南アフリカの人類化石遺跡群
「リトル・フット」と呼ばれる猿人の骨格化石が発見されたスタークフォンテン洞窟

遺産DATA

地域 : アフリカ 保有国 : 南アフリカ共和国 分類 : 文化遺産 登録年 : 1999年 範囲拡大年 : 2005年 登録基準 : (iii) (vi) 座標 : S25 55 45.00 E27 47 20.00(Sterkfontein, Swartkrans, Kromdraai, and Environs)

about

人類進化の定説に影響を与える発見も

南アフリカ北東部のスタークフォンテン渓谷一帯には多くの石灰岩洞窟があります。ここからは、400万年前から100万年前の間に生きていた初期人類の化石が多数出土しており、アフリカ大陸が人類発祥の地であることを明らかにするものです。スタークフォンテン渓谷は、1999年にスワートクランズ、クロムドラーイ地区とともに世界遺産登録され、2005年にはマカパン渓谷、タウング頭骨化石遺跡が追加登録されました。これらの遺跡群では、現在もなお新しい発見が続いています。20世紀末には「リトル・フット」と称される367万年前の猿人の骨格化石が、2013年には「ホモ・ナレディ」と命名された、新種のヒト属の化石も発見されています。

初期人類の直立二足歩行を究明するための証拠

1924年、タウングという鉱山町の石灰岩採石場で、ある頭蓋骨が発見されました。これは、霊長類の子どもの頭蓋骨の化石であると断定され、「アウストラロピテクス・アフリカヌス」(〈アフリカの南の猿〉の意味)と命名されました。推定年齢33歳のこの頭蓋骨は、「タウング・チャイルド」と呼ばれています。ここでは他にも様々な初期人類の化石が見つかっており、どのように直立二足歩行ができるようになっていったのか、その進化を究明する上で、重要な証拠となっています。

アクセス

スタークフォンテン洞窟までは、ヨハネスブルグから車で約1時間。

執筆協力者PROFILE

石川 香澄
石川 香澄
記者(フリーランス)/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師

北海道出身。高校時代にAFSでタイ王国へ交換留学。その後、同志社大学へ進学し、卒業後は専門紙記者として10年働いたのち、一般メディアで編集および取材活動に従事。世界遺産検定マイスター。特に好きな分野は、一神教などの宗教・信仰関連遺産。趣味は華道。

遺産DATA

地域 : アフリカ
分類 : 文化遺産
登録年 : 1999年
範囲拡大年 : 2005年
登録基準 : (iii) (vi)
座標 :S25 55 45.00 E27 47 20.00(Sterkfontein, Swartkrans, Kromdraai, and Environs)

アクセス

スタークフォンテン洞窟までは、ヨハネスブルグから車で約1時間。

執筆協力者PROFILE

石川 香澄
石川 香澄
記者(フリーランス)/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師

北海道出身。高校時代にAFSでタイ王国へ交換留学。その後、同志社大学へ進学し、卒業後は専門紙記者として10年働いたのち、一般メディアで編集および取材活動に従事。世界遺産検定マイスター。特に好きな分野は、一神教などの宗教・信仰関連遺産。趣味は華道。