about
建築家ヴィオレ・ル・デュクによる修復
カルカソンヌの都市は、オクシタニー地方のオード県の大西洋と地中海を結ぶ歴史的な交通路に位置し、オード川の流れを見下ろす岩の上に立っています。ローマ以前の時代から、この丘には要塞が築かれてきました。現在の姿は、主に13世紀に開発された大規模な防御システムを備えた中世の城塞都市の傑出した例です。この防御システムには、住居、通り、壮麗なゴシック様式の大聖堂、城、及びそれに関連する主要な建築物を取り囲む二重の囲いが含まれています。内側の城壁には26の円形塔、外側の城壁には19の円形塔があり、囲いは堀に囲まれ、中世都市への主要な二つの入口であるナルボネーズ門とロード門は特に精巧な構造をしています。12世紀の伯爵の城及び関連する主要建築物はローマ城壁の西側部分に建設されました。聖ナゼールと聖セルスに捧げられたバシリカは、とび梁(フライング・バットレス)がなく、内部のヴォールト構造によって安定性が確保されています。カルカソンヌがその特別な重要性を持つのは、1853年から1879年まで行われた近代保存科学の創設者の一人、ヴィオレ=ル=デュクによる長い修復プロジェクトのおかげでもあります。

アクセス
日本からパリやマルセイユの空港までの直行便が便利。国内線でトゥールーズ空港まで移動し、そこから鉄道で約1時間。
執筆協力者PROFILE
民間企業勤務のサラリーマン。趣味は世界遺産と言語。「リラの僧侶」の名で世界遺産ポッドキャスト「ニュースで読み解く世界遺産」のラジオパーソナリティーを担当。好きな世界遺産はリラの修道院。
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日本からパリやマルセイユの空港までの直行便が便利。国内線でトゥールーズ空港まで移動し、そこから鉄道で約1時間。
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民間企業勤務のサラリーマン。趣味は世界遺産と言語。「リラの僧侶」の名で世界遺産ポッドキャスト「ニュースで読み解く世界遺産」のラジオパーソナリティーを担当。好きな世界遺産はリラの修道院。
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