about
南ウェールズに残る初期の産業都市景観
ブレナヴォンは、イギリス南ウェールズのエイヴォン・ロイド渓谷の上流に位置する街で、19世紀には世界でも有数の鉄鉱石と石炭の産地でした。古代ローマ時代から鉄の生産が行われていたとされ、18世紀後半に近代的な製鉄所が建設されました。最盛期には66万tもの鋳造量があり、イギリスの産業革命を支える存在でした。製鉄所や炭鉱、そして労働者の邸宅、また鉄道、運河による輸送システムなど、初期の産業都市の景観が今も残されています。
良好に保存された炭鉱跡と製鉄所跡
ブレナヴォンでは、閉山した炭鉱跡や操業を終えた製鉄所跡が見られます。ビッグ・ピットと呼ばれる炭鉱は1980年に閉山しましたが、現在は「ビッグ・ピット国立石炭博物館」となっています。ここは深層炭鉱であり、巻き上げ機がある地上の建物は、操業当時のまま残されています。また、体験型の博物館としてガイド付きツアーが用意されています。観光客は、鉱夫のようにヘッドライトをつけてエレベーターで地下に降りて、今も保存されている坑道を見学することができます。また、18世紀後半に建設されたブレナヴォン製鉄所は、当時の最新鋭の技術で造られた溶鉱炉が、ほぼ完全な形で残されています。
アクセス
ロンドン、ラディントン駅から列車でニューポートまで約1時間40分。さらにバスで約55分。
執筆協力者PROFILE
米国総合化学会社の日本法人にて海外人事部門などで40年間勤務した後、筑波大学大学院人間総合科学研究科世界文化遺産学専攻の博士課程を修了。博士(世界遺産学)。日本造園学会会員。日本シルク学会会員。元大東文化大学国際関係学部非常勤講師。
アクセス
ロンドン、ラディントン駅から列車でニューポートまで約1時間40分。さらにバスで約55分。
執筆協力者PROFILE
米国総合化学会社の日本法人にて海外人事部門などで40年間勤務した後、筑波大学大学院人間総合科学研究科世界文化遺産学専攻の博士課程を修了。博士(世界遺産学)。日本造園学会会員。日本シルク学会会員。元大東文化大学国際関係学部非常勤講師。
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