about
皇帝が余生を過ごした地に残る記念碑的建造物群
ローマ皇帝(在位:305~311年)ガイウス・ウァレリウス・マクシミアヌス・ガレリウスによって建造された街で、彼の母ロムラの名を取ってロムリアーナとも呼ばれていました。ガレリウスはローマ帝国を4分割し、二人の正帝と二人の副帝によって統治していた時代(テトラルキア時代)の皇帝で帝国の東側を統治した皇帝の一人で、古代ローマの属州モエシアの農民出身から軍人となり皇帝となった人物です。ガムジグラードは、彼が政治の表舞台を去った後の余生を過ごした地で、彼の生誕地でもあります。
軍人皇帝を象徴する堅固な城壁
歴代テトラルキア皇帝はいずれも軍の最高指導者でしたが、それを象徴するようにガムジグラードの宮殿は堅固な城壁で囲まれていました。遺跡は、要塞、宮殿、バシリカ、神殿、温浴施設、記念建造物群、霊廟などで構成されています。現世的な宮殿と死後の霊廟や心的空間が混在しており、その空間活用が特徴的な遺跡となっています。
アクセス
ベオグラードから車で約2時間半~3時間。
執筆協力者PROFILE
2017年世界遺産検定1級合格。2018年世界遺産検定マイスター合格。2020年世界遺産アカデミー認定講師登録。福井県唯一の世界遺産アカデミー認定講師として、県内の公民館等での生涯学習講座講師として活動中。世界遺産プランニングチームpassword・『みんなで勉強会』リーダー。
アクセス
ベオグラードから車で約2時間半~3時間。
執筆協力者PROFILE
2017年世界遺産検定1級合格。2018年世界遺産検定マイスター合格。2020年世界遺産アカデミー認定講師登録。福井県唯一の世界遺産アカデミー認定講師として、県内の公民館等での生涯学習講座講師として活動中。世界遺産プランニングチームpassword・『みんなで勉強会』リーダー。
Similar Heritage
特徴が似た遺産を探す