about
4,000年の歴史を映し出す多様な建造物
シリア北西部に位置するアレッポは、欧州とユーフラテス川流域のメソポタミアをつなぐ隊商都市で、紀元前2000年頃以来、ヒッタイトやローマ帝国、オスマン帝国など時代において支配する国が変わってきました。旧市街には、ウマイヤ朝時代に建設された大モスクや、世界最古のスーク「アル・マディーナ・スーク」、16世紀、17世紀に建てられた様々なマドラサなどがあり、4,000年にわたる歴史を反映した多様な文化を有しています。
歴史の舞台となった難攻不落の軍事要塞
旧市街を象徴するのが、小高い丘にあるアレッポ城です。歴史上、何度も戦いの舞台となり、十字軍やモンゴル軍の攻勢を幾度となくはね返してきました。そんな軍事要塞はアイユーブ朝の都市の顕著な例であり、深く大きな壕や傾斜した巨大な石壁、その上に設けられた防御壁など、敵の侵攻を防ぐさまざまな仕掛けが数多くあります。
再建に動き出したシリア
2011年に始まった内戦の影響による治安悪化を理由に、国内に6件あるすべての世界遺産が2013年に危機遺産リスト入りしました。アレッポは内戦における激戦地となり、2023年にはトルコ・シリア地震にも見舞われるなど、街は大きな損傷を負いました。その後、当時の政権が崩壊して暫定政府が発足し、シリアは今、新たな歩みを始めています。アレッポでも復旧計画が進み、軍事教育学校を高級ホテルに改修する構想などが持ち上がっており、新たな歴史が紡がれています。
アクセス
アレッポ国際空港から車で20分ほど。
執筆協力者PROFILE
民間企業勤務のサラリーマンで、知識量よりも考え方の多様性を充実させることに重きを置く。暫定リスト入りを目指している「四国八十八箇所霊場と遍路道」で、お接待などで外国人やお遍路さんに遍路文化や世界遺産の魅力を伝える活動をライフワークにしている。趣味は辺境地の世界遺産巡り、世界遺産関連の書籍や手ぬぐいの収集、発酵食品作りなど。
アクセス
アレッポ国際空港から車で20分ほど。
執筆協力者PROFILE
民間企業勤務のサラリーマンで、知識量よりも考え方の多様性を充実させることに重きを置く。暫定リスト入りを目指している「四国八十八箇所霊場と遍路道」で、お接待などで外国人やお遍路さんに遍路文化や世界遺産の魅力を伝える活動をライフワークにしている。趣味は辺境地の世界遺産巡り、世界遺産関連の書籍や手ぬぐいの収集、発酵食品作りなど。
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