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サマイパタの砦
Fuerte de Samaipata
ボリビア東部のアンデス山麓にあるサマイパタの砦は、二つの部分から成り、その一つは多くの彫刻が残る丘で、長さ220m、幅約60mの赤い砂岩でできた一枚岩からなり、その表面全体に動物、幾何学模様、壁龕、運河など、宗教的に重要な様々な表現が全面に彫刻されています。眼下に街を見下ろすこのモニュメントは、スペイン到来以前の伝統と信仰を証明する唯一のもので、アメリカ大陸のどこにも類似するものがなく、アマゾン地域のプレ・コロンブス時代の儀式用建造物としては最大級のものです。 もう一つが、行政および居住地区と行政機関を形成していた丘の南側の地域です。ここは、インカがこの遺跡を占領し、記念碑的な公共建築物が建つ大きな中央広場や、軍事利用のための施設、商業地域、そして監視のための居住区域など、異なる文化的な集落の建築構造が組み合わされています。
サルヴァドル・デ・バイアの歴史地区
Historic Centre of Salvador de Bahia
サン・アグスティン考古公園
San Agustín Archaeological Park
サンガイ国立公園
Sangay National Park
サン・クリストヴァンのサン・フランシスコ広場
São Francisco Square in the Town of São Cristóvão
サンタ・クルス・デ・モンポスの歴史地区
Historic Centre of Santa Cruz de Mompox
サンタ・クルス・デ・モンポスは、スペインによる南米北部の植民地支配において重要な役割を果たした都市です。1540年、カルタヘナ総督フアン・デ・サンタ・クルスによってマグダレナ川のほとりに築かれたこの都市は、カリブ海の港であるカルタヘナ港と内陸部を結ぶ主要な水路沿いに位置し、物流と商業において重要な場所となっていました。都市は川沿いに発展し、洪水の際に街を守るための防壁が築かれました。17世紀以降、都市は拡大していき、街路や路地、多様なファサードをもつ家々が並ぶ都市へと変化しました。18世紀半ばには、レンガ造りに瓦屋根をもつ1~2階建ての建物が600軒、瓦葺きの家屋や小屋が1,800軒も建っていたと記録されています。
サン・ルイスの歴史地区
Historic Centre of São Luís
スクレの歴史都市
Historic City of Sucre
聖都カラル・スペ
Sacred City of Caral-Supe
ペルーのスペ川渓谷を見下ろす乾燥した砂漠の台地に位置する聖都カラル・スペは、およそ5,000年前の中央アンデス後期アルカイック期に遡る、アメリカ大陸で最も古い文明のひとつです。高度に発達した社会政治体制を備えており、この地域の文明の興隆を示す重要な証拠となっています。 6.26㎢にわたりデザインの洗練さと建築の複雑さが垣間見える遺跡となっており、特に、石と土で築かれた記念碑的な基壇状の構築物や、くぼんだ円形広場が特徴的です。6つの巨大なピラミッド構造物を含む複雑な都市計画は、強力な宗教的イデオロギーに基づいた祭祀機能を持っていたことも示唆しています。 遺跡から発見された「キープ」は、カラル社会が高度に発達し、複雑な情報を記録・伝達する能力を持っていたことを証明しています。この遺産は早期の放棄により、非常に良好な状態で保存されており、古代のアンデス文明を理解する上で貴重な資料となっています。
セウェル鉱山都市
Sewell Mining Town
セウェル鉱山都市は、アンデス山脈の標高2,000mの地点、ランカグアの東60㎞に位置し、気候の極端な環境の中にあります。この町は、1905年にブレイデン・カッパー社によって建設され、後に世界最大の地下銅鉱山となるエル・テニエンテ銅山で働く労働者のための居住地として造られました。セウェルは、工業化された国の資源と現地の労働力が融合し、高価値の天然資源を採掘・加工するために世界各地の辺境に誕生した「企業町」の優れた例です。町は大型車両が通行できないほど急峻な地形に建てられており、鉄道駅から伸びる大きな中央階段を中心に構成されています。その階段沿いには、不規則な形の広場が点在し、装飾的な樹木や植物が植えられ、町の主要な公共空間となっていました。通りに並ぶ建物は木造で、鮮やかな緑、黄色、赤、青などに塗られていることが多く、町に彩りを添えています。最盛期にはセウェルには約15,000人が暮らしていましたが、1970年代にはほとんど放棄されました。
セラード自然保護地域群:ヴェアデイロス平原国立公園とエマス国立公園
Cerrado Protected Areas: Chapada dos Veadeiros and Emas National Parks
セラ・ダ・カピバラ国立公園
Serra da Capivara National Park
チキトスのイエズス会ミッション
Jesuit Missions of the Chiquitos
チャビンの考古遺跡
Chavin (Archaeological Site)
チャンキーヨの天文考古学遺産群
Chankillo Archaeoastronomical Complex
チャンチャンの考古地区
Chan Chan Archaeological Zone
中央アマゾン自然保護区群
Central Amazon Conservation Complex
中央アマゾン自然保護区群は、アマゾン盆地最大の保護区であり、面積は約6万㎢に及びます。ジャウー川全流域を保護する目的で2000年に自然遺産に登録されたジャウー国立公園が、2003年に登録拡大されたものです。これらの地域は、アマゾンの豊かな自然環境を保護するために重要な場所となっています。この地域は、「バルゼア(浸水林)」や「イガポー(泥炭湿地林)」の他にモザイク状に広がった無数の湖沼があり、独特の生態系が形成されています。アマゾンマナティー、オオアラパイマ、カワイルカなど約320種の魚類と約120種の哺乳類、15種の爬虫類が生息しています。また、電気魚と呼ばれる魚類の世界最大の生息地であり、その数は7科64種にも上ります。これは適応放散の結果、複数の種に分化したものです。
