フアン・デ・サンタ・クルスによってマグダレナ川のほとりに築かれたこの都市は、カリブ海の港であるカルタヘナ港と内陸部を結ぶ主要な水路沿いに位置し、物流と商業において重要な場所となっていました。都市は川沿いに発展し、洪水の際に街を守るための防壁が築かれました。17世紀以降、都市は拡大していき、街路や路地、多様なファサードをもつ家々が並ぶ都市へと変化しました。18世紀半ばには、レンガ造りに瓦屋根をもつ1~2階建ての建物が600軒、瓦葺きの家屋や小屋が1,800軒も建っていたと記録されています。
地域: 南米 / 国名: コロンビア共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1995年 / 登録基準: (iv)(v)
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サン・ルイスの歴史地区

Historic Centre of São Luís
サン・ルイスの歴史地区
サン・ルイスは、フランス人によって建設され、その後オランダ人の支配を経てポルトガル領となった歴史を持つ都市です。砂糖と綿花の貿易港として繁栄しました。この歴史地区の中心部には、17世紀後半に遡る当初の碁盤の目状の都市設計がほぼ完全な形で残されています。この地区は、経済停滞が長期にわたったことで開発が遅れ、多数の歴史的建造物が良い状態で保存されました。イベリア植民地時代の町の優れた例証となっています。
地域: 南米 / 国名: ブラジル連邦共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1997年 / 登録基準: (iii)(iv)(v)
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スクレの歴史都市

Historic City of Sucre
スクレの歴史都市
南米大陸の中央部にある「ボリビア多民族国」。憲法上の首都であるスクレは、同国の中南部、標高2,600mの高原盆地にあります。この街の起源は、スクレから130㎞ほど離れた、ポトシ銀山と関係しています。銀が生み出す富にあやかろうとポトシに入植してきたスペイン人たちは、1538年、ポトシよりも標高が低く過ごしやすいスクレを銀の管理地としました。実は、スクレは当初からこの地名だったわけではなく、当時の地名は「新トレドの銀の街」を意味する「シウダード・デ・ラ・プラタ・デ・ラ・ヌエバ・トレド」でした。その後も「チュキサカ」「チャルカス」と、その名称を何度か変えてきました。
地域: 南米 / 国名: ボリビア多民族国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1991年 / 登録基準: (iv)
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聖都カラル・スペ

Sacred City of Caral-Supe
聖都カラル・スペ
ペルーのスペ川渓谷を見下ろす乾燥した砂漠の台地に位置する聖都カラル・スペは、およそ5,000年前の中央アンデス後期アルカイック期に遡る、アメリカ大陸で最も古い文明のひとつです。高度に発達した社会政治体制を備えており、この地域の文明の興隆を示す重要な証拠となっています。 6.26㎢にわたりデザインの洗練さと建築の複雑さが垣間見える遺跡となっており、特に、石と土で築かれた記念碑的な基壇状の構築物や、くぼんだ円形広場が特徴的です。6つの巨大なピラミッド構造物を含む複雑な都市計画は、強力な宗教的イデオロギーに基づいた祭祀機能を持っていたことも示唆しています。 遺跡から発見された「キープ」は、カラル社会が高度に発達し、複雑な情報を記録・伝達する能力を持っていたことを証明しています。この遺産は早期の放棄により、非常に良好な状態で保存されており、古代のアンデス文明を理解する上で貴重な資料となっています。
地域: 南米 / 国名: ペルー共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2009年 / 登録基準: (ii)(iii)(iv)
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セウェル鉱山都市

Sewell Mining Town
セウェル鉱山都市
セウェル鉱山都市は、アンデス山脈の標高2,000mの地点、ランカグアの東60㎞に位置し、気候の極端な環境の中にあります。この町は、1905年にブレイデン・カッパー社によって建設され、後に世界最大の地下銅鉱山となるエル・テニエンテ銅山で働く労働者のための居住地として造られました。セウェルは、工業化された国の資源と現地の労働力が融合し、高価値の天然資源を採掘・加工するために世界各地の辺境に誕生した「企業町」の優れた例です。町は大型車両が通行できないほど急峻な地形に建てられており、鉄道駅から伸びる大きな中央階段を中心に構成されています。その階段沿いには、不規則な形の広場が点在し、装飾的な樹木や植物が植えられ、町の主要な公共空間となっていました。通りに並ぶ建物は木造で、鮮やかな緑、黄色、赤、青などに塗られていることが多く、町に彩りを添えています。最盛期にはセウェルには約15,000人が暮らしていましたが、1970年代にはほとんど放棄されました。
地域: 南米 / 国名: チリ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2006年 / 登録基準: (ii)
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セラード自然保護地域群:ヴェアデイロス平原国立公園とエマス国立公園

