
about
古代ローマの軍事・交易路としての重要性
アッピア街道は、紀元前312年にローマの執政官アッピウス・クラウディウス・カクエスの指導のもとに建設されました。最初は軍事的な目的で、ローマとカプアを結ぶために造られ、その後、ベネヴェントゥム、タレントゥム、ブリンディジウムへと延伸されました。これにより、東方や小アジアへのローマの拡大が促進され、街道は軍事征服だけでなく、農業生産や交易の発展にも寄与し、ローマ帝国の繁栄を支える重要なインフラとなりました。
ローマ建築技術の粋を集めた土木遺産
アッピア街道は、ローマの土木技術の粋を集めた建設物として評価されています。道路の建設には、広範な土地の開墾や大規模な土木工事が伴い、長期にわたる維持管理が行われました。街道沿いには、凱旋門、浴場、円形劇場、橋、水道橋、運河、公共の噴水など、ローマ帝国の高度な建築技術を示す多くの構造物が点在し、これらの遺構は、古代ローマの都市計画や建築技術の発展を物語っています。
アクセス
地下鉄A線(Linea A)で「San Giovanni」駅からバス。バス118はアッピア街道公園の中を走るため便利。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
アクセス
地下鉄A線(Linea A)で「San Giovanni」駅からバス。バス118はアッピア街道公園の中を走るため便利。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
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