about
800年近く残るイスラーム建築物の傑作
トルコ中央部のディヴリーイに、大モスクと病院が残っています。この大モスクは1229年頃に首長のアフメット・シャーにより建造されたものであり、アフメット・シャーの妻トゥラン・メレクの命令によって、ダルシュ・シファと呼ばれる病院も併設されました。これらは1077年に興ったルーム・セルジューク朝の代表作として知られています。なお、ルーム・セルジューク朝とは、スンナ派王朝セルジューク朝の一派がニケーアを首都として成立させた王朝です。これらの複合施設は、ルーム・セルジューク朝のイスラーム建築の最高傑作として高く評価されています。15世紀から度々修復作業が施されてきたため、これまで大きな損壊を免れてきたようです。
病院が併設された大モスク
大モスクの内部には、ミフラーブの上に六角形の尖ったドームがあり、北と西には精巧に作られた記念碑的な石の門があります。外観は簡素ではありますが、円柱には植物文様や幾何学文様などの美しいレリーフが彫られています。北側3分の2程がモスクであり、残り南側は病院となっており、両者は壁で隔てられています。病院のダルシュ・シファはアナトリアで最古級の病院であり、通常の治療だけでなく、『クルアーン』の朗読やスーフィーによる音楽などが院内で響き渡ったため、一定のリラックス効果も期待されたようです。なお、一部の部屋は、アフメット・シャーと妻のトゥラン・メレク達の墓となっています。

アクセス
イスタンブルからスィヴァスまで飛行機で約1時間30分。そこからディヴリーイまで車で約2時間30分。
執筆協力者PROFILE
世界遺産検定初代マイスターの一人。地歴公民科の教諭として7年間大阪の公立高校で勤務。現在、世界遺産アカデミー認定講師として大学や私立中学で講義、授業を展開。また、自身のYouTubeチャンネル「翼の世界史チャンネル」で受験世界史の動画を配信。
アクセス
イスタンブルからスィヴァスまで飛行機で約1時間30分。そこからディヴリーイまで車で約2時間30分。
執筆協力者PROFILE
世界遺産検定初代マイスターの一人。地歴公民科の教諭として7年間大阪の公立高校で勤務。現在、世界遺産アカデミー認定講師として大学や私立中学で講義、授業を展開。また、自身のYouTubeチャンネル「翼の世界史チャンネル」で受験世界史の動画を配信。
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