World Heritage Sites

世界遺産一覧

("プレート運動"関連)

アツィナナナの熱帯雨林

Rainforests of the Atsinanana
アツィナナナの熱帯雨林
アツィナナナの熱帯雨林は、インド洋に浮かぶマダガスカルの北東部から南東部にかけて点在します。これは、島で最大のマソアラ国立公園や、26種のキツネザルや多くの鳥類が暮らすラノマファナ国立公園など、6つの国立公園で構成される自然遺産です。海辺から標高2,500メートルを超える山地まで、さまざまな環境に熱帯雨林が広がります。この島は、かつてゴンドワナ大陸の一部でしたが、約6000万年から8000万年前に、ほかのすべての陸地から分離し、孤島となりました。そのため、ここに生息する動植物は孤立しながらも独自の進化を遂げていきました。
地域: アフリカ / 国名: マダガスカル共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2007年 / 登録基準: (ix)(x)
詳細ページを見る Arrow-right

奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島

Amami-Oshima Island, Tokunoshima Island, Northern part of Okinawa Island, and Iriomote Island
奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島
この地域は、絶滅危惧種や固有種が多く生息する生物多様性のホットスポットです。多くの分類群において多くの種が確認されており、ヤンバルクイナやノグチゲラなどの絶滅危惧種、中琉球と南琉球に固有の種も多く見られます。また、アマミノクロウサギなどの飛翔能力を持たない陸生脊椎動物や植物においても、固有種が多く存在する独特な生物相が形成されています。さまざまな固有種の進化だけでなく、環境の変化の中で特定の地域にのみ残った遺存固有種や、独自の進化を遂げた種の例も多く確認されています。
地域: 東・東南アジア / 国名: 日本国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2021年 / 登録基準: (x)
詳細ページを見る Arrow-right

イエローストーン国立公園

Yellowstone National Park
イエローストーン国立公園
イエローストーン国立公園は、世界遺産条約が採択されるちょうど100年前の1872年に誕生しました。この100年というのは偶然ではありません。1971年2月、アメリカ合衆国大統領のリチャード・ニクソンが、「イエローストーン国立公園」設立100周年に当たる1972年に自然遺産と文化遺産を共に保護する国際的な体制を立ち上げると演説します。そこから様々な案が一気にまとめられ、世界遺産条約がユネスコ総会で採択されました。そして「イエローストーン国立公園」は、1978年に世界で最初に登録された世界遺産のひとつになりました。
地域: 北米 / 国名: アメリカ合衆国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1978年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)(x)
詳細ページを見る Arrow-right

ヴァトナヨークトル国立公園:火山と氷河がつくるダイナミックな自然

Vatnajökull National Park - Dynamic Nature of Fire and Ice
ヴァトナヨークトル国立公園:火山と氷河がつくるダイナミックな自然
この火山地域は、1万4,000㎢を超える広大な面積を誇り、アイスランドの国土のおよそ14%を占めています。園の名称の由来となっている、7,800㎢のヴァトナヨークトル氷帽や、10の火山が存在します。そのうち2つは国内でも特に活発な活火山で、残りの8つは氷河の下にあります。火山やヴァトナヨークトル氷帽の下に広がる地溝との相互作用はさまざまな形で表れますが、最も壮観なのはヨークルフロイプ(氷河湖決壊洪水)と呼ばれる現象です。これは、噴火の際に氷河の縁が決壊して突然発生する洪水のことです。こうした現象が繰り返し起こることで、独特な砂地平原や河川、渓谷が形成されました。また、この火山地域には氷河期を生き延びた地下水生生物の固有種が生息しており、単細胞生物が繁栄しています。これらの湖は、初期の地球や、木星や土星の氷の衛星の環境を再現している可能性があるとされています。
地域: ヨーロッパ / 国名: アイスランド共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2019年 / 登録基準: (viii)
詳細ページを見る Arrow-right

