国立歴史文化公園“メルヴ”
要塞キズ・カラ。大きなものと小さなものがあり、いずれも現在も調査が行われている

遺産DATA

地域 : 西・南アジア 保有国 : トルクメニスタン 分類 : 文化遺産 登録年 : 1999年 登録基準 : (ii) (iii) 遺産の面積 : 3.5324㎢ バッファ・ゾーン : 8.833㎢ 座標 : N37 42 2.988 E62 10 39

about

世界最西端の仏教遺跡が現存

トルクメニスタンは、中央アジア南西部に位置し、同国のカラクム砂漠南端にあるメルヴは、シルク・ロードの要衝として栄えたオアシス都市で、最も古く、かつ最も良い状態で残っている都市遺跡です。紀元前6世紀から盛衰を繰り返し、セルジューク朝の首都となった12世紀頃には最盛期を迎えました。文化の中心地としても重要となり、多くのイスラム教学者などが訪れました。一時期はさまざまな宗教が共存し、イスラム教、ゾロアスター教、キリスト教に関する遺構のほか、仏塔や僧院跡など世界最西端の仏教遺跡が現存しています。1221年にモンゴルの軍勢によって滅ぼされました。

アフマド・サンジャルの墓
セルジューク朝最盛期のスルタン、アフマド・サンジャルの墓(ⒸYz-Wu/Adobe Stock)

アクセス

トルクメニスタンのマリ市からタクシーで約30分。

執筆協力者PROFILE

萩原 卓
萩原 卓
NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター/森林インストラクター/自然観察指導員/国家資格キャリアコンサルタント

大阪府出身。大学卒業後電気機器メーカーに入社、2015年退職。在職時代世界遺産に興味を持ち、2010年世界遺産検定マイスター資格取得、以降世界遺産アカデミー認定講師として、大学、自治体、カルチャー教室等で世界遺産講座や世界遺産検定対策講座など多数実施中。

遺産DATA

分類 : 文化遺産
登録年 : 1999年
登録基準 : (ii) (iii)
遺産の面積 : 3.5324㎢
バッファ・ゾーン : 8.833㎢
座標 :N37 42 2.988 E62 10 39

アクセス

トルクメニスタンのマリ市からタクシーで約30分。

執筆協力者PROFILE

萩原 卓
萩原 卓
NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター/森林インストラクター/自然観察指導員/国家資格キャリアコンサルタント

大阪府出身。大学卒業後電気機器メーカーに入社、2015年退職。在職時代世界遺産に興味を持ち、2010年世界遺産検定マイスター資格取得、以降世界遺産アカデミー認定講師として、大学、自治体、カルチャー教室等で世界遺産講座や世界遺産検定対策講座など多数実施中。