about
大山脈に広がる豊かな自然
アルタイ山脈はロシア・モンゴル・中国にまたがる全長約2,000kmの大山脈で、浸食の進んだ地形のため多くの分水嶺があり、オビ川とイルティシ川の2つの大河の源流となっています。このうち、ロシア領内の1万6000km²あまりが自然遺産に登録され、タイガやツンドラが広がるアルタイ自然保護区とテレツコヤ湖、希少な動植物が生息するカトゥン自然保護区とアルタイ山脈最高峰のベルーカ山、そしてウコック高原保護区の3つの地域を擁しています。また、数多くの氷河が見られ、その総面積は900km²以上といわれています。
高低差が生み出す多彩な環境と生物多様性
アルタイ山脈は標高差による動植物の垂直分布が顕著で、シベリア中央部における高山植生をほぼ網羅しています。低地のステップから森林、ツンドラ、そして最高部の氷河・岩石地帯まで、多彩な環境が連続して見られるのが特徴です。生息する動物も環境ごとに異なり、ステップではハタリスやキヌゲネズミ、ソウゲンワシなど、森林地帯ではクマやオオヤマネコ、オオライチョウ、ホシガラスなど、高山帯ではアルタイキバシリやトナカイ、ユキヒョウなどが確認されています。特に、この地域の生態系の頂点に立つユキヒョウは、毛皮が美しく密猟の対象となり生息数を減らしたため、絶滅危惧種に指定されています。アルタイ地域は希少種や固有種が生息・生育する、山岳動植物の生物多様性を擁する重要な場としての価値を有しています。
その名にふさわしい豊かな鉱産資源が眠る土地
「アルタイ」とはタタール語で「黄金の山」を意味し、その名の通り古くから金の産地として知られています。現在も、アルタイ山脈のロシア領内では金・鉄・水銀・希少金属のほか、大理石や水晶、宝石も産出されており、豊富な鉱物資源が見られます。
アクセス
ノボシビルスクのトルマチョーヴォ空港からゴルノ・アルタイスク空港へ向かい、そこから車で約2~3時間。
執筆協力者PROFILE
幼少期に飛行機から見たさまざまな地形や街の姿に魅了され、大学で地理学を専攻。教壇に立つなかで世界遺産の可能性に惹かれ、世界遺産検定マイスターに。気象予報士の資格を持ち、趣味で各地の世界遺産とそこにみられる気候・気象現象との関連を探っている。
アクセス
ノボシビルスクのトルマチョーヴォ空港からゴルノ・アルタイスク空港へ向かい、そこから車で約2~3時間。
執筆協力者PROFILE
幼少期に飛行機から見たさまざまな地形や街の姿に魅了され、大学で地理学を専攻。教壇に立つなかで世界遺産の可能性に惹かれ、世界遺産検定マイスターに。気象予報士の資格を持ち、趣味で各地の世界遺産とそこにみられる気候・気象現象との関連を探っている。
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