ヴィルンガ国立公園

Virunga National Park
ヴィルンガ国立公園
ヴィルンガ国立公園は、1925年にマウンテンゴリラの保護を目的として設立された、コンゴ民主共和国初の国立公園です。この国立公園は、アフリカ大地溝帯(グレート・リフト・バレー)にあるアルバーティーン地溝帯の中心に位置しています。アフリカでも屈指の活火山であるニアムラギラ火山と、富士山に近い標高3,470mのニイラゴンゴ火山があり、この二つの活火山でアフリカの歴史的な大噴火の5分の2が発生していることから、地質学的にも非常に重要な場所として世界遺産に登録されました。また、隣国ウガンダの世界遺産『ルウェンゾリ山地国立公園』にも隣接しており、山地林だけでなく、サバンナや氷河も広がっています。
地域: アフリカ / 国名: コンゴ民主共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1979年 / 登録基準: (vii)(viii)(x)
詳細ページを見る Arrow-right

エトナ山

Mount Etna
エトナ山
シチリア島東部にあるエトナ山は、世界で最も活発に活動している成層火山として知られています。頂上の火口では絶えることなく噴火活動が継続しており、側面部や亀裂からは頻繁に溶岩流が流れ出ます。直近では、2025年6月に大規模な噴火が発生しました。一方で、地中海周辺の島で最も高い山でもあるエトナ山の歴史は古く、50万年前まで遡ることができると考えられています。文献上では少なくとも2,700年前から継続的な噴火の記録が残されており、火山活動の歴史について文書で記録された世界で最も古い例の1つとされています。
地域: ヨーロッパ / 国名: イタリア共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2013年 / 登録基準: (viii)
詳細ページを見る Arrow-right

ガラパゴス諸島

Galápagos Islands
ガラパゴス諸島
ガラパゴス諸島は、南米のエクアドル本土から西に約1,000km、赤道直下の東太平洋沖に位置しています。大小19の島と周辺の岩礁からなるガラパゴス諸島は、海底火山の噴火によって誕生した島で、これまでに一度も大陸と陸続きになったことがない海洋島です。動植物は隔絶された島の環境に適応し、独自の進化を遂げていきました。現在、ガラパゴス諸島の陸地の97%は保護地区となっており、サンタ・クルス、イサベラ、サン・クリストバル、フロレアナの4つの島を除き、人は住んでいません。
地域: 南米 / 国名: エクアドル共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1978年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)(x)
詳細ページを見る Arrow-right

グランド・キャニオン国立公園

Grand Canyon National Park
グランド・キャニオン国立公園
アメリカ西部のアリゾナ州を横断するグランド・キャニオンは、長年にわたるコロラド川の浸食作用と風化によってつくり出された、世界最大規模の渓谷です。全長は445km、深さは約1,500m、幅は500mから30kmにも及び、600万年にわたる地質活動の痕跡を現在に伝えています。この一帯の土地は、約6,500万年前に発生した地殻変動による造山活動によって隆起し、その結果としてコロラド高原が形成されました。約1,000万年前からは、軟らかい堆積層がコロラド川の浸食により削られ、約120万年前には現在の姿になったと考えられています。なお、この地域の隆起速度がコロラド川の浸食速度よりも遅かったため、川の流れが逸れることなく深い渓谷が形成されました。
地域: 北米 / 国名: アメリカ合衆国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1979年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)(x)
詳細ページを見る Arrow-right

グランマ号上陸記念国立公園

Desembarco del Granma National Park
グランマ号上陸記念国立公園
グランマ号上陸記念国立公園は、キューバの南東部、シエラ・マエストラ山脈西側部分に位置する国立公園です。「グランマ号」はキューバの革命家フィデル・カストロが乗っていたヨットの名前で、グランマ号が上陸した岬があることが園名の由来となっています。この場所には、海上360mから海中180mに及ぶ石灰岩の海岸段丘が完全な形で残ります。海岸段丘とは、その名の通り海岸に沿って見られる階段状の地形のことです。地殻変動による隆起や海水面の低下によって、海面付近の浅く平らな海底が陸地となることが繰り返されて形成されます。この地域では、サンゴ礁由来の石灰岩が隆起して海岸段丘となり、その後の風化や溶食でカルスト地形が発達しました。最大100mの段丘崖を含む手つかずの景観や、直径77mのドリーネ(巨大な陥没穴)といった壮大なカルスト地形などが残ります。
地域: 中米・カリブ海 / 国名: キューバ共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1999年 / 登録基準: (vii)(viii)
詳細ページを見る Arrow-right

