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オーストラリア南北に存在する2つの化石保存地区
オーストリア大陸は、かつて存在したと考えられているゴンドワナ大陸から分裂してできた大陸で、数億年前は森と湖が広がる場所で、そこに生息する動物は巨大だったことが分かっています。太古に生息していた動植物は、大陸が他の地域から切り離されたために、独自の進化を遂げていきました。オーストラリア南部のナラコートと北部のリヴァーズレーでは、哺乳類の進化に関わる重要な化石が数多く発掘されており、最古のものは約1,000万~3,000万年前にまでさかのぼります。
化石が語る哺乳類進化の連続した記録
1969年、ナラコート洞窟では、洞窟学者のグラント・ガートレルらによって、絶滅したライオンの一種であるティラコレオ・カルタフェニクス(フクロライオン)のほぼ完全な骨格が発見されました。また、体長が2mにもなるカンガルーの一種、ステヌルス・オクシデンタリスの完全な骨格や、かつて生息していたオーストラリア史上最大の有袋類で、ウォンバットに似たディプロトドンの骨の化石も発掘されています。これら化石は、この大陸特有の哺乳類の進化を示す例とされています。一方、リヴァーズレーはかつて湿潤な森林が広がっていた地域で、現在は乾燥した環境に適応している多くの哺乳類が、森林起源であったことを明らかにしています。大陸特有の哺乳類の進化と、過去の気候変動が動物相に与えた影響を示す例とされています。
アクセス
ナラコートへは、南オーストラリア州都アデレードから車で約3時間半。リヴァーズレーへは、クイーンズアイランド州都ブリスベンから飛行機で約2時間半。
執筆協力者PROFILE
兵庫県出身。中学3年生の夏休みの台湾ひとり旅をきっかけに、旅行先の歴史・景色・料理など、世界を知る魅力のとりこになる。「世界遺産を学習して見て感動して」をモットーに活動。全国通訳案内士の資格も有し、日本の魅力も発信している。
アクセス
ナラコートへは、南オーストラリア州都アデレードから車で約3時間半。リヴァーズレーへは、クイーンズアイランド州都ブリスベンから飛行機で約2時間半。
執筆協力者PROFILE
兵庫県出身。中学3年生の夏休みの台湾ひとり旅をきっかけに、旅行先の歴史・景色・料理など、世界を知る魅力のとりこになる。「世界遺産を学習して見て感動して」をモットーに活動。全国通訳案内士の資格も有し、日本の魅力も発信している。
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