about
世界最大級の面積を誇る自然遺産
カナイマ国立公園は、南米ベネズエラの南東部、ギアナ高地に位置し、面積は約300万ヘクタールに及びます。これは四国の約1.6倍に相当し、世界最大級の自然保護区の一つとされています。公園の65%はテーブルマウンテン(テプイ)と呼ばれる独特な地形で覆われており、これらの地形は生物学的・地質学的に非常に重要な存在です。
世界一の落差を誇るエンジェルフォール
公園内には、世界一の落差を誇る滝、アンヘルの滝(エンジェルフォール)が位置しています。その高さは979mで、途中で水流が霧状になり、滝壺が存在しないという特徴があります。滝はアウヤンテプイ山の頂上から流れ落ちており、その壮大な景観は訪れる人々を魅了しています。
ペモン族の聖地としての文化的価値
カナイマ国立公園は、ペモン族と呼ばれる先住民族の伝統的な領土に位置しています。ペモン族は、公園内のテプイ(神の家)を「マワリ」と呼ばれる精霊の住処と信じており、これらの自然の巨石は彼らの文化と精神性の中心となっています。観光業の発展により、ペモン族は地域のガイドや宿泊施設の運営を通じて、持続可能な生計を立てています。
アクセス
首都のカラカスから拠点となるカナイマ村までチャーター便かツアー会社の小型機で約1時間半~2時間。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
アクセス
首都のカラカスから拠点となるカナイマ村までチャーター便かツアー会社の小型機で約1時間半~2時間。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
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