フライ・ベントスの産業景観
旧アングロ食肉加工工場の工場跡

遺産DATA

地域 : 南米 保有国 : ウルグアイ東方共和国 所在地 : Department of Rio Negro West, Uruguay 分類 : 文化遺産 登録年 : 2015年 登録基準 : (ii) (iv) 遺産の面積 : 2.738㎢ バッファ・ゾーン : 21.277㎢ 座標 : S33 7 4 W58 19 54

about

世界に名を馳せたコンビーフの故郷

フライ・ベントスは、ウルグアイ南西部のウルグアイ川に突き出た地で、1859年設立の食品加工工場を中心に発展した街です。肉の調達から加工・梱包・発送までの全工程が行われ、1865年にロンドンで設立されたリービッヒ肉エキス製造会社の工場や、1924年にリービッヒ社を買収したアングロ食肉加工工場の建物や設備も含まれています。最盛期には50ヵ国以上の国から5,000人以上の移民労働者が集まるなど、国内の主産業のひとつとなっていました。フライ・ベントスで生産・輸出された牛肉エキスやコンビーフは、ヨーロッパで大変人気のある食品となっていたようです。残念ながら1979年に操業停止となりましたが、ここには当時の移民労働者の様子と食肉産業の全体像を今に伝える建造物が残っています。

アクセス

日本からウルグアイのモンテビデオのカラスコ国際空港まで、サンパウロやブエノスアイレスなどを経由して約40時間。モンテビデオからフライ・ベントスまではバスで約5時間かかる。

執筆協力者PROFILE

細谷 正文
細谷 正文
大東文化大学・フェリス女学院大学講師/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師

早稲田大学卒業。損害保険会社勤務の傍ら世界遺産を勉強し、退職後いくつかの大学にて関連講座を担当。現在は大学講師と趣味の音楽(クラシック歌手)の二刀流。

遺産DATA

地域 : 南米
所在地 : Department of Rio Negro West, Uruguay
分類 : 文化遺産
登録年 : 2015年
登録基準 : (ii) (iv)
遺産の面積 : 2.738㎢
バッファ・ゾーン : 21.277㎢
座標 :S33 7 4 W58 19 54

アクセス

日本からウルグアイのモンテビデオのカラスコ国際空港まで、サンパウロやブエノスアイレスなどを経由して約40時間。モンテビデオからフライ・ベントスまではバスで約5時間かかる。

執筆協力者PROFILE

細谷 正文
細谷 正文
大東文化大学・フェリス女学院大学講師/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師

早稲田大学卒業。損害保険会社勤務の傍ら世界遺産を勉強し、退職後いくつかの大学にて関連講座を担当。現在は大学講師と趣味の音楽(クラシック歌手)の二刀流。