コロとその港
ネオ・バロック様式の影響が見られるサン・フランシスコ聖堂

遺産DATA

地域 : 南米 保有国 : ベネズエラ・ボリバル共和国 分類 : 文化遺産 登録年 : 1993年 危機遺産 : 2005年~ 登録基準 : (iv) (v) 遺産の面積 : 0.184㎢ バッファ・ゾーン : 1.863㎢ 座標 : N11 24 35.258 W69 40 45.2

about

大航海時代を物語る植民都市の遺産

コロとその港は、1527年にスペイン人によって建設された、ベネズエラ最古の植民都市の一つです。17世紀以降、カリブ海に浮かぶオランダ領アンティル諸島との密貿易で繁栄しました。この町はカリブ海沿岸におけるスペイン初期の植民地開発の中心地であり、当時の都市計画がそのまま保存されています。ボリバル広場に面した16世紀建造の教会など、約600もの歴史的建造物が残されており、ヨーロッパ列強の進出と植民地時代の生活様式を今に伝える貴重な文化的遺産として、その歴史的価値が認められています。

独創的な建築様式と伝統技術を後世に残す遺産

この遺産の建築様式は、カリブ海沿岸の他の都市とは異なる点が特に評価されています。スペインの植民地様式と、対岸のオランダ領の島々から伝わった様式が融合した独特な街並みは、この地域が文化交流の重要な拠点であったことを示しています。さらに、土と木材を組み合わせた伝統的な泥造建築技術「バハレケ」や日干し煉瓦「アドベ」が、現在も修復に用いられており、環境に適応した建築手法の優れた例となっています。

危機を乗り越え今に続く歴史的価値

コロとその港は、2004年から2005年にかけての豪雨による大規模な洪水で甚大な被害を受け、2005年には危機遺産リストに登録されました。この出来事は、この遺産の脆弱性を浮き彫りにしましたが、地元政府と国際社会の協力による保護活動が進められています。このような困難を経験しながらも、歴史的建造物が修復され、その姿を現代に伝えていることは、この遺産が持つ不屈の価値を証明しています。

アクセス

首都カラカスからバスで6〜8時間ほど。

執筆協力者PROFILE

NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター

福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。

遺産DATA

地域 : 南米
分類 : 文化遺産
登録年 : 1993年
危機遺産 : 2005年~
登録基準 : (iv) (v)
遺産の面積 : 0.184㎢
バッファ・ゾーン : 1.863㎢
座標 :N11 24 35.258 W69 40 45.2

アクセス

首都カラカスからバスで6〜8時間ほど。

執筆協力者PROFILE

NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター

福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。