Cerrado Protected Areas: Chapada dos Veadeiros and Emas National Parks
セラード自然保護地域群:ヴェアデイロス平原国立公園とエマス国立公園
総面積3,000㎢以上のヴェアデイロス平原国立公園とエマス国立公園は、ブラジル中部のゴイアス州に位置し、セラードと呼ばれる熱帯サバンナの典型的な生態系を保護しています。セラードは、世界で最も古く、多様な熱帯生態系のひとつとされ、多くの希少種や固有種の動植物の避難所としての役割を果たしてきました。両公園は、将来の気候変動に対する生物多様性の保全において重要な役割を果たしています。
地域: 南米 / 国名: ブラジル連邦共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2001年 / 登録基準: (ix)(x)
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セラ・ダ・カピバラ国立公園

Serra da Capivara National Park
セラ・ダ・カピバラ国立公園
ブラジル北東部のピアウイ州に位置するセラ・ダ・カピバラ国立公園は、アメリカ大陸における最古の人類の痕跡が発見された場所のひとつです。この公園には、旧石器時代から新石器時代にかけての人類が描いたと考えられている数万点に及ぶ岩絵が残されており、この地域の歴史や文化の変遷を物語っています。最古の遺物はおよそ5万年前に遡るものもあります。これらの発見は「人類はベーリング海峡を経て約1万2,000年前にアメリカ大陸に到達した」という従来の定説を覆し、南米における人類定住の歴史を大きく書き換えるものとなりました。
地域: 南米 / 国名: ブラジル連邦共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1991年 / 登録基準: (iii)
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チキトスのイエズス会ミッション

Jesuit Missions of the Chiquitos
チキトスのイエズス会ミッション
ボリビア東部に位置するチキトスのイエズス会ミッションは、ヨーロッパのキリスト教建築と地域の伝統が融合した顕著な例です。教会堂は、大きな家屋に似ており、切妻屋根が西側のギャラリーの上を覆い、ポーチとして張り出しています。木製の柱で区切られた3つの内部通路と、同じく柱で支えられた2つの外部ギャラリーを区切る長い壁で構成され、非常にユニークな建築様式を持っており、彫刻が施された木製の柱と手すりが特徴的です。これらの教会には、彫刻、絵画、祭壇、説教壇などの注目すべき民衆による芸術品が収蔵されています。
地域: 南米 / 国名: ボリビア多民族国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1990年 / 登録基準: (iv)(v)
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チャビンの考古遺跡

Chavin (Archaeological Site)
チャビンの考古遺跡
チャビンの考古遺跡は紀元前1500年頃から紀元前300年頃にかけて発展した古代アンデス文明、チャビン文化の中心地です。ペルーのアンデス山脈の谷間に位置するこの場所は、南米の広範な地域に影響を与えた宗教的な中心地でした。高度な石積み技術で築かれた神殿複合体は、この文化の技術力と組織力を物語っており、後のインカ帝国にも影響を与えたとされるアンデス文明の精神的・文化的基盤を築きました。
地域: 南米 / 国名: ペルー共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1985年 / 登録基準: (iii)
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チャンキーヨの天文考古学遺産群

Chankillo Archaeoastronomical Complex
チャンキーヨの天文考古学遺産群
ペルー北中部の乾燥した渓谷にあるチャンキーヨは、紀元前250年~前200年頃に建設された先史時代の天文観測所と考えられています。丘陵に一列に並ぶ13の立方体状の塔は、人工的に作られた地平線上のマーカーとして機能し、日の出と日の入りの位置から一年を通して日付を正確に特定していました。これらの遺跡群は太陽崇拝の儀式的中心地であったと推測され、東西両側の観測地点から季節の移り変わりや夏至・冬至・春分・秋分などの重要な日を特定していました。
地域: 南米 / 国名: ペルー共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2021年 / 登録基準: (i)(iv)
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チャンチャンの考古地区

Chan Chan Archaeological Zone
チャンチャンの考古地区
ペルー北部海岸、トルヒーヨ郊外に位置するチャンチャンの考古地区は、チムー王国の首都でした。この都市は、古代アンデス文明において最大規模の日干しレンガで造られた計画都市であり、その広大な敷地には住居、神殿、広場、そして要塞などの建造物が残されています。これらの建物は、当時の社会構造や宗教観を反映しており、高度な都市計画技術を物語っています。15世紀に最盛期を迎え、その直後インカ帝国に滅ぼされました。
地域: 南米 / 国名: ペルー共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1986年 / 登録基準: (i)(iii)
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中央アマゾン自然保護区群