サガルマータ国立公園

Sagarmatha National Park
サガルマータ国立公園
標高8,848mの世界最高峰サガルマータ(チベット語:チョモランマ、英語:エヴェレスト)を中心とした国立公園で、登録範囲の1,244㎢には壮大な山々や氷河、深い渓谷が広がっており、ユキヒョウやジャコウジカ、レッサーパンダといった希少動物も生息している。また、公園内の標高3,500~5,000m付近には2,500人を超えるシェルパ族の共通地域となっています。500年以上にもわたってこの地域に居住している彼らは、動物の狩猟や屠殺の禁止、あらゆる生き物への畏敬の念といった文化や慣習を受け継いでおり、国立公園の保全にも大きく貢献しています。
地域: 西・南アジア / 国名: ネパール / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1979年 / 登録基準: (vii)
詳細ページを見る Arrow-right

ジャイアンツ・コーズウェイとその海岸

Giant's Causeway and Causeway Coast
ジャイアンツ・コーズウェイとその海岸
緑豊かな自然が広がるアイルランド島の北端の海岸線には、正六角形をした約4万本の玄武岩の石柱が、約8㎞にわたって陸から海へとなだらかに続く石の道のように伸びています。この不思議な光景は、この地に伝わる巨人伝説にちなみ、「ジャイアンツ・コーズウェイ」(巨人の石道)と名付けられています。これらの石柱は人間が意図的に並べたように見えますが、約6,000万年前の火山の大爆発の際に、大量のマグマが冷えて固まる過程の自然現象でつくられたものです。他にも、この海岸では、12mの高さの柱が60本並ぶ「巨人のオルガン」や、浸食により崖から切り離された多くの柱が見られることから「煙突口」と呼ばれる独特の景観を見ることができます。
詳細ページを見る Arrow-right

シングヴェトリル国立公園

Þingvellir National Park
シングヴェトリル国立公園
アイスランド語で「集会の平原」を意味するシングヴェトリルは、アイスランド島の南西部、首都レイキャヴィクから北東約50?に位置する国立公園です。930年、この地で世界最古の議会「アルシング(全島集会)」が開かれ、この集会は1798年まで同じ場所で続きました。議会は年に2週間開催され、出席者は誰でも自分の意見を述べることができました。法議長が演説を行った「法律の岩」や、石で造られた仕切り席などの遺構が現在でも残されています。この集会の記録は、ヴァイキング時代の歴史を伝える史伝集『アイスランドサガ』にも記されています。また、1944年にはアイスランド共和国樹立の宣言もこの地で行われ、国民にとって精神的な象徴の地となっています。
地域: ヨーロッパ / 国名: アイスランド共和国 / 分類: 文化遺産 / 登録年: 2004年 / 登録基準: (iii)(vi)
詳細ページを見る Arrow-right

スイスのサルドナ上層地殻変動地帯

Swiss Tectonic Arena Sardona
スイスのサルドナ上層地殻変動地帯
スイス北西部のグラールス・アルプスは、サルドナ山を中心に標高3,000m級の7つの峰が連なる山岳地帯です。造山活動の影響が見られるこの一帯では、プレート運動(プレート同士の衝突)によって形成される断層が、通常とは逆転して見られる「逆断層」と呼ばれる現象が起きています。約3,500万~5,000万年前の新しい地層の上に、約2億5,000万~3億年前の古い地層が重なるという逆転地形は、アルプスの造山運動のメカニズムを解明する重要なヒントとされています。そのため、この一帯は18世紀以降、多くの地質学者にとって重要な地域とされており、地質学の進歩に大きな影響を与えています。
地域: ヨーロッパ / 国名: スイス連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2008年 / 登録基準: (viii)
詳細ページを見る Arrow-right

