アペニン山脈北部の蒸発岩カルストと洞窟群
狭い範囲に多くの洞窟が密集する。洞窟群の総延長は100kmにも及ぶ(©Piero Lucci/Regione Emilia-Romagna/CC BY 4.0

遺産DATA

地域 : ヨーロッパ 保有国 : イタリア共和国 分類 : 自然遺産 登録年 : 2023年 登録基準 : (viii) 遺産の面積 : 36.8㎢ バッファ・ゾーン : 83.48㎢ 座標 : N44 22 47.8 E10 23 20.1(Alta Valle secchia)

about

地質学研究で貴重な蒸発岩カルストによる洞窟群

イタリア半島を縦貫するアペニン山脈の北部に位置する蒸発岩カルストと洞窟群からなるシリアル・サイトです。蒸発岩は、海水や湖水などでの鉱物を含んだ水が干上がることにより、水中に溶けた物質が固まってつくられた堆積岩のことです。その多くはカルスト地形を形成し、洞窟が見られます。この地域では洞窟の密度が非常に高く、比較的狭い地域に900以上の洞窟があり、その総延長距離は100㎞を超えています。また、最も深いものでは地下265mに達しています。この一帯では、保存状態の良いカルスト地形が広範囲に存在し、希少な岩石や鉱物が豊富で、16世紀以来、世界中の多くの博物学者や科学者により、蒸発岩カルストの研究が国際的に続けられている貴重な場所となっています。

アクセス

エミリア・ロマーニャ州のボルゴターロは、洞窟探検や自然観察のひとつの拠点。ボルゴターロには鉄道駅があり、イタリア各地からのアクセスが可能。

執筆協力者PROFILE

NPO法人世界遺産アカデミー客員研究員

米国総合化学会社の日本法人にて海外人事部門などで40年間勤務した後、筑波大学大学院人間総合科学研究科世界文化遺産学専攻の博士課程を修了。博士(世界遺産学)。日本造園学会会員。日本シルク学会会員。元大東文化大学国際関係学部非常勤講師。

遺産DATA

分類 : 自然遺産
登録年 : 2023年
登録基準 : (viii)
遺産の面積 : 36.8㎢
バッファ・ゾーン : 83.48㎢
座標 :N44 22 47.8 E10 23 20.1(Alta Valle secchia)

アクセス

エミリア・ロマーニャ州のボルゴターロは、洞窟探検や自然観察のひとつの拠点。ボルゴターロには鉄道駅があり、イタリア各地からのアクセスが可能。

執筆協力者PROFILE

NPO法人世界遺産アカデミー客員研究員

米国総合化学会社の日本法人にて海外人事部門などで40年間勤務した後、筑波大学大学院人間総合科学研究科世界文化遺産学専攻の博士課程を修了。博士(世界遺産学)。日本造園学会会員。日本シルク学会会員。元大東文化大学国際関係学部非常勤講師。