Central Amazon Conservation Complex
中央アマゾン自然保護区群
中央アマゾン自然保護区群は、アマゾン盆地最大の保護区であり、面積は約6万㎢に及びます。ジャウー川全流域を保護する目的で2000年に自然遺産に登録されたジャウー国立公園が、2003年に登録拡大されたものです。これらの地域は、アマゾンの豊かな自然環境を保護するために重要な場所となっています。この地域は、「バルゼア(浸水林)」や「イガポー(泥炭湿地林)」の他にモザイク状に広がった無数の湖沼があり、独特の生態系が形成されています。アマゾンマナティー、オオアラパイマ、カワイルカなど約320種の魚類と約120種の哺乳類、15種の爬虫類が生息しています。また、電気魚と呼ばれる魚類の世界最大の生息地であり、その数は7科64種にも上ります。これは適応放散の結果、複数の種に分化したものです。
地域: 南米 / 国名: ブラジル連邦共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (ix)(x)
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中央スリナム自然保護区

Central Suriname Nature Reserve
中央スリナム自然保護区
中央スリナム自然保護区は、スリナム中西部の160万㏊に及ぶ熱帯原生林から成り、ギアナ楯状地(ギアナ高地)の一部を占めています。この広大な保護区は、コッペナム川の上流域や、ルーシー川、サラマッチュ川など源流域を保護しています。標高差が25mから1,230mと多様な土壌により、非常に多様な生態系、生息地、生態学的地位が存在しています。手つかずの状態が保たれており、人間活動の影響をほとんど受けない広大な森林域として、類を見ない保全上の価値を持っています。
地域: 南米 / 国名: スリナム共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (ix)(x)
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チリビケテ国立公園:ジャガー崇拝の地

Chiribiquete National Park – “The Maloca of the Jaguar”
チリビケテ国立公園:ジャガー崇拝の地
チリビケテ国立公園はコロンビア中南部のアマゾン熱帯雨林にある同国最大の自然保護地域です。まず、この国立公園の最大の特徴は何といってもテプイの存在でしょう。テプイとは、切り立った砂岩の大地のことであり、テーブルマウンテンとも言います。このテプイは世界でギアナ楯状地でしか見られないものであり、チリビケテのテプイは他のものと比べてやや小規模ではあるものの外界と隔絶した世界を生み出し、そのため固有種が多く生息しています。ジャガーやピューマ、ホエザルなどの貴重な動物が生息し、またジャガーに関しては、後述するように先住民から崇拝の対象となっていました。
地域: 南米 / 国名: コロンビア共和国 / 分類: 複合遺産 / 登録年: 2018年 / 登録基準: (iii)(ix)(x)
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チロエの教会堂群

Churches of Chiloé
チロエの教会堂群
チリ南部にあるチロエ諸島には、1567年からのスペイン統治下で建てられた木材教会堂が残されています。17世紀のイエズス会は、年に一度各地のミッションを巡回・滞在する「巡回宣教」を行っており、その活動のため教会堂が建設されるようになりました。19世紀末までに100棟以上が建てられ、50棟あまりが現存しています。1767年にイエズス会がスペインの海外領土から追放された後は、フランシスコ会がチロエでの活動を継承しました。教会群は現在も信仰の場であり、地元コミュニティによる宗教行事が定期的に行われています。
地域: 南米 / 国名: チリ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (ii)(iii)
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ディアマンティーナの歴史地区

Historic Centre of the Town of Diamantina
ディアマンティーナの歴史地区
ブラジルのディアマンティーナの歴史地区は、18世紀にダイヤモンド探鉱者の村として誕生し、ミナス・ジェライス州の険しい岩山という特異な環境に適応しながら発展しました。都市計画の規則に縛られることなく、自然の地形に沿って形成された不規則な街路や、主に木材を用いた独創的な建築様式は、ヨーロッパのモデルをアメリカの厳しい現実に融合させた、人間の創造力の証です。
地域: 南米 / 国名: ブラジル連邦共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1999年 / 登録基準: (ii)(iv)
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ティエラデントロ国立考古公園

