ディライーヤのツライフ地区
三角形の穴はナジャディ様式の特徴。伝統的な様式として現代の建築デザインにも取り入れられている

遺産DATA

地域 : 西・南アジア 保有国 : サウジアラビア王国 分類 : 文化遺産 登録年 : 2010年 登録基準 : (iv) (v) (vi) 遺産の面積 : 0.2878㎢ バッファ・ゾーン : 2.3795㎢ 座標 : N24 44 2.88 E46 34 20.9

about

サウード朝最初の首都

サウジアラビアの首都リヤドの北西に位置するディライーヤは、アラビア半島に存在したサウード朝の最初の首都でした。15世紀に築かれたツライフ地区は、アラビア半島中心部特有のナジャディ様式の建築様式を今に伝えてくれています。ナジャディ様式とは、砂漠という環境に適合するために、日干しレンガやヤシの木を利用し、三角形の開口部を設けたアラビア半島のオアシス独特の建築様式のことです。多くの建物が廃墟になってしまっているものの、ほとんど構成要素の大部分が現存しており、急激な近代化の開発を免れていたため、保存状態も良好です。

ワッハーブ派の根拠地

ディライーヤのツライフ地区に光があたるのは18世紀から19世紀初頭にかけてです。この都市に住んでいたスンナ派イスラム教の改革者、ムハンマド・イブン・アブドゥル・ワッバーフが熱心に説教を続けたことにより、この地はワッハーブ派の根拠地となりました。また、サウード家とワッハーブ派の結びつきも強くなり、その結果ツライフ地区はアラビア半島において統合力を備え持つ最初の歴史的中心地となりました。なお、ここから20世紀に入りワッハーブ派はサウード家と手を結び、サウジアラビアを建国しました。また、この地にはサウード家の宮殿や行政機関が置かれ、今でも宮殿などの遺跡が数多く残っています。

アクセス

首都リヤドから車で約20分。

執筆協力者PROFILE

京都橘大学・大阪成蹊大学講師/NPO世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター

世界遺産検定初代マイスターの一人。地歴公民科の教諭として7年間大阪の公立高校で勤務。現在、世界遺産アカデミー認定講師として大学や私立中学で講義、授業を展開。また、自身のYouTubeチャンネル「翼の世界史チャンネル」で受験世界史の動画を配信。

遺産DATA

分類 : 文化遺産
登録年 : 2010年
登録基準 : (iv) (v) (vi)
遺産の面積 : 0.2878㎢
バッファ・ゾーン : 2.3795㎢
座標 :N24 44 2.88 E46 34 20.9

アクセス

首都リヤドから車で約20分。

執筆協力者PROFILE

京都橘大学・大阪成蹊大学講師/NPO世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター

世界遺産検定初代マイスターの一人。地歴公民科の教諭として7年間大阪の公立高校で勤務。現在、世界遺産アカデミー認定講師として大学や私立中学で講義、授業を展開。また、自身のYouTubeチャンネル「翼の世界史チャンネル」で受験世界史の動画を配信。