ダイナソール州立公園

Dinosaur Provincial Park
ダイナソール州立公園
カナダのカナディアン・ロッキー南東に位置する「ダイナソール州立公園」は、バッドランド(樹木が育たない荒れ地)と呼ばれる乾燥した原野が広がる州立公園で、世界遺産には約78㎢が登録されています。荒涼としながらも卓越した自然美の景観を有するとして、登録基準(ⅶ)に該当しています。この地域は、太古の昔には亜熱帯気候にあり、一面に緑が生い茂り、ヤシの木や巨大なシダが繁茂していました。また、当時の大地には大河が内海へと流れ、サメやクロコダイルなど多様な動物が生息していたことが明らかになっています。
地域: 北米 / 国名: カナダ / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1979年 / 登録基準: (vii)(viii)
詳細ページを見る Arrow-right

テ・ワヒポウナム

Te Wahipounamu – South West New Zealand
テ・ワヒポウナム
ニュージーランド南島の南西部の2万6,000㎢(ニュージーランドの陸地面積の10%)に広がり、フィヨルドランド、マウント・アスパイアリング、マウント・クック、ウエストランドの4つの国立公園をはじめ、2つの自然保護区、3つの科学保護区、13の景観保護区、4つの野生生物管理保護区などが含まれています。ニュージーランド最高峰(アオラキ/マウント・クック(標高3,724m))、最長の氷河(ハウパパ/タスマン氷河(長さ27km))をはじめとした様々な景観美を堪能することができます。
地域: オセアニア / 国名: ニュージーランド / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1990年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)(x)
詳細ページを見る Arrow-right

ドーセット及び東デヴォン海岸

Dorset and East Devon Coast
ドーセット及び東デヴォン海岸
イングランド南西の沿岸部で、デヴォン州エクスマスからドーセット州スタットランド湾にかけてのイギリス海峡に面した海岸には、生物進化の過程を示す多様な化石が埋まっています。2001年に世界遺産『ドーセット及び東デヴォン海岸』として登録された155㎞に及ぶ範囲には、約2億5,200万年前の三畳紀から、ジュラ紀、白亜紀まで、約1億8,500万年にわたる中生代の地層が露出した場所が存在し、幅広い年代にまたがった多数の化石が発掘されています。そこでは、代表的なアンモナイトを始めとして、魚類、海生・陸生の爬虫類、哺乳類、そして樹木に至る多様な生物の化石が見られます。それらの化石は18世紀から今日に至るまで、300年以上にわたって古生物学や古気候学の貴重な研究史料となっています。なお、地質時代区分の古生代デヴォン紀の名称は、この東デヴォン海岸に由来しています。
詳細ページを見る Arrow-right

ドロミテ山塊

The Dolomites
ドロミテ山塊
標高3,000m以上の山が18峰ある広大な山岳地帯。切り立った岩壁、密集した狭く深く長い谷間は、激しい地殻変動により隆起や浸食を繰り返し、たび重なる地すべりや洪水、雪崩などによってつくりだされた地球の歴史を見ることができます。これらの大地は氷河地形やカルスト地形等、地形学の面でも世界的に重要とされています。一方、単なる無機質な岩肌とは対照的に、モミやカラマツ等の木々や、豊かな牧草地も広がり、そのコントラストはここにしかない「ドロミーティの風景」として、様々な絵画や写真等を通して人々の記憶に刻まれてきました。
地域: ヨーロッパ / 国名: イタリア共和国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2009年 / 登録基準: (vii)(viii)
詳細ページを見る Arrow-right

