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13世紀のフレスコ画に見る東欧中世芸術の最高峰
ソフィアの郊外に位置するボヤナの教会は、3つの異なる時代に建設された建物で構成されていますが、特に1259年に描かれた第2の教会のフレスコ画は、中世の絵画の中で最も重要なコレクションの一つです。この絵画は、ビザンチン様式を継承しつつも、独特の表現力と生命力に満ち、調和のとれたプロポーションで描かれています。本遺産は、東ヨーロッパの中世芸術において、最も完全かつ完璧な保存状態を誇る建造物の一つです。
10世紀から19世紀にかけて築かれた三層構造の建築
ボヤナの教会は、10世紀に建設された東側の教会に始まり、13世紀初頭にセバストクラトル・カロヤンによって2階建ての第2の建物が増築されました。さらに、19世紀初頭に第3の教会が建てられ、全体は均質な構成となっています。建築様式としては、ドーム屋根を備えたギリシャ十字型の平面構成で、陶器の装飾がされ豪華なファサードを持つ教会の純粋な例です。この教会建築は、10世紀から11世紀、13世紀、19世紀という三つの時代の建物のコンセプト、形態、発展が明確に示されたものとなっています。
複数の時代の壁画層が物語る高度な壁画技術
この教会の内部には、11世紀、13世紀、15世紀から17世紀、19世紀の各時代の壁画層が残されており、それぞれの時代の壁画の質の高さを証明しています。特に13世紀の絵画が最も傑出した芸術的価値を持っていますが、11世紀と12世紀のフレスコ画の断片や、1882年に前室に加えられた絵画も、清掃、補修、保存が行われました。この修復作業は2008年に完了し、現在は空調設備が完備され、常に管理されています。これにより、教会の壁画は、各時代の高度な芸術的伝統を伝える貴重な証拠として保全されています。
アクセス
ソフィア中心部から64番 か 107番のバスで約30〜40分。バス停から教会までは徒歩約5分。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
アクセス
ソフィア中心部から64番 か 107番のバスで約30〜40分。バス停から教会までは徒歩約5分。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
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