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世界でも有数の熱帯雨林が織りなす生物多様性の宝庫
ブラジル北東部のバイーア州とエスピリトサント州にまたがる『ディスカヴァリー・コースト大西洋沿岸森林保護区群』は、およそ1,120㎢の大西洋沿岸森林と、レスティンガ(低木地帯)を含む8つの異なる森林保護区から構成されています。大西洋沿岸森林は、アマゾン地域の森林などと並び、地球上で最も生物多様性に富んだ熱帯雨林のひとつとされています。また、ブラジル国内で最も絶滅危惧種・希少種が多い地域で、樹木種の70%、霊長類の85%、哺乳類の39%が固有種となっています。なお大西洋沿岸森林は、生物地理学的に北東部(ディスカヴァリー・コースト)と南東部の2つの地域に分割されます。後者のエリアは『サウス・イースト大西洋沿岸森林保護区群』として別の世界遺産に登録されています。
多くの固有種や希少種がいる生物の宝庫
この地域には、世界の植物相の約20%が含まれており、その中には絶滅危惧植物627種が含まれます。サッカーコート1面分の広さに生育する樹木の種数は、300~450種にも及ぶといいます。動物相も非常に豊かで、哺乳類261種、鳥類620種、両生類280種、爬虫類200種で構成されており、固有種や絶滅危惧種も多く含まれています。しかし、ブラジル北東部では森林伐採や土地開発が進み、森林面積が急速に縮小しています。かつてブラジルの国土の約15%にあたる125万㎢に広がっていた大西洋沿岸森林も、現在はわずが8%の9万㎢しか残っていません。ディスカヴァリー・コースト地域では、現在175㎢ほどの原生林が残っており、この遺産はそのうちの約8割を保護しています。絶滅危惧種や固有種の生息地として、世界的にも極めて重要な役割を果たしています。

アクセス
ポルト・セグーロを拠点に、日帰りツアーに参加するのが一般的。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
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ポルト・セグーロを拠点に、日帰りツアーに参加するのが一般的。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
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