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オスマン帝国時代に整備された難攻不落の城砦
イラク北部のクルド人自治区の都市エルビル(アルビルとも)の楕円形の丘の上にある城砦です。ここには新石器時代~銅器時代の紀元前5,000年頃(シュメール文明以前)にはすでに人が住んでいたことが文字記録によりわかっています。その後紀元前2,000年頃には、古代アッシリアの中心都市「アルベラ」があり、アッシュールバニパル王の宮殿があったといわれています。ここは数千年に亘って人がずっと居住していた場所です。城砦は長い歴史のなかで破壊・崩壊と再建を繰り返し、現在の城塞はオスマン帝国時代に整備されたものです。堅牢な高い城壁は難攻不落の城のたたずまいです。
再生プロジェクトで住民が立ち退きを求められた
20世紀に入り、古い街並みが次々と失われてきたため、21世紀になって再生プロジェクトが開始されました。しかし、その際、残っていた住民が1家族を除いて全員立ち退きを求められたそうです。1家族だけ住み続けさせたのは「数千年に亘りずっと人が居住している」という看板を守るためだといわれています。考古学調査が終わり、再生プロジェクトが終了した段階で50家族程度は戻す予定のようです。
アクセス
2025年11月現在、外務省の海外安全HPで、イラクのクルディスタン地域全域に危険レベル4の「退避勧告」が出ており、渡航はできない。
執筆協力者PROFILE
早稲田大学卒業。損害保険会社勤務の傍ら世界遺産を勉強し、退職後いくつかの大学にて関連講座を担当。現在は大学講師と趣味の音楽(クラシック歌手)の二刀流。
アクセス
2025年11月現在、外務省の海外安全HPで、イラクのクルディスタン地域全域に危険レベル4の「退避勧告」が出ており、渡航はできない。
執筆協力者PROFILE
早稲田大学卒業。損害保険会社勤務の傍ら世界遺産を勉強し、退職後いくつかの大学にて関連講座を担当。現在は大学講師と趣味の音楽(クラシック歌手)の二刀流。
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