エオーリエ諸島
「ストロンボリ式」噴火でよく知られるストロンボリ島。火山学の発展に寄与してきた、研究の象徴的存在

遺産DATA

地域 : ヨーロッパ 保有国 : イタリア共和国 分類 : 自然遺産 登録年 : 2000年 登録基準 : (viii) 遺産の面積 : 12.16㎢ 座標 : N38 29 16.3 E14 56 44.1

about

「風の神」が住む風光明媚な火山群島

エオーリエ諸島は、イタリアのシチリア島の北岸沖に浮かぶ7つの主要な島と5つの小島で構成されています。「火山」という名のヴルカーノ島、諸島内最大のリーパリ島、そして「地中海の灯台」との異名を持つストロンボリ島などが、長い火山活動の歴史によって形成されました。また、青く澄んだ海に囲まれた美しい風景や、噴火が続く火山、海に湧き出る温泉などで、人気のリゾートとなっています。「エオーリエ」という名前は、ギリシャ神話の風の神アイオロス(イタリア語でエオーロ)が住むところという伝説に由来しています。

火山現象の研究拠点となった島々

エオーリエ諸島では、18世紀から火山現象の研究が行われています。単発で大規模な噴火を起こすヴルカーノ島と、周期的にマグマを吹き出すストロンボリ島の名前は、それぞれ「ヴルカーノ式」「ストロンボリ式」として、2種類の噴火を表す火山学の専門用語となっています。美しい円錐形をしたストロンボリ島では現在も火山活動が続いていて、粘り気の少ないマグマによる噴火を、毎日数十分に一度観察することができます。これらの島々は、火山島の形成や進行中の火山活動を知る研究の宝庫となっています。

アクセス

イタリア本土のミラッツオ港とナポリを往復する船が、エオーリエ諸島の主な島々を経由している。夏期にはシチリア島のパレルモやチェファルーからも船が出る。

執筆協力者PROFILE

NPO法人世界遺産アカデミー客員研究員

米国総合化学会社の日本法人にて海外人事部門などで40年間勤務した後、筑波大学大学院人間総合科学研究科世界文化遺産学専攻の博士課程を修了。博士(世界遺産学)。日本造園学会会員。日本シルク学会会員。元大東文化大学国際関係学部非常勤講師。

遺産DATA

分類 : 自然遺産
登録年 : 2000年
登録基準 : (viii)
遺産の面積 : 12.16㎢
座標 :N38 29 16.3 E14 56 44.1

アクセス

イタリア本土のミラッツオ港とナポリを往復する船が、エオーリエ諸島の主な島々を経由している。夏期にはシチリア島のパレルモやチェファルーからも船が出る。

執筆協力者PROFILE

NPO法人世界遺産アカデミー客員研究員

米国総合化学会社の日本法人にて海外人事部門などで40年間勤務した後、筑波大学大学院人間総合科学研究科世界文化遺産学専攻の博士課程を修了。博士(世界遺産学)。日本造園学会会員。日本シルク学会会員。元大東文化大学国際関係学部非常勤講師。