about
雄大な自然の中に造られた「洞窟の修道院」
アルメニア中西部、アザート峡谷上流域の標高1,700mの地に、4~13世紀に築かれた修道院や墓が多数残されています。岩山に囲まれたこの場所に修道院が造られ始めたのは、アルメニアでキリスト教が国教となった4世紀初頭のことです。初期には岩をくり抜いて建てられたことから「アイリヴァンク(洞窟の修道院)」とも呼ばれました。ゲガルトとは「槍」を意味しており、イエス・キリストが十字架刑に処された時、イエスの死を確認するために脇腹を刺したとされる「ロンギヌスの槍」がこの地で発見されたことに由来しています。槍は使徒タッデウスにより持ち込まれたとされ、聖遺物として500年間この修道院に安置されています。
中世アルメニア建築の最高峰
ゲガルト修道院は中世アルメニアの教会・文化の中心地であり、大聖堂・教会・礼拝堂といった宗教施設、王子の墓、学校・写本室・図書館、岩を掘って造られた多くの修道士・聖職者の住居が見られます。アザート峡谷の自然美の中に佇むこれらの主要な建築群は13世紀に完成し、その多くが岩に掘り込まれ、アルメニア中世建築の最高峰と謳われています。中でも、13世紀初頭に築かれた、洞窟の聖堂につながる「ガビット(玄関ホール)」は中世アルメニア建築の至宝とされています。
アクセス
首都エレバンのスヴァルトノッツ国際空港から車・バスで約1時間半。
執筆協力者PROFILE
世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』に囲まれた和歌山県で生まれ育つ。大学在学中に「ふるさとと世界をつなげたい」と決意し、自治体の国際交流について研究。現在公立高校の地理歴史・公民科教諭。一児の母でもあり、結婚式や子の七五三も故郷の世界遺産で行った。
アクセス
首都エレバンのスヴァルトノッツ国際空港から車・バスで約1時間半。
執筆協力者PROFILE
世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』に囲まれた和歌山県で生まれ育つ。大学在学中に「ふるさとと世界をつなげたい」と決意し、自治体の国際交流について研究。現在公立高校の地理歴史・公民科教諭。一児の母でもあり、結婚式や子の七五三も故郷の世界遺産で行った。
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