フォンテーヌブロー宮殿と庭園
宮殿入口の馬蹄型の階段は、この宮殿のシンボル的存在。ナポレオン1世が退位時に、近衛兵に別れを告げた逸話が残る

遺産DATA

地域 : ヨーロッパ 保有国 : フランス共和国 所在地 : Department of Seine-et-Marne, Ile-de-France 分類 : 文化遺産 登録年 : 1981年 範囲変更年 : 2025年 登録基準 : (ii) (iv) 遺産の面積 : 1.44㎢ 座標 : N48 24 7 E2 41 53

about

ルネサンスとフランス芸術の融合

フォンテーヌブロー宮殿は、12世紀からフランス国王たちによって使用されていた狩猟用の館で、16世紀にイタリア遠征中にルネサンス美術に魅了されたフランソワ1世によって改築されました。ミケランジェロなどのイタリアの建築家、画家、彫刻家たちとの交流を通じて、フランスの芸術家たちもそれまでの技術や表現を見直すほど大きな影響を受けました。フォンテーヌブローの庭園も数世紀にわたる重要な変化を遂げました。ナポレオンが近衛兵に別れを告げた「別れの中庭」などが残っています。また、1685年のナントの王令の廃止や1814年のナポレオン1世の退位といった歴史的に重要な出来事とも関連しています。

フォンテーヌブロー宮殿と庭園
著名なイタリアの芸術家が招かれ、豪華絢爛な装飾が施された。フランス絶対王政の繁栄を物語る建物のひとつ(Ⓒedmondlafoto/Pixabay)

アクセス

日本からパリのシャルル・ド・ゴール空港へ移動。空港からはパリ市内のリヨン駅に移動し、フランス国鉄のR線を利用して「フォンテーヌブロー=アヴォン駅」へ約40分。駅からはバスまたはタクシーで15分ほど。

執筆協力者PROFILE

渡邊 圭
渡邊 圭
NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター(世界遺産アカデミー賞)

民間企業勤務のサラリーマン。趣味は世界遺産と言語。「リラの僧侶」の名で世界遺産ポッドキャスト「ニュースで読み解く世界遺産」のラジオパーソナリティーを担当。好きな世界遺産はリラの修道院。

遺産DATA

所在地 : Department of Seine-et-Marne, Ile-de-France
分類 : 文化遺産
登録年 : 1981年
範囲変更年 : 2025年
登録基準 : (ii) (iv)
遺産の面積 : 1.44㎢
座標 :N48 24 7 E2 41 53

アクセス

日本からパリのシャルル・ド・ゴール空港へ移動。空港からはパリ市内のリヨン駅に移動し、フランス国鉄のR線を利用して「フォンテーヌブロー=アヴォン駅」へ約40分。駅からはバスまたはタクシーで15分ほど。

執筆協力者PROFILE

渡邊 圭
渡邊 圭
NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター(世界遺産アカデミー賞)

民間企業勤務のサラリーマン。趣味は世界遺産と言語。「リラの僧侶」の名で世界遺産ポッドキャスト「ニュースで読み解く世界遺産」のラジオパーソナリティーを担当。好きな世界遺産はリラの修道院。