アガデスの歴史地区
アガデス・モスク(大モスク)に付随する高さ27mのミナレットは日干しレンガ造り

遺産DATA

地域 : アフリカ 保有国 : ニジェール共和国 分類 : 文化遺産 登録年 : 2013年 登録基準 : (ii) (iii) 遺産の面積 : 0.776㎢ バッファ・ゾーン : 0.981㎢ 座標 : N16 58 25 E7 59 29

about

サハラ砂漠の玄関口

サハラ砂漠南端に位置するアガデスは、サハラ砂漠の玄関口として有名であり、ニジェール北部で最大の都市となっています。サハラ交易を生業としてきた遊牧民トゥアレグ族が創設したアイール・スルタン国の拠点となりました。アイール・スルタン国は15世紀から16世紀にかけて創設された国であり、名前からもわかる通りイスラームを受容しています。トゥアレグ族の人々は次第に定住化し、それに伴い市街が形成されるようになりました。伝統的なスルタン国制度は今も残っており、アガデスには現在も約2万人の人々が暮らしています。

世界で一番高い日干しレンガのミナレット

11の区域に分けられているアガデスには、イスラームの歴史都市であることからそれに関する宗教的建造物がいくつも残っています。スルタンの宮殿やモスクなどが残されており、特に注目すべきなのが、アガデス・モスクに付随するミナレットでしょう。ミナレットとは、礼拝の呼びかけをするための塔のことであり、このミナレットが日干しレンガで作られています。高さは27mにもおよび、日干しレンガ造りのミナレットとしては世界で最も高いものとして知られています。このような並外れた建築技術や伝統を5世紀以上にわたり継承し、発展してきたアガデスは、現在でもサハラ交易上重要な都市となっています。

アクセス

首都ニアメから飛行機でマノ・ダヤク空港まで。空港から徒歩で行ける距離にある。なお、2025年12月現在、当該地域を含むニジェールのほぼ全土に外務省より危険レベル4の退避勧告が出ており、渡航はできない。

執筆協力者PROFILE

NPO法人世界遺産アカデミー認定講師

世界遺産検定初代マイスターの一人。地歴公民科の教諭として7年間大阪の公立高校で勤務。現在、世界遺産アカデミー認定講師として大学や私立中学で講義、授業を展開。また、自身のYouTubeチャンネル「翼の世界史チャンネル」で受験世界史の動画を配信。

遺産DATA

地域 : アフリカ
分類 : 文化遺産
登録年 : 2013年
登録基準 : (ii) (iii)
遺産の面積 : 0.776㎢
バッファ・ゾーン : 0.981㎢
座標 :N16 58 25 E7 59 29

アクセス

首都ニアメから飛行機でマノ・ダヤク空港まで。空港から徒歩で行ける距離にある。なお、2025年12月現在、当該地域を含むニジェールのほぼ全土に外務省より危険レベル4の退避勧告が出ており、渡航はできない。

執筆協力者PROFILE

NPO法人世界遺産アカデミー認定講師

世界遺産検定初代マイスターの一人。地歴公民科の教諭として7年間大阪の公立高校で勤務。現在、世界遺産アカデミー認定講師として大学や私立中学で講義、授業を展開。また、自身のYouTubeチャンネル「翼の世界史チャンネル」で受験世界史の動画を配信。