中央スリナム自然保護区
Central Suriname Nature Reserve
チリビケテ国立公園:ジャガー崇拝の地
Chiribiquete National Park – “The Maloca of the Jaguar”
チロエの教会堂群
Churches of Chiloé
ディアマンティーナの歴史地区
Historic Centre of the Town of Diamantina
ティエラデントロ国立考古公園
National Archeological Park of Tierradentro
ディスカヴァリー・コースト大西洋沿岸森林保護区群
Discovery Coast Atlantic Forest Reserves
ブラジル北東部のバイーア州とエスピリトサント州にまたがる『ディスカヴァリー・コースト大西洋沿岸森林保護区群』は、およそ1,120㎢の大西洋沿岸森林と、レスティンガ(低木地帯)を含む8つの異なる森林保護区から構成されています。大西洋沿岸森林は、アマゾン地域の森林などと並び、地球上で最も生物多様性に富んだ熱帯雨林のひとつとされています。また、ブラジル国内で最も絶滅危惧種・希少種が多い地域で、樹木種の70%、霊長類の85%、哺乳類の39%が固有種となっています。なお大西洋沿岸森林は、生物地理学的に北東部(ディスカヴァリー・コースト)と南東部の2つの地域に分割されます。後者のエリアは『サウス・イースト大西洋沿岸森林保護区群』として別の世界遺産に登録されています。
ティワナク:ティワナク文化の宗教的・政治的中心地
Tiwanaku: Spiritual and Political Centre of the Tiwanaku Culture
インカ帝国以前に繁栄したティワナクは、ボリビアの西部、チチカカ湖南岸の標高3,850mにある都市遺跡です。その起源は400年頃にまで遡ります。6~10世紀ころに絶頂期を迎え、ボリビア全土、ペルー南部、チリ、アルゼンチン北部までの広大な地域を支配しました。元々は7つの基壇から成っていたというピラミッド神殿のアカパナや、天文台として機能していたカラササヤ神殿などは、複雑な行政と宗教体系を表しています。そして、重さが10t以上の一枚石が乗せられている太陽の門などの建造物は、入植者らが高度な石工技術を持っていたことを示唆しています。しかし、文字を持たない社会であったことと、12世紀前半にはこの社会は崩壊してしまったため、多くは謎に包まれています。
ナスカとパルパの地上絵
Lines and Geoglyphs of Nasca and Palpa
ノエル・ケンプ・メルカード国立公園
Noel Kempff Mercado National Park
パラチーとグランジ島:文化と生物多様性
Paraty and Ilha Grande – Culture and Biodiversity
パラナ川沿いのイエズス会布教施設群:ラ・サンティシマ・トリニダ・デ・パラナとヘスス・デ・タバランゲ
Jesuit Missions of La Santísima Trinidad de Paraná and Jesús de Tavarangue
パラグアイは、周囲をアルゼンチン、ブラジル、ボリビアに囲まれた内陸国です。同国の南部、ラプラタ川の源流のひとつバラナ川北岸に残るミッションは、イエズス会修道士たちが先住民のグアラニ人とともに暮らしたレドゥクシオンの跡です。グアラニ人は、南アメリカの先住民族の一つで、主にパラナ川からパラグアイ川にかけての地域に住んでいました。レドゥクシオンとは、16世紀以降南アメリカで、イエズス会が、先住民をキリスト教化するために設置した大規模集落のことです。ここでの農業と工芸は大きな利益をあげ、一帯は「パラグアイのイエズス会国家」と呼ばれました。 1609年にスペイン王がパラグアイの国境地帯をイエズス会に譲渡し、バラナ川流域にイエズス会伝道団ごとに30ヵ所のレドゥクシオンが築かれたことから始まります。最古の歴史を持つサン・コスメ・イ・ダミアンでは学校や墓地、住居、日時計などの遺構が残っています。タパランゲには、広場を中心に建物が建設される教化集落特有の市街地があります。約4,000人が暮らしたとされるラ・サンティシマ・トリニダ・デ・パラナは、最も熱心に伝道に取り組んだ場所で、パラナ川流域の伝道の中心地でした。イエズス会の建築家フアン・バウティスタ・プリモーリの設計したラ・サンティシマ・トリニダ聖堂は、1706年に築かれ、キリスト教の聖堂建築とグアラニ人の装飾芸術が融合したものとなっています。
パラマリボの歴史街区
Historic Inner City of Paramaribo
パラマリボは、南米大陸の北東海岸に位置するスリナムの首都です。スリナムを含むベネズエラ南部からブラジル北部にかけての地域は「ギアナ地方」と呼ばれており、15世紀末のスペイン人探検家による「発見」後は、エル・ドラド(黄金の都)が存在する場所と考えられて多くの冒険者が訪れました。17世紀には、英国植民地のバルバドスからやってきた労働者がタバコとサトウキビのプランテーションを築きましたが、1665〜1667年の英蘭戦争の結果、スリナムはオランダの植民地となりました。18世紀末にはオランダの工学技術を駆使したパラマリボの都市計画が湿地帯まで拡張されたことで、経済の発展が加速しました。都市は独特な街路計画とオランダの建築様式が融合した建物が特徴的で、スリナム川沿いに歴史的建造物が点在しています。
バルデス半島
Península Valdés