National Archeological Park of Tierradentro
ティエラデントロ国立考古公園
アンデス山脈中腹、サン・アンドレス村にある『ティエラデントロ国立考古公園』は、6~10世紀に先住民パエス人よってつくられた円形地下墓室が点在する考古遺跡です。軟らかい砂岩の大地を掘ってつくられた地下墓室は大小様々で、深さ2.5mのものから最大7mのものまで存在します。「セゴビアの円形墓室」は直径約12mの広さを持つ代表的な墓室の1つで、壁から天井に至るまで、精巧な幾何学模様のペイントや、神や人間を模ったレリーフが施されています。また、農具や骨壷も出土されたことから、ここでは葬送儀礼が行われたと考えられており、プレ・インカの高度な文明を現代に証言しています。
地域: 南米 / 国名: コロンビア共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1995年 / 登録基準: (iii)
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ディスカヴァリー・コースト大西洋沿岸森林保護区群

Discovery Coast Atlantic Forest Reserves
ディスカヴァリー・コースト大西洋沿岸森林保護区群
ブラジル北東部のバイーア州とエスピリトサント州にまたがる『ディスカヴァリー・コースト大西洋沿岸森林保護区群』は、およそ1,120㎢の大西洋沿岸森林と、レスティンガ(低木地帯)を含む8つの異なる森林保護区から構成されています。大西洋沿岸森林は、アマゾン地域の森林などと並び、地球上で最も生物多様性に富んだ熱帯雨林のひとつとされています。また、ブラジル国内で最も絶滅危惧種・希少種が多い地域で、樹木種の70%、霊長類の85%、哺乳類の39%が固有種となっています。なお大西洋沿岸森林は、生物地理学的に北東部(ディスカヴァリー・コースト)と南東部の2つの地域に分割されます。後者のエリアは『サウス・イースト大西洋沿岸森林保護区群』として別の世界遺産に登録されています。
地域: 南米 / 国名: ブラジル連邦共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1999年 / 登録基準: (ix)(x)
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ティワナク:ティワナク文化の宗教的・政治的中心地

Tiwanaku: Spiritual and Political Centre of the Tiwanaku Culture
ティワナク:ティワナク文化の宗教的・政治的中心地
インカ帝国以前に繁栄したティワナクは、ボリビアの西部、チチカカ湖南岸の標高3,850mにある都市遺跡です。その起源は400年頃にまで遡ります。6~10世紀ころに絶頂期を迎え、ボリビア全土、ペルー南部、チリ、アルゼンチン北部までの広大な地域を支配しました。元々は7つの基壇から成っていたというピラミッド神殿のアカパナや、天文台として機能していたカラササヤ神殿などは、複雑な行政と宗教体系を表しています。そして、重さが10t以上の一枚石が乗せられている太陽の門などの建造物は、入植者らが高度な石工技術を持っていたことを示唆しています。しかし、文字を持たない社会であったことと、12世紀前半にはこの社会は崩壊してしまったため、多くは謎に包まれています。
地域: 南米 / 国名: ボリビア多民族国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (iii)(iv)
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ナスカとパルパの地上絵

Lines and Geoglyphs of Nasca and Palpa
ナスカとパルパの地上絵
ナスカとパルパの地上絵は、ペルー南部の乾燥したナスカ高原とパルパ平原に広がる約450㎢の地域に点在しており、紀元前500年から紀元後500年にかけて、数千点以上の地上絵が描かれました。この地は年間平均降水量が10mm以下の乾燥地帯で、台地の表面に広がる褐色の小石を取り除くと、白い砂が露出するため、この色の違いを利用して地上絵が制作されました。
地域: 南米 / 国名: ペルー共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1994年 / 登録基準: (i)(iii)(iv)
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ノエル・ケンプ・メルカード国立公園

Noel Kempff Mercado National Park
ノエル・ケンプ・メルカード国立公園
ボリビア北東部からブラジル国境まで広がるこの国立公園は、アマゾン川流域において最大級(約1万5,230㎢)かつ最も原生状態が保たれている公園の一つです。標高が200mから1,000m近くにわたる高低差を持つため、セラードのサバンナや森林、高地アマゾンの常緑樹林に至るまで、多様な生息地がモザイク状に広がっています。ワンチャカ・メセタに見られるセラードの生息地は、数百万年にわたり隔離されてきたため、これらの生態系の進化を研究するための生きた実験室となっています。
地域: 南米 / 国名: ボリビア多民族国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2000年 / 登録基準: (ix)(x)
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パラチーとグランジ島:文化と生物多様性

