about
18世紀の一般市民が居間兼寝室に設置
オランダ北部、フラーネカーの歴史地区の中心部にある質素な家の中に、現在も運営されている世界最古のプラネタリウムがあります。一般市民の羊毛製造業者だったエイセ・エイシンハが考案・制作したもので、家は1774年から1781年にかけて建造され、居間兼寝室の天井と南壁にプラネタリウムが組み込まれました。木製の輪や円盤、鉄のピンなど、シンプルながら堅固な素材でつくられたプラネタリウムは、1781年以来ほぼ継続的に稼働。今日まで一般に公開され、天文学専用の教育センターとして使われています。
惑星の位置や動きをリアルに再現
設置されたプラネタリウムは、当時太陽系と呼ばれていたものを再現した、動く機械仕掛けの縮尺模型です。太陽、月、地球、そして当時知られていた他の5つの惑星(水星、金星、火星、木星、土星)の位置を縮尺通りの距離でリアルに再現。模型は1つの振り子時計で駆動し、惑星が太陽の周りをリアルタイムで公転します。今でも正常に機能しているということは、メンテナンスのための詳細で的確な指示が残されているという何よりの証拠です。制作者の創意工夫や先見性をうかがわせ、20世紀および21世紀の天井投影型プラネタリウムの先駆けの一つとされています。
アクセス
執筆協力者PROFILE
文化遺産や美術工芸を自身のテーマに関西や北陸、四国で長年取材・執筆。アンコールやマヤなど海外の遺跡取材や、「世界遺産ポンペイの壁画展」などの展覧会運営にも携わった。国内唯一の点字新聞でデスクを担った経験から、世界遺産のアクセシビリティーにも関心を持つ。
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執筆協力者PROFILE
文化遺産や美術工芸を自身のテーマに関西や北陸、四国で長年取材・執筆。アンコールやマヤなど海外の遺跡取材や、「世界遺産ポンペイの壁画展」などの展覧会運営にも携わった。国内唯一の点字新聞でデスクを担った経験から、世界遺産のアクセシビリティーにも関心を持つ。
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