about
12世紀から17世紀の間に建てられたと考えられる乾式石積み建築物
「マンダラ山脈のディ・ギッド・ビィの文化的景観」はカメルーン最北部のマンダラ山脈北部にある16の乾式石造建築遺跡を中心に構成されています。ディ・ギッド・ビィとは,現地のマファ語で「首長の邸宅跡」を意味し、これらの乾式石積み建築物は12世紀から17世紀の間に建てられたと考えられています。最初の建設者は不明ですが、この地域には15世紀からマファ族が居住しています。マファ族にとってこれらの遺跡は犠牲や儀式、そして祖先崇拝の場となっています。周囲の景観には、段々畑、家屋、墓、礼拝所、職人の活動などが見られ、人々と環境の間に古くから受け継がれてきた文化的・精神的なつながりが反映されています。
マファ族とディ・ギッド・ビィ遺跡との交流
マンダラ山脈の山頂には考古学的遺跡がありますが、緩衝地帯を形成する斜面や低地では現代のマファ族が段々畑、住居、祭祀場、墓地を築いてきました。こうした人々とディ・ギッド・ビィ遺跡との交流により、これらの遺跡は過去と現在、そして生者と死者との対話の場となり、現在まで保護されてきました。「マンダラ山脈のディ・ギッド・ビィの文化的景観」は、人類の定住の重要な段階における特徴的な土地利用形態とそれが環境とどのように関係しているかを示す類まれな例です。これは環境管理における精神性と人間の才能の力を雄弁に物語っています。マファ族は時代の課題に立ち向かうための明白な精神的な力をこの遺跡に見いだしています。こうした理由から、これらの遺跡は保護され、世界と共有すべき特別な価値を持つものと見なされています。
アクセス
カメルーンの主な空の玄関口は最大都市ドゥアラにあるドゥアラ国際空港。日本からカメルーンへの直行便はなく、パリ、チューリッヒ、ブリュッセルといったヨーロッパの都市を経由するのが一般的。最寄りの空港はマルア・サラック空港で、ドゥアラ国際空港からマルア・サラック空港まで所要時間は1時間50分。遺産はマルア・サラック空港から北西約70kmの地点に位置している。
執筆協力者PROFILE
國學院大学文学部史学科卒。東海大学大学院文学研究科史学専攻修士課程修了。文学修士。NPO法人世界遺産アカデミー認定講師。世界遺産検定マイスター。歴史能力検定1級。世界史、世界遺産、ビッグヒストリーに関するさまざまな書籍の執筆・翻訳・監修を手掛けてきた。
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カメルーンの主な空の玄関口は最大都市ドゥアラにあるドゥアラ国際空港。日本からカメルーンへの直行便はなく、パリ、チューリッヒ、ブリュッセルといったヨーロッパの都市を経由するのが一般的。最寄りの空港はマルア・サラック空港で、ドゥアラ国際空港からマルア・サラック空港まで所要時間は1時間50分。遺産はマルア・サラック空港から北西約70kmの地点に位置している。
執筆協力者PROFILE
國學院大学文学部史学科卒。東海大学大学院文学研究科史学専攻修士課程修了。文学修士。NPO法人世界遺産アカデミー認定講師。世界遺産検定マイスター。歴史能力検定1級。世界史、世界遺産、ビッグヒストリーに関するさまざまな書籍の執筆・翻訳・監修を手掛けてきた。
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