アルト・ドウロのワイン生産地域
2000年の歴史をもつワイン畑の文化的景観

遺産DATA

地域 : ヨーロッパ 保有国 : ポルトガル共和国 分類 : 文化遺産 登録年 : 2001年 登録基準 : (iii) (iv) (v) 遺産の面積 : 246㎢ バッファ・ゾーン : 2,254㎢ 座標 : N41 6 6 W7 47 56

about

何世紀にもわたって築かれてきた段々畑

ポルトガル北部の港湾都市ポルトから北に100㎞ほどのドウロ川上流に位置するアルト・ドウロ地域では、2,000年前から伝統的な方法でワインが醸造されています。ここは、夏は暑く冬は寒冷で雨量が少ないという気候です。その自然環境がワインのブドウ栽培に適していました。何世紀にもわたり、起伏の激しい傾斜地にブドウの苗木を植えるための場所が整備され、さまざまな工夫を重ねて段々畑が築かれてきました。アルト・ドウロ地域は、広大な段々畑と、村々に点在するワイナリーや教会、道路など住民の暮らしも溶け込んで、唯一無二の景観を生み出しています。

世界最古の区画分けされたワイン生産地

アルト・ドウロ地域の主力製品である「ポート・ワイン」は、そのクオリティの高さで世界的に有名です。ポートの名は、ポルト港で船積みされていたことに由来します。17世紀後半、イギリスへ輸出されていたワインには、航海中に品質を保たせるために少量のブランデーが加えられていました。それがヒントとなり、ここで作られるワインには発酵中にブランデーを添加し、発酵を止めることで糖分とアルコール分を高めるという独自の方法がとられるようになったと伝えられています。また、1756年には世界で初めてワイン産地の区画分けがなされ、原産地呼称を管理するための規制が設けられました。これは無秩序なブドウ畑の拡大を抑制し、製品の品質向上と管理措置の実施を目的とした画期的な制度でした。

アクセス

アルト・ドウロ観光の起点となるのはレグア。ポルトのサン・ベント駅またはカンパニャン駅からレグアまでは、列車で1時間45分~2時間15分。

執筆協力者PROFILE

記者(フリーランス)/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師

北海道出身。高校時代にAFSでタイ王国へ交換留学。その後、同志社大学へ進学し、卒業後は専門紙記者として10年働いたのち、一般メディアで編集および取材活動に従事。世界遺産検定マイスター。特に好きな分野は、一神教などの宗教・信仰関連遺産。趣味は華道。

遺産DATA

分類 : 文化遺産
登録年 : 2001年
登録基準 : (iii) (iv) (v)
遺産の面積 : 246㎢
バッファ・ゾーン : 2,254㎢
座標 :N41 6 6 W7 47 56

アクセス

アルト・ドウロ観光の起点となるのはレグア。ポルトのサン・ベント駅またはカンパニャン駅からレグアまでは、列車で1時間45分~2時間15分。

執筆協力者PROFILE

記者(フリーランス)/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師

北海道出身。高校時代にAFSでタイ王国へ交換留学。その後、同志社大学へ進学し、卒業後は専門紙記者として10年働いたのち、一般メディアで編集および取材活動に従事。世界遺産検定マイスター。特に好きな分野は、一神教などの宗教・信仰関連遺産。趣味は華道。