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ローマ帝国以前のエトルリア人が残した遺跡
イタリア中部ラツィオ州に位置するチェルヴェテリとタルクィニアには、エトルリア人が残した大規模な墓地遺跡があります。エトルリア人は、紀元前8 ~前1世紀頃にイタリア半島で暮らしていた先住民族で、トスカーナ地方を中心に数多くの都市国家を建設し、地中海北部で都市文明を築きました。やがてローマ帝国に併合されてローマ人に同化しましたが、その独自の文化は継承されました。2箇所の墓地遺跡は、古代からギリシャ時代に至るエトルリア人の文化水準の高さや、生活習慣などを伝えています。
エトルリアの文化や生活を伝える墓地遺跡
チェルヴェテリ近郊にあるバンディタッチャ墳墓は、区画整理された都市のように、様々な形状をした何千もの墳墓が道路沿いに整然と並んでいます。これらは、当時の住宅や神殿を模したもので、エトルリアの住宅建築を今に伝える貴重な遺跡となっています。タルクィニア近郊のモンテロッツィ墳墓では、岩に切り込まれた約6,000もの墳墓が発掘されています。そのうちの200基の墓には、彩色されたフレスコ画が描かれています。エトルリア人の生活や世界観を伝えており、最も古いものは紀元前7世紀まで遡ります。これらのフレスコ画はローマ時代以前の古典的な芸術作品であり、ルネサンス期の芸術家であるミケランジェロはタルクィニアを訪れ、その姿をスケッチに描いていました。
アクセス
チェルヴェテリへは、ローマ、テルミニ駅から列車でラディスポリまで約45分、さらにバスで約10分。タルクィニアへは、ローマ、テルミニ駅から列車で約1時間30分。
執筆協力者PROFILE
米国総合化学会社の日本法人にて海外人事部門などで40年間勤務した後、筑波大学大学院人間総合科学研究科世界文化遺産学専攻の博士課程を修了。博士(世界遺産学)。日本造園学会会員。日本シルク学会会員。元大東文化大学国際関係学部非常勤講師。
アクセス
チェルヴェテリへは、ローマ、テルミニ駅から列車でラディスポリまで約45分、さらにバスで約10分。タルクィニアへは、ローマ、テルミニ駅から列車で約1時間30分。
執筆協力者PROFILE
米国総合化学会社の日本法人にて海外人事部門などで40年間勤務した後、筑波大学大学院人間総合科学研究科世界文化遺産学専攻の博士課程を修了。博士(世界遺産学)。日本造園学会会員。日本シルク学会会員。元大東文化大学国際関係学部非常勤講師。
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