about
カロリング・ルネサンスを象徴する建造物
アーヘンの大聖堂は、古典様式とビザンツ様式を融合した「カロリング・ルネサンス」を象徴する建物であり、八角形の中心部を十六角形の周歩廊が取り囲む集中式の構造を持っています。そのドーム天井はアルプス以北で最大のドーム建築とされ、現存しないもののその天井を飾っていたモザイク装飾なども世界遺産登録の際に評価されました。大聖堂は中世以降増築を重ねられており、ゴシック様式の内陣やバロック様式の円蓋など様々な建築様式を複合させた特徴的な建造物となっています。また、世界遺産としては1978年に最初に登録された12件の遺産のうちのひとつとしても有名です。
カール大帝が眠る「ローマ帝国」の権威の象徴
フランク王国カロリング朝第2代の王、カール大帝はローマ教皇から「ローマ皇帝」の帝冠を授けられました。アーヘンはその戴冠の前からカールが政治的中心地とした地であり、大聖堂は793年から813年にかけて建造されました。彼は大聖堂完成の翌年に没し、この大聖堂に埋葬されました。その後も936年のオットー1世以降、1531年までの長きにわたって神聖ローマ皇帝の戴冠式が行われた場所でもあります。また、大聖堂の宝物庫は北ヨーロッパで最も重要な宝物庫の一つとされ、カール大帝の聖骨箱や石棺などが納められています。
アクセス
フランクフルト国際空港から鉄道で2時間~2時間30分。
執筆協力者PROFILE
2017年世界遺産検定1級合格。2018年世界遺産検定マイスター合格。2020年世界遺産アカデミー認定講師登録。福井県唯一の世界遺産アカデミー認定講師として、県内の公民館等での生涯学習講座講師として活動中。世界遺産プランニングチームpassword・『みんなで勉強会』リーダー。
アクセス
フランクフルト国際空港から鉄道で2時間~2時間30分。
執筆協力者PROFILE
2017年世界遺産検定1級合格。2018年世界遺産検定マイスター合格。2020年世界遺産アカデミー認定講師登録。福井県唯一の世界遺産アカデミー認定講師として、県内の公民館等での生涯学習講座講師として活動中。世界遺産プランニングチームpassword・『みんなで勉強会』リーダー。
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