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黒曜石や翡翠の交易で繁栄したコパン王朝
マヤ文明を代表する古代都市遺跡の一つである「コパンのマヤ遺跡」は、ホンジュラスの紙幣である1レンピラ札にも描かれています。この遺跡は、ホンジュラス最西部、グアテマラとの国境近くに位置しており、その地域には紀元前1500年頃から人が定住していた証拠が残っています。ここは黒曜石や翡翠などの産地でもあり、コパン王朝はその交易によって5世紀頃から繁栄しました。コパンを軍事や商業の両面から発展させたのは、7世紀末に即位したワシャクラフン・ウバーフ・カウィル王です。第13代目となるこの王は、石碑の表記に「18」と「ウサギ」を意味する文字が使用されていたため、研究者から「18ウサギ王」とも呼ばれます。
3万点以上の石像彫刻に刻まれた繊細な表現
この遺跡の中心は、祭祀用の大広場と建造物群からなるアクロポリスです。4,500を超える遺構が発見されているこの遺跡の特徴の一つは、完成度の高い石像彫刻です。神殿や祭壇、石碑に刻まれた王、神官、動物などの3万点を超える石像彫刻には、加工しやすい凝灰岩が用いられており、現在でも繊細な表現がきれいに残されています。コパン最後の第16代王が築いた「祭壇Q」には歴代のコパン王の肖像が刻まれており、63段の階段がある「神聖文字の階段」と呼ばれるピラミッド型の神殿には2,200以上のマヤ文字が刻まれています。これらはコパン王朝史とマヤ文字の解明に大きく貢献しています。
アクセス
サンペドロスーラからコパン・ルイナスまでバスで約3時間、そこからコパンのマヤ遺跡までは車で約5分。
執筆協力者PROFILE
北海道出身。高校時代にAFSでタイ王国へ交換留学。その後、同志社大学へ進学し、卒業後は専門紙記者として10年働いたのち、一般メディアで編集および取材活動に従事。世界遺産検定マイスター。特に好きな分野は、一神教などの宗教・信仰関連遺産。趣味は華道。
アクセス
サンペドロスーラからコパン・ルイナスまでバスで約3時間、そこからコパンのマヤ遺跡までは車で約5分。
執筆協力者PROFILE
北海道出身。高校時代にAFSでタイ王国へ交換留学。その後、同志社大学へ進学し、卒業後は専門紙記者として10年働いたのち、一般メディアで編集および取材活動に従事。世界遺産検定マイスター。特に好きな分野は、一神教などの宗教・信仰関連遺産。趣味は華道。
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