about
市民を守るため町ごと城壁で取り囲んだ城塞
スイス南東部、ティチーノ州にあるベリンツォーナ城塞群は、アルプス山麓においてかつて渓谷全体を封鎖し、市民を守るために町ごと取り囲む城壁で結んだ城塞からなる中世ヨーロッパの軍事建造物群です。この一帯はイタリアと西ヨーロッパを結ぶ交通の要所であったことから、古代ローマやミラノ公国をはじめとする国々の支配を受け、多くの城塞が築かれてきました。13世紀にティチーノ渓谷全体を見渡すように築かれた「カステル・グランデ」、グランデからムラータと呼ばれる城壁で結ばれた14世紀建設の「カステッロ・ディ・モンテベッロ」、そこから少し離れた場所に建つ1480年建設の「カステッロ・ディ・サッソ・コルバーロ」の3つの城が世界遺産に登録されています。グランデを中心に、いずれも岩山の頂上にそびえ立ち、外敵の侵入に目を光らせていました。
アクセス
チューリッヒ中央駅からベリンツォーナ駅まで列車で約1時間40分。ベリンツォーナ駅からカステル・グランデまで徒歩約5分。
執筆協力者PROFILE
広島県出身。平和継承の入口として世界遺産検定を受験。現在は認定講師として大学、専門学校等で講座実施。2021年にポッドキャスト「行きたくなる世界遺産!」(地域情報/トラベル部門最高2位獲得)を開設しパーソナリティを務めつつ世界遺産関連施設で番組イベントを開催。
アクセス
チューリッヒ中央駅からベリンツォーナ駅まで列車で約1時間40分。ベリンツォーナ駅からカステル・グランデまで徒歩約5分。
執筆協力者PROFILE
広島県出身。平和継承の入口として世界遺産検定を受験。現在は認定講師として大学、専門学校等で講座実施。2021年にポッドキャスト「行きたくなる世界遺産!」(地域情報/トラベル部門最高2位獲得)を開設しパーソナリティを務めつつ世界遺産関連施設で番組イベントを開催。
Similar Heritage
特徴が似た遺産を探す