Paraty and Ilha Grande – Culture and Biodiversity
パラチーとグランジ島:文化と生物多様性
パラチーとグランジ島は、ブラジル南東部のボカイナ山脈と大西洋に挟まれた地域に位置しています。この地域は、17世紀末に採掘された金をヨーロッパへ輸出するための「黄金の道(カミーニョ・ド・オウロ)」の終着点として栄えました。パラチーの歴史地区は、その黄金時代の名残である18世紀の街並みと植民地様式の建築物をそのまま残しており、かつての交易と文化交流の重要な拠点であったことを今に伝えています。
地域: 南米 / 国名: ブラジル連邦共和国 / 分類: 複合遺産 / 登録年: 2019年 / 登録基準: (v)(x)
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パラナ川沿いのイエズス会布教施設群:ラ・サンティシマ・トリニダ・デ・パラナとヘスス・デ・タバランゲ

Jesuit Missions of La Santísima Trinidad de Paraná and Jesús de Tavarangue
パラナ川沿いのイエズス会布教施設群:ラ・サンティシマ・トリニダ・デ・パラナとヘスス・デ・タバランゲ
パラグアイは、周囲をアルゼンチン、ブラジル、ボリビアに囲まれた内陸国です。同国の南部、ラプラタ川の源流のひとつバラナ川北岸に残るミッションは、イエズス会修道士たちが先住民のグアラニ人とともに暮らしたレドゥクシオンの跡です。グアラニ人は、南アメリカの先住民族の一つで、主にパラナ川からパラグアイ川にかけての地域に住んでいました。レドゥクシオンとは、16世紀以降南アメリカで、イエズス会が、先住民をキリスト教化するために設置した大規模集落のことです。ここでの農業と工芸は大きな利益をあげ、一帯は「パラグアイのイエズス会国家」と呼ばれました。 1609年にスペイン王がパラグアイの国境地帯をイエズス会に譲渡し、バラナ川流域にイエズス会伝道団ごとに30ヵ所のレドゥクシオンが築かれたことから始まります。最古の歴史を持つサン・コスメ・イ・ダミアンでは学校や墓地、住居、日時計などの遺構が残っています。タパランゲには、広場を中心に建物が建設される教化集落特有の市街地があります。約4,000人が暮らしたとされるラ・サンティシマ・トリニダ・デ・パラナは、最も熱心に伝道に取り組んだ場所で、パラナ川流域の伝道の中心地でした。イエズス会の建築家フアン・バウティスタ・プリモーリの設計したラ・サンティシマ・トリニダ聖堂は、1706年に築かれ、キリスト教の聖堂建築とグアラニ人の装飾芸術が融合したものとなっています。
地域: 南米 / 国名: パラグアイ共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 1993年 / 登録基準: (iv)
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パラマリボの歴史街区

Historic Inner City of Paramaribo
パラマリボの歴史街区
パラマリボは、南米大陸の北東海岸に位置するスリナムの首都です。スリナムを含むベネズエラ南部からブラジル北部にかけての地域は「ギアナ地方」と呼ばれており、15世紀末のスペイン人探検家による「発見」後は、エル・ドラド(黄金の都)が存在する場所と考えられて多くの冒険者が訪れました。17世紀には、英国植民地のバルバドスからやってきた労働者がタバコとサトウキビのプランテーションを築きましたが、1665〜1667年の英蘭戦争の結果、スリナムはオランダの植民地となりました。18世紀末にはオランダの工学技術を駆使したパラマリボの都市計画が湿地帯まで拡張されたことで、経済の発展が加速しました。都市は独特な街路計画とオランダの建築様式が融合した建物が特徴的で、スリナム川沿いに歴史的建造物が点在しています。
地域: 南米 / 国名: スリナム共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2002年 / 登録基準: (ii)(iv)
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バルデス半島

Península Valdés
バルデス半島
バルデス半島は、アルゼンチン南部のチュブト州にあり、南大西洋に約100㎞ほど突き出た、面積約3,600㎢のアルゼンチン最大の半島です。キノコのような形をしたこの半島は、大陸とはごく狭い陸地でのみつながっています。約400㎞に及ぶ海岸線には、北側のサン・マティアス湾、南側の数千㎢に広がるヌエボ湾などの湾があります。南大西洋の荒波から守られた静かな湾は、ミナミセミクジラ、ミナミゾウアザラシ、ミナミアザラシ、シャチなど、多くの海生哺乳類にとって重要な繁殖地、出産地、育児地となっています。また、鳥類の重要な繁殖コロニーがあり、数万羽のマゼランペンギンの営巣地にもなっています。
地域: 南米 / 国名: アルゼンチン共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1999年 / 登録基準: (x)
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