
about
フィリピンの自然条件に適応した建築様式
スペイン統治時代の16~18世紀にかけて建築されたバロック様式の教会群で、マニラのサン・アグスティン教会、パオアイ(ルソン島北部)のサン・アグスティン教会、サンタ・マリア(ルソン島北部)のアスンシオン教会、パナイ島ミアガオのビリャヌエバ教会の4つが登録されています。これら4つの教会は、バロック様式をフィリピンの気候風土に合わせて再解釈した優れた例であり、その後のフィリピンにおける教会建築に大きな影響を与えました。
教会建築と伝統的なモチーフの融合
4つの教会は、侵略者や地震活動などを想定して堅牢な要塞のような重厚な構造を持っており「地震のバロック」とも呼ばれています。石やレンガで造られた教会には、キリストの生涯などの宗教的なモチーフに加え、パパイヤやココナッツ、ヤシの木といった地元フィリピンの伝統的なモチーフを加えた装飾が見られるなど、ヨーロッパ的な建築の要素とフィリピンの伝統に根ざした要素が見事に融合しています。
アクセス
【サン・アグスティン教会(マニラ)】マニラ・ニノイアキノ空港から車で約30分。/【サン・アグスティン教会(パオアイ)】ラオアグ空港から車で約30分。/【アスンシオン教会(サンタ・マリア)】マニラから車で約6時間。/【ビリャヌエバ教会(ミアガオ)】イロイロ空港から車で約1時間。
執筆協力者PROFILE
2017年世界遺産検定1級合格。2018年世界遺産検定マイスター合格。2020年世界遺産アカデミー認定講師登録。福井県唯一の世界遺産アカデミー認定講師として、県内の公民館等での生涯学習講座講師として活動中。世界遺産プランニングチームpassword・『みんなで勉強会』リーダー。
アクセス
【サン・アグスティン教会(マニラ)】マニラ・ニノイアキノ空港から車で約30分。/【サン・アグスティン教会(パオアイ)】ラオアグ空港から車で約30分。/【アスンシオン教会(サンタ・マリア)】マニラから車で約6時間。/【ビリャヌエバ教会(ミアガオ)】イロイロ空港から車で約1時間。
執筆協力者PROFILE
2017年世界遺産検定1級合格。2018年世界遺産検定マイスター合格。2020年世界遺産アカデミー認定講師登録。福井県唯一の世界遺産アカデミー認定講師として、県内の公民館等での生涯学習講座講師として活動中。世界遺産プランニングチームpassword・『みんなで勉強会』リーダー。
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