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他地域にも影響を与えたイスラム建築
アルジェリアの首都アルジェから南東へ約200km、標高1000mの盆地の斜面に、ハンマード朝の首都として栄えた城塞都市の遺跡があります。1007年に建設されたこのベニー・ハンマードには、隊商交易によって富が集中しました。街を囲んだ約7kmの城壁や宮殿、アルジェリアで2番目に大きなモスクの遺構などが今でも残っています。また、モスク付属のミナレットは装飾が施され、高さが25mもあり、アルジェリアで最古級のものです。後のモロッコやスペインなどのミナレット建築のモデルとなりました。
他民族による侵攻で街は衰退
ベニー・ハンマードは商業や学問、工芸などの中心地として飛躍的に発展しました。歴史家のイブン・ハルドゥーンによれば、この地に来ればさまざまな機会に恵まれるため、遠い国からも多くの留学生が来たようです。しかし、その栄華は長くは続きませんでした。当時、マグレブ(北西アフリカ)で存在感を増しつつあったヒラール族による侵攻を恐れた住民の多くは、1090年頃にはこの土地から去っていきました。そして、1148年にはシチリア島からのノルマン人の襲撃と、さらにその4年後には、ムワッヒド朝の軍隊が攻め入ってきました。彼らが街を焼き討ちにしたことによって、守備兵と住民ら約8,000人が命を落としたと伝えられています。
アクセス
アルジェから車で約3時間半。
執筆協力者PROFILE
北海道出身。高校時代にAFSでタイ王国へ交換留学。その後、同志社大学へ進学し、卒業後は専門紙記者として10年働いたのち、一般メディアで編集および取材活動に従事。世界遺産検定マイスター。特に好きな分野は、一神教などの宗教・信仰関連遺産。趣味は華道。
遺産DATA
アクセス
アルジェから車で約3時間半。
執筆協力者PROFILE
北海道出身。高校時代にAFSでタイ王国へ交換留学。その後、同志社大学へ進学し、卒業後は専門紙記者として10年働いたのち、一般メディアで編集および取材活動に従事。世界遺産検定マイスター。特に好きな分野は、一神教などの宗教・信仰関連遺産。趣味は華道。
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