about
エディンバラ城を中心に中世の面影を残す旧市街
小高い岩山の上に建つエディンバラ城は旧市街の代表的建築物で、7世紀につくられた砦が起源だとされています。11世紀後半からスコットランド王の居城となり、王国間の抗争やイングランドとの戦いの舞台となりました。現在見られるノルマン様式を用いた城の建物は、18世紀以降に再建されたものです。城内の宮殿は軍事博物館として使用され、歴代のスコットランド王の戴冠式で使われたスクーンの石が展示されています。エディンバラ城の東には、現在でも王室の滞在地として使用されているホリールードハウス宮殿があります。エディンバラ城とこの宮殿を結ぶ道はロイヤルマイル(王宮通り)と呼ばれ、旧市街の中心街になっています。
都市計画により碁盤の目状に広がる新市街
新市街は区画整理がなされた美しい街並が特徴です。1767年から1890年にかけて、旧市街の北側の平野に7つのニュータウンが建設されました。エディンバラ市は新市街の設計計画案を公募し、当時無名であった建築家ジェームズ・クレイグが選ばれました。彼を中心にイギリスを代表する建築家が結集し、調和のとれた気品のある街並みがつくられていきました。区画整理がなされた土地に新古典主義の1つであるジョージアン様式の建物が並んでいます。また、建築家ロバート・アダムが新市街に設計したシャーロット広場は、都市における新古典派の傑作であると評されています。
アクセス
ロンドン(ヒースロー空港)からエディンバラまで、飛行機で約1時間20分。空港から市街地までは約10㎞あり車で20分。鉄道では、ロンドン(キングズ=クロス駅)からエディンバラ(ウェーバリー駅)まで約4時間半。
執筆協力者PROFILE
米国総合化学会社の日本法人にて海外人事部門などで40年間勤務した後、筑波大学大学院人間総合科学研究科世界文化遺産学専攻の博士課程を修了。博士(世界遺産学)。日本造園学会会員。日本シルク学会会員。元大東文化大学国際関係学部非常勤講師。
アクセス
ロンドン(ヒースロー空港)からエディンバラまで、飛行機で約1時間20分。空港から市街地までは約10㎞あり車で20分。鉄道では、ロンドン(キングズ=クロス駅)からエディンバラ(ウェーバリー駅)まで約4時間半。
執筆協力者PROFILE
米国総合化学会社の日本法人にて海外人事部門などで40年間勤務した後、筑波大学大学院人間総合科学研究科世界文化遺産学専攻の博士課程を修了。博士(世界遺産学)。日本造園学会会員。日本シルク学会会員。元大東文化大学国際関係学部非常勤講師。
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