パパハナウモクアケア

Papahānaumokuākea
パパハナウモクアケア
パパハナウモクアケアは、ハワイ諸島の北西250〜1931kmの広範囲に連なる小島と環礁からなる、広大かつ孤立した島嶼群に付けられた名称です。総面積は約362,075?におよび、世界最大級の海洋保護区の一つとされています。この地域は、比較的静止したホットスポットと安定したプレート運動の結果として形成された海山列を示す好例であり、ハワイ・エンペラー海山列の大部分を占めています。世界最長かつ最古の火山列の大半を構成するパパハナウモクアケアは、プレートテクトニクス理論およびホットスポットに関する理解を形成する上で、極めて重要な役割を果たしてきました。地質学的にはハワイ火山国立公園と密接に関連しており、ホットスポット火山活動の重要な証拠を共有しています。
地域: 北米 / 国名: アメリカ合衆国 / 分類: 複合遺産 / 登録年: 2010年 / 登録基準: (iii)(vi)(viii)(ix)(x)
詳細ページを見る Arrow-right

ハワイ火山国立公園

Hawaii Volcanoes National Park
ハワイ火山国立公園
ハワイ島南東部に位置するハワイ火山国立公園には、固まった溶岩でできた荒野や吹き上がる硫黄の蒸気など、火山地帯ならではの光景が広がっています。国立公園内にあるマウナ・ロア山は、ハワイ語で「長い山」を意味する名前の通り、海底部分にまですそ野が広がる世界最大の活火山です。楯状火山で、溶岩の粘度が非常に低いため、なだらかな稜線を描いています。1984年までは数年に一度の頻度で噴火を繰り返し、直近では2022年11月に噴火しました。
地域: 北米 / 国名: アメリカ合衆国 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 1987年 / 登録基準: (viii)
詳細ページを見る Arrow-right

ユングフラウ-アレッチュのスイス・アルプス

Swiss Alps Jungfrau-Aletsch
ユングフラウ-アレッチュのスイス・アルプス
『ユングフラウ-アレッチュのスイス・アルプス』は、アルプス有数の氷河地帯であり、ヨーロッパの中でも広大な氷河が特徴です。スイス南西部に広がるアルプス山脈北部ベルナー・アルプスにそびえる、ユングフラウ山を中心としたエリアには、標高4,000m級の山々が連なります。ユングフラウ、アイガー、メンヒなどの名峰がそびえるこの一帯には、アレッチュ氷河など手つかずの自然が多く残されています。山並みが織りなす風景は、古来多くの芸術家たちにインスピレーションを与え、数々の文学や美術の題材として取り上げられました。
地域: ヨーロッパ / 国名: スイス連邦 / 分類: 自然遺産 / 登録年: 2001年 / 登録基準: (vii)(viii)(ix)
詳細ページを見る Arrow-right

ンゴロンゴロ自然保護区

Ngorongoro Conservation Area
ンゴロンゴロ自然保護区
タンザニア北部に位置する『ンゴロンゴロ自然保護区』は、巨大な火山の噴火によって形成されたカルデラを中心に広がる広大な草原地帯です。8,094㎢の保護区内には2万5,000頭以上の大型哺乳類をはじめ、たくさんの野生動物がこの地に暮らしています。かつて活発な火山活動を繰り返していたこの地域では、長い歳月の中で地表が陥没し、現地語で「巨大な穴」を意味する「ンゴロンゴロ・クレーター」が誕生しました。世界最大級のカルデラのひとつであり、地球の壮大な地形変化を間近に感じられる場所です。サバンナ、森林、湖、湿地といった多様な自然環境が凝縮されたこの地は、まさに大地の進化を伝える「生きた博物館」です。季節ごとに移動する動物たちのドラマや、命が息づく瞬間に出会うことができます。
地域: アフリカ / 国名: タンザニア連合共和国 / 分類: 複合遺産 / 登録年: 1979年 / 登録基準: (iv)(vii)(viii)(ix)(x)
詳細ページを見る Arrow-right