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ポルトガル領インドの首都となりキリスト教化が進む
インド西部の港町「オールド・ゴア」と呼ばれる地には、多くのキリスト教の聖堂と修道院があります。ここは15世紀にビジャープル王国が建設した町でしたが、16世紀にポルトガルが占領し、ポルトガル領インドの行政府が置かれました。貿易で栄え、人口20万人以上の都市となります。16世紀の前半は目立ったキリスト教化は行われませんでしたが、16世紀半ば以降はヒンドゥー教寺院などが破壊され、キリスト教化が進みました。
カトリックの修道士が相次いで来訪
1517年にフランシスコ会の修道士がゴアに来訪したのを皮切りに、ドミニコ会、アウグスティヌス会、そしてイエズス会の修道士が来訪し、ゴアを拠点としてアジア地域への布教活動を行うようになりました。東方世界におけるカトリック布教の中心地となったのです。しかし、17世紀に入るとマラリアとコレラの相次ぐ蔓延により、町の大部分が放棄され、教会関連施設だけが残されました。
カトリック宣教団によって伝えられた多様な建築様式
一帯に残る建造物は、16~18世紀にかけてカトリック宣教団がアジア諸国にもたらしたマヌエル様式やマニエリスム様式、バロック様式などを今に伝えるものです。フランシスコ・ザビエルの棺が安置されている古典様式のボン・ジェズス・バシリカや、マヌエル様式とゴシック様式、バロック様式の要素が混在するアッシジの聖フランチェスコ教会と修道院、ローマのサン・ピエトロ大聖堂をモデルにしたサン・カジェターノ礼拝堂などが残ります。
アクセス
ムンバイからゴアの空港まで約1時間半。
執筆協力者PROFILE
早稲田大学卒業。損害保険会社勤務の傍ら世界遺産を勉強し、退職後いくつかの大学にて関連講座を担当。現在は大学講師と趣味の音楽(クラシック歌手)の二刀流。
Properties
聖カタリナのセ大聖堂
Cathedral of St. Catherina
アッシジの聖フランシス教会
Church and Convent of St. Francis of Assisi
ボン・ジェズス・バシリカ
Basilica of Bom Jesus
聖アウグスティヌス教会(遺跡)
Church of St. Augustine
アクセス
ムンバイからゴアの空港まで約1時間半。
執筆協力者PROFILE
早稲田大学卒業。損害保険会社勤務の傍ら世界遺産を勉強し、退職後いくつかの大学にて関連講座を担当。現在は大学講師と趣味の音楽(クラシック歌手)